富樫倫太郎のレビュー一覧
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シリーズ9作目。第1シリーズ完結の集大成。
670頁もあったけど読む手が止まらなかった。
色々なドラマが入り混じり飽きさせなかった。
SRОの捜査能力はあまり発揮されず……
尾形の妻は新興宗教にどっぷりつかり、沙織もミイラ取りがミイラになり教祖に心酔。
針谷と付き合ってるジャーナリストの貴子の元夫がキーマン。 凄腕のスナイパー東郷
阿部部長も副総監の盾になり銃弾に倒れる。
また、針谷はこの東郷を拳銃で殺す!
何人目やねん! 犯人殺したら真相究明できんやろ! 懲戒解雇や!
房子はせっせと麻友を殺人鬼に育てあげ、父親を殺させる。(転落死)
最後、純一を殺すシーンと房子を刺すシーンは驚いた。 房子は死んだのか?
一旦はこの第1シリーズは完結。
第2シリーズは麗子が室長とのことで楽しみだが、針谷はまだいるみたい。辞めさせられるやろ、普通!!
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これは面白かった。北条早雲という名前は知っていても、どんな人だったかは知らなかったが、俄然興味が湧いた。戦国時代に入る直前に生きた人という事もあり、これまで知る機会がなかったのは残念。小さい頃から書物好きで自分の頭で考えて行動することを好む。人を惹きつける不思議な魅力があり、正しいこと、約束したことは必ず実行する。まっすぐなゆえに、周囲と衝突することもある一方で、達観した考え方で運命に逆らわないようなところもある。自分にできることは何かを考え、あらゆる手段を活用して実現する戦略家でもある。時には残虐なこともあるが、全ては大義のため。北条家の物語、もっと読んでみたくなる。大河ドラマにならないかなあ。
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富樫倫太郎『ちぎれ雲 (三) 謀反の剣』中公文庫。
大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第三巻。今回も文庫書下ろし。
なかなか面白かった。麗門愛之助により明かされる浮遊剣の正体。その正体は秘剣などではなく、愛之助も闘いに際しては何時も傷を負い、そこにリアリティを感じる。
煬帝一味による御子神検校屋敷襲撃を撃退した麗門愛之助は、再び放蕩三昧の日々を送っていた。ある日、愛之助を庇って死んだ女盗賊の孔雀の墓参りへ行くと、孔雀と瓜二つの朱雀が現れる。一方、愛之助の親友である唐沢潤一郎の妹で女性剣士の佳穂は男装し、旗本奴の般若党の面々に闘いを挑んでいた。
そんな中、煬帝は幕府転覆を画策し、八代将軍吉宗の暗殺計画を実行する。
そして、いよいよ明らかになる愛之助と煬帝との因縁。
物語はまだまだ続く。
本体価格840円
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この巻で一気にハマってしまった。
山あり谷ありの怒涛の展開。米会所の創立による将来の希望が高まる中、転落する山代屋への婿入り打診を受け悩む吉左。婿入りすると商人としての道は開かれるが両思いの友人の邪魔立てをすることになる。断れば店に居れなくなるジレンマの中で、後者を即断する吉左。独立という希望の道が見えた中で今度は恋心を抱く加保の婚姻が進み、駆け落ちという最悪の選択をしてしまい絶望。更に駆け落ち発覚で互いに傷を負うが、周囲の手助けで何とか婚姻と独立を成し遂げる。まさに血を吐く思いで手に入れた幸せ。終盤、一気に5年経った時は驚いたが。
駆け落ちの選択をした時はなぜ月照に頼らなかったのかと思ったが、顛末を見てそこが吉左の良いところで本書にハマる理由なのだと思った。それが間違った選択だとしても大人のコネや権力で解決しようとしない姿勢は尊敬する。駆け落ち発覚後の展開も皆が親切すぎるように感じるが、これも吉左の人柄が成せる業だとすれば非常に納得がいく。大成する人の周りには勝手に人が集まるということの体現。この物語は吉左の人柄が推進力であり、もっと活躍を見たくなる。 -
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ネタバレ*新宿・歌舞伎町を根城にする2大犯罪組織の構成員が相次いで殺された。報復合戦を恐れた新宿署は警視庁捜査一課・SM 班に協力を求める。問題児揃いだが能力は極めて高い6人は、事件の裏に潜む男の存在を嗅ぎつけ驚くべき手段で彼を追い詰めていく。事件は本当に組織間の抗争なのか、裏社会で囁かれる「伝説の殺し屋」はどう関与しているのか。破天荒集団が活躍するシリーズ第3弾!*
展開の速さと物語のスピード感が爽快で一気読み。
出来すぎ感はあるものの、単純に面白かったー!
悪VS悪の構図なので心も痛まず、「伝説の殺し屋」スリーパーをひたすら全力で応援。
淡々と冷静に分析できる対応力も素晴らしいけど、
特に”身近なものを臨機応変に使う”と言う頭の切れっぷりに惚れ惚れ。
そんな寡黙で孤独なスリーパーがラストに言ったセリフよ…これはやばい!きゅんきゅん過ぎる。すぐに続きが読みたくてうずうずです。
が、今回SM班は完全に添え物でした。
だって、活躍しているのはホームズ先生(しかも勘)だけだし、帯の「驚くべき手段で追い詰め…」って、成りすまし&乗っ取りの違法行為のことなので、これで主役を張るのは無理でしょう。
とは言え、ベースが決まっているからこそ別サイドのストーリー展開が安定する面もあるので、SM班のファンでなければこれはこれでアリかと。
前作からの他の登場人物たちの経緯もさらりと書かれているので、シリーズものの楽しさも味わえます。 -
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富樫倫太郎『警視庁SM班IV キングベアー』角川文庫。
シリーズ第4弾。前作からの続き。
今回は警視庁捜査一課に新設されたSecret Mission班の一癖も二癖もあるはみ出し者の6人の刑事たちの活躍がたっぷり描かれるのかと思ったら、新宿の犯罪組織『金星連合』と『ルシファー』が手を組み、凄腕の元特殊部隊員の殺し屋『キングベアー』を雇い、伝説の殺し屋『スリーパー』こと山田太郎に前作の復讐するというストーリーだった。
警視庁SM班はまるっきりの脇役という感じなのだ。そして、その復讐劇の背後でまたまた怪しげな人物たちが蠢くのである。これはまだまだシリーズが続きそうだ。
前作の発端は悲惨な交通死亡事故だった。伝説の殺し屋『スリーパー』こと山田太郎が飼い犬の次郎と近所に住むシングルマザーの石沢樹里亜の幼い娘、愛里沙と散歩に出掛けると、ふと目を離した隙に次郎を追い掛けた愛里沙が次郎と共に2台の暴走車に轢き逃げされる。暴走車を運転していたのは新宿の犯罪組織『金星連合』と『ルシファー』のメンバーで、次郎と愛里沙の復讐を誓った太郎は車に同乗していた7人を次々と恐るべき手口で殺害していくのだった。
本作は、石沢樹里亜の元に山田太郎から助けを求める電話が掛かって来たところからストーリーが始まる。太郎は成田で『金星連合』『ルシファー』との銃撃戦で重傷を負い、生死不明となり、山小屋に身を潜めていたのだ。樹里亜は太郎の元に駆け付け、懸命の看病を行う。
一方、身内を殺された犯罪組織『金星連合』と『ルシファー』のボス達はスリーパーを確実に仕留めるため、海外から凄腕の元特殊部隊員の殺し屋『キングベアー』を招く。『スリーパー』と『キングベアー』のプロ同士の闘いの行方は……
本体価格880円
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購入済み
歴史的事実の背景をよりリアルに
北条氏康が主人公だが、彼に関わる戦国の英傑、今川義元、武田信玄、上杉謙信らの思いも作者が丁寧に明快に書き込まれている。英傑が火花を散らした複雑な時代を北条氏康がどう戦ったのかより深く理解できた。ここまで来ると氏政、氏直まで作者に書き尽くしてもらいたい。