あらすじ
世は戦国、領民たちから「韮山さま」と慕われている伊勢宗瑞こと、北条早雲。彼に見出された少年・風間小太郎は、伊勢家の未来を担う軍配者となるべく、足利学校に送り込まれた。そこでは兵法・占術・医術・観天望気――戦国大名のブレーンに必要な学問に励む傍ら、生涯のライバルたちにも巡り会う!新時代の戦国青春エンターテインメント。
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Posted by ブクログ
軍配者は、簡単に言うと三国志でいう孔明みたいな参謀のこと。早雲に素質を見込まれた小太郎(風魔の小太郎)という少年が氏康の軍配者に成長するまでの話。足利学校で山本勘助とともに軍配者としての才覚を磨いていく。勘助も小太郎も実在したかどうかわからないけど、こういう存在の人物は戦には必要だろう。エンタメとしてもスピーディで面白い小説。
Posted by ブクログ
前から気になっていたシリーズで読んでみると面白く当たりだった。
古い言い回しを使っていないので少し軽い感じがするが、それはそれで良いと思う。
このシリーズは全て読むだろう。
Posted by ブクログ
「早雲の軍配者 上」
北条早雲の晩年のお話し。
人格者で村人から慕われていた早雲は自分亡き後、この地が幸せにいまと変わらぬ生活を民に送ってもらいたいと常日頃から考え、我が孫の代まで考えて、孫を立派に補佐してくれる軍配者を見つけて、目をかける。
軍配とは、戦の総指揮だけではなく、天気「風水」、やいろんな学問に特化した者のこと。
目をかけられた主人公の小太郎は、貧しい身寄りのない百姓の若者。
小太郎が、有名な足利学校で同じように
軍配者を目指す若者と切磋琢磨していくものがたり。
かなり面白いのよ!
下巻も楽しみ!!やっぱり歴史物、武将者は面白い!
Posted by ブクログ
面白すぎる!
戦国青春ものというべきか、王道のエンターテイメント。
下巻を同時に買っておかなかったのが悔やまれる!(まあ、その書店に上巻しか無かったんですけどね)
詳細は下巻のレビューで!ああー、待ち遠しい。
Posted by ブクログ
面白い
なんとなく手にとって、読んでみたらハマった!
風間党?小太郎?あれあれ?軍配者?と思ってたけど、ここのレビュー見て、やっぱり風魔の小太郎なんだ!と分かった(笑
歴史に疎いので、山本勘助とかの関わりの設定がありかなしかは判断できないけれど、学友と将来的には戦で敵同士って胸が熱いよ。
続きは絶対読む
Posted by ブクログ
必ずしも表立った記録に現れるでもないが、実在した可能性も高い、重要な役割を担ったであろう人物達を主役に据えて物語を展開…或いは“時代モノ”の「最も面白いパターンの一つ」のように思う…
そうした系譜の作品で、永く“名作”として読み継がれる可能性も在るような作品に出逢った…
本作の主人公は、その“軍配者”となって行く若者である。かの北条早雲こと伊勢宗瑞に見出される若者、風摩小太郎が主人公だ。
“風摩小太郎”?色々な小説にも登場する「北条家の仕事を請けた忍者の棟梁、風魔小太郎」というのはお馴染みかもしれないが…その辺りの“事情”は是非本作で…
Posted by ブクログ
風間小太郎の青年期を描く青春歴史小説。後半の足利学校編は『堂島物語』を想起させる。異なるのは風間党による暗殺未遂や上野の盗賊村での難など、特に中世らしいエピソードが生々しくて興味深い。小太郎は素直な好人物とて描かれており、下巻でどこまで描かれるのか、どこまで黒く変わっていくのかが楽しみだ(個人的には初陣で曽我冬之助と対陣するまで、性格もそのままで、と予想する)。
Posted by ブクログ
久しぶりに面白い歴史小説に出会いました。今までこの作品を知らなかったのは、誠に不勉強でした。北条早雲の晩年を下地に、領地の掌握に知恵を絞る姿が窺え、若き軍配者の育成に力を注ぐ姿勢に心打たれました。
Posted by ブクログ
伊勢宗瑞、のちに北条早雲と呼ばれた男は豆州韮山のちにほぼ隠居の身であったが心配事があった。
息子の氏康は自らが鍛え上げ心配はない。懸念は孫の千代丸だった。武家に似合わず優しい幼子が伊豆、相模の二国を治める将来に自分はいない。誰か自らの意思を受け継ぎ、千代丸を導いてくれる助言者を探していた。
韮山の香山寺の和尚から人並み外れた子を見つけたとの知らせが宗瑞の耳に入る。かつて相模の忍、風間党を率いた男の残した倅だった。名を小太郎。兵書を与えてみると喜びそれを読んだ。
宗瑞は小太郎こそが千代丸の力になると考え、軍配者となるべく小太郎を日本最大の学び舎である足利学校に送った。
上巻はここまで。感想は下巻とまとめるでいいや。
Posted by ブクログ
「軍配者」シリーズ第一弾。北条早雲に見出される少年風間小太郎が「戦の全般に関して君主に助言する専門家」という軍配者を目指す物語。風間小太郎というと風間一族の話かと思いきや、軍配者を目指すため風間一族とは袂を分けたり、足利学校で後の山本勘助と同輩となったりという展開もおもしろい。
Posted by ブクログ
足利学校、名前しか知らなかった。そこで軍配者になるために学ぶことになった少年のお話。
国同士の過去や利害が絡まって、単純な友情だけでは済まなそうところに惹かれる。小太郎がこれからどう成長していくのか楽しみ。歴史の知識がないので、今後それぞれの国がどうなっていくのか全くわからない・・・
早雲の小太郎や民への想いに小太郎同様、泣きそうになる。素敵なお爺さんだ。
Posted by ブクログ
201311/面白い!!登場人物がみんなイイ!!表紙で損してる(時代物好きには敬遠されそう)気がするけど、却って新規ファンの興味をひきそうでいいのかも。
Posted by ブクログ
時代小説はあまり好きではなかったが、これは結構読みやすくて面白かった。小太郎が少年時代の話がメインなので青春小説っぽい部分もある。下巻も期待。
Posted by ブクログ
歴史・時代小説としては読み易い。所々で時代背景を掻い摘んで解説してくれるので、話の理解がしやすい。
軍配者というのは馴染みがなかったので、楽しく読んでます。下巻にも期待。
Posted by ブクログ
あまり読んだことのない、北条早雲と風魔小太郎の話なので新鮮でするする読めました。
また、話の流れや言葉遣いなと全てが歴史小説ぽくないので読みやすい。
軍配者を目指す爽やかな主人公達の行く末が楽しみです。