富樫倫太郎のレビュー一覧

  • 北条早雲5 疾風怒濤篇

    Posted by ブクログ

    やはり最終巻だけあって、これまで宗瑞を支えてきた問都普や紀之介といった大切な仲間が亡くなっていくのは寂しい限り。先日読んだ『北条五代』とは全く濃密度が違っていて、こちらの方が断然、5巻を通してすごく面白く読めました。このような民のことを考え、私欲のない人って素晴らしいなぁと思い、早雲の大ファンになってしまいました。まだまだこの先の北条家の行く末の物語を読みたい!

    0
    2024年05月06日
  • ちぎれ雲(二) 女犯の剣

    Posted by ブクログ

    富樫倫太郎『ちぎれ雲 (二) 女犯の剣』中公文庫。

    大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第二巻。第三巻も年内に刊行されるようだ。

    なかなか面白くなって来た。主人公の麗門愛之助と『煬帝』との因縁が少しずつ見えて来た。しかし、謎なのは愛之助が八代将軍吉宗の老中・本多忠良の刺客であることだ。次巻以降でその辺りが少しずつ明らかにされるのであろう。


    前巻で盗賊団『煬帝』の一味と死闘を演じた愛之助は箱根の温泉宿で傷を癒やす。宿の風呂で背中に茶枳尼天の刺青を入れた孔雀と名乗る謎めいた美女と出会い、男女の仲になろうとした時、密偵の帰蝶が現れ、江戸に呼び戻される。

    孔雀という美女は実は盗賊団を率いる女首領であり、愛之助の『猪母真羅』が忘れられず、未練を覚えていたのだ。

    一方、江戸では不良旗本を唐沢佳穂が男性剣士に扮して、真剣を成敗していた。そんな佳穂を探る、本多忠良の密偵・帰蝶。

    再び愛之助の前に再び現れた残虐な盗賊『煬帝』……

    本体価格820円
    ★★★★★

    0
    2024年04月24日
  • 北条氏康 河越夜襲篇

    Posted by ブクログ

    川越夜戦という戦国時代を齧った人なら誰もが結果を知っている出来事にこんなにワクワクするとは思わなかった。
    自分が歴史小説が好きだったことを改めて思い出した。

    0
    2024年02月07日
  • SRO neoⅠ 新世界

    Posted by ブクログ

    異能の人達の物語。ずば抜けて凄いところとダメなところがあって面白い。芝原室長は才色兼備だけど…。家政婦を雇えばいいのではと思うが、そういう事ではないのだろう。人は多面的。尾形さんと犬は微笑ましい。階級は高いけど、尾形さんが一番身近に感じられる。麻友は優しいけど、モンスターに成長しちゃうのかな?続きが楽しみ。

    0
    2024年02月02日
  • SRO neoⅠ 新世界

    Posted by ブクログ

    富樫倫太郎『SRO neo I 新世界』中公文庫。

    新章の幕開け。550ページ超の読み応えのあるボリューム。近藤房子の最後がやけに呆気なく、驚いた。木戸沙織が大宇宙真理の光教団の教主の子を宿したことにもショックを受けた。

    プロローグは前作『SRO IX ストレートシューター』のおさらいから始まる。そして何と大宇宙真理の光教団を巡る大事件の中、近藤房子の悪の教えを受けた美容師の石塚麻友がSROの川久保純一を刺殺する。さらには石塚麻友は母親の仇である近藤房子をも刺殺するのだ。余りにも呆気ない悪の世代交代劇。

    本編。SROの室長、山根新九郎は刑事部長に昇格し、芝原麗子が二代目室長に就任する。殉職した川久保に加え、大宇宙真理の光教団の信者となった木戸沙織が退職する。7人体制から5人体制になったSROにメンバー補充のため、科捜研から夏目悠太郎が異動して来た。SROにも世代交代の波がやって来たようだ。

    今回は未解決の広域連続殺人事件がメインで、その背後では3年前にテロを企てた大宇宙真理の光教団の怪しい動きと最凶シリアルキラー近藤房子の薫陶を受けた石塚麻友の暗躍が描かれる。また、SROのメンバーは、それぞれ様々な問題を抱えているというのだから厄介だ。


    二代目SRO室長に就任した芝原麗子は特に成果を上げられず、重圧に苦しんでいた。そんな中、夏目悠太郎は未解決の広域遺体遺棄事件が連続殺人事件である可能性を見出した。SROのメンバーは未解決の連続殺人事件の捜査に乗り出す。

    一方で3年前のテロ事件で教主の美福門太陽が罪を免れたことから再び力を取り戻しつつある大宇宙真理の光教団は、密かに動きを見せる。信者となった元SROの木戸沙織は教主の子を宿し、妻子が教団の熱心な信者となってしまったSROの尾形洋輔は独り悩み続ける。

    SROが広域連続殺人事件に立ち向かう中、石塚麻友は静かに自分たちの邪魔をする者たちを次々殺害していく。

    本体価格880円
    ★★★★★

    0
    2024年02月01日
  • 謙信の軍配者(上)

    Posted by ブクログ

    軍配者シリーズ、ついに読み終わってしまった…しばらく軍配者ロスになるかも。

    早雲→信玄→謙信と、3部とも一気読み必至。
    登場人物が皆個性的で魅力がある。
    最後まで読んで、このシリーズの本当の”主役”は、四郎左だなぁと。(あくまで個人的にだけど)
    怒ったり喜んだり、とりあえずよく泣いてしまう人間臭さと、波乱万丈としかいえない人生の歩みに、一番感情移入できたし、ところどころに出てくる「名言」もよかった。

    0
    2023年07月09日
  • 信玄の軍配者(上)

    Posted by ブクログ

    登場人物ひとりひとりのキャラクターが丁寧に描かれている本シリーズにおいて、とりわけ感情豊かで人間味溢れる四郎左の魅力が存分に味わえる。
    小太郎・冬之介と比べて苦労・辛酸の連続だった四郎左が、次第に周りに認められ、公私ともに充実感に満たされていく展開が胸アツ。
    次の「謙信〜」も楽しみでならない。

    0
    2023年07月02日
  • 早雲の軍配者(下)

    Posted by ブクログ

    信玄の軍配者は以前読んでいて、今回は早雲の軍配者。
    富樫先生の歴史ものはとても読みやすいです。軍師好きの私にとっては非常に面白かった。勘助との関係もよいですね!歴史ものは難しくて読みづらいという方にはとてもおススメです。次は謙信の軍配者ですね!

    0
    2023年05月29日
  • 決戦!大坂城

    Posted by ブクログ

    すごくおもしろかった。
    子ども向けの本だと出てこない武将が登場するのがうれしい。それから、いろいろな作者の短編集だから、この人から見たあの人と、別の人から見たあの人が違うのもおもしろい。このシリーズは全部読みたい。
    一番よかったのは「黄金児」で、その次は「忠直の檻」。(小5)

    0
    2023年03月05日
  • 北条氏康 河越夜襲篇

    Posted by ブクログ

    武田晴信が順調に信濃攻めを続け、一方で今川義元は太原崇孚雪斎の進言のもと両上杉とはかって北条包囲網を作り上げる。なんとか河東地域で今川との戦を収め、河越城を囲む上杉軍等の八万と戦い、夜襲にて勝利する。上杉憲政はとうとう長尾景虎を頼って息子を置いて越後へ逃れる。あれだけの大軍がなぜ敗れたか想像できたし、大将がアホでは兵が多くともダメなんだなと実感した。小田井原の戦いが起きた経緯や北条氏の内政についてもわかりやすく、小説とはいえ勉強になった。

    0
    2023年02月12日
  • SROⅨ ストレートシューター

    Posted by ブクログ

    え?!ラスト……!!!
    ほんとにSROシリーズは期待を裏切らない。
    今回もSROの面々はとんでもないことになっていく。
    確かに美福門太陽はすごい力を持ってて、でもそれに取り込まれない尾形さんカッケーって思いながら、だけど敏江と誠、木戸が教主に縋ってしまうのは仕方ないよね、、いろいろあったんだもの。。
    これから尾形家と木戸はどうなっちゃうのかな。。

    そしてSROはいつも残り数十ページで怒涛のように畳み掛けるけど、房子と麻友はどうなるの?って思ってたら、、え?え?え?ってなって純一には申し訳ないけど、純一の衝撃が吹っ飛んでしまったラストでした。
    まさかそう来るとは、、近藤房子も感無量でしょう!
    新九郎と房子の対決が好きだったので、もう見れないのはとても残念だけど。。

    しかも1stシーズン完結?って次からは2ndシーズンが始まるということよね?
    SROシリーズ大好きなので楽しみすぎる。
    早く次出ないかなー!

    0
    2023年01月22日
  • SROⅨ ストレートシューター

    Posted by ブクログ

    残酷な殺人シーンは苦手で若干読み飛ばしてしまう箇所はあるものの、とにかく読むのを止めるのが難しいくらい面白かった。まさかまさかの展開で先が、気になってしょうがない。
    近藤房子で、長らく引っ張るなぁと思っていたところの新たなるシリアルキラーの登場に、東郷がいい人に見えてしまう不思議。

    0
    2023年01月10日
  • 北条氏康 河越夜襲篇

    Posted by ブクログ

    敵は八万自分は八千十重二十重と囲まれし城をどう取り戻すのかハラハラドキドキ前代未聞の戦さそれぞれ多彩な登場人物像楽しく読み終えた。このシリーズは欠かさず読んでいる。

    0
    2022年11月30日
  • 北条早雲5 疾風怒濤篇

    Posted by ブクログ

    北条早雲という人は、下剋上の代表みたいな人なので、下牋の境遇から成り上がったと思っていたけど、意外と名門の出だったと知って、意外だった。でも、波乱万丈の生涯で、ハラハラしながら読んだ。

    0
    2022年06月01日
  • 謙信の軍配者(下)

    Posted by ブクログ

    足利学校三部作とは知らず、三部目から読んでしまいましたが、それなり楽しめました。歴史に名高い川中島の合戦の様子が、改めてよく解りよかったです。一部二部も機会があったら読みたいです。

    0
    2022年04月24日
  • 謙信の軍配者(上)

    Posted by ブクログ

    とても読みやすかった。時代小説特有の堅苦しさがなく、情景がどんどん浮かんで来る。表題と内容が、若干ずれるかもしれないが、それはそれで楽しめばよいことなので。

    0
    2022年04月22日
  • SROⅨ ストレートシューター

    Posted by ブクログ

    シリーズ第9弾は、600ページ越えの力作。
    前作から「SROシリーズ」自体は少し時間が空いているので、尾形の息子の事件とか忘れてしまっているものも少なくなかったが、メンバーは変わらず、今回同時発刊の「SM班シリーズ」でも少しSROの話は出て来るので、少し忘れている部分があっても、何とかついていける。
    房子のパートは相変わらず、淡々とSROメンバーへの復習を企てている様子が描かれる。
    同時に今回は凄腕のスナイパー・東郷の話や尾形の妻がハマっている新興宗教の話も本格的に絡んで来て、すごく分厚いのにハラハラドキドキが続き、ページをめくる手が止まらない。
    房子の凶悪な数々の犯罪に耐えて来たSROのメンバーの綻びも丁寧に描かれ、本当に最後までどうなるのか分からない展開がとても面白かった。
    今作で「1stステージ終幕」らしいが、ラストでその意味が明かされる。
    しかし、これでまだ1stステージだったとは・・・それも信じられない。

    0
    2022年04月10日
  • 警視庁SM班III スリーパー

    Posted by ブクログ

    富樫倫太郎『警視庁SM班III スリーパー』角川文庫。

    シリーズ第3弾。『SRO IX ストレートシューター』と同時刊行。

    今回は警視庁捜査一課に新設されたSecret Mission班の一癖も二癖もあるはみ出し者の6人の刑事が新宿を根城にする2つの犯罪組織メンバーが被害者となった連続惨殺事件の犯人を追う。

    警察、犯罪組織、プロの殺し屋という構図が面白く、最後まで全く厭きることない。

    犯人の正体については最初から読者には明らかにされている。都会の片隅に息をひそめるかのように静かに暮らし、助けた傷付いた犬と一緒に暮らす山田太郎という、如何にも偽名と思われる名の大学生のような中肉中背の特徴の無い男が犯人なのだ。

    ある日、山田太郎が飼い犬の次郎と近所に住むシングルマザーの樹里亜の幼い娘、愛里沙と散歩に出掛けると、ふと目を離した隙に次郎を追い掛けた愛里沙が次郎と共に2台の暴走車に轢き逃げされる。暴走車を運転していたのは新宿の犯罪組織『金星連合』と『ルシファー』のメンバーで、次郎と愛里沙の復讐を誓った太郎は車に同乗していた7人を次々と恐るべき手口で殺害していく。

    山田太郎の正体は、身近にあるどんなものも武器に変える伝説の殺し屋『スリーパー』だった……

    ラストはSM班解体の危機を匂わせながらの次巻へ続くということがありあり。まだ楽しみが続く。

    本体価格880円
    ★★★★★

    0
    2022年03月30日
  • SROⅨ ストレートシューター

    Posted by ブクログ

    富樫倫太郎『SRO IX ストレートシューター』中公文庫。

    久し振りのシリーズ第9弾。シリーズの中では673ページと一番のボリュームで、角川文庫の『警視庁SM班III スリーパー』も同日発売という何とも嬉しい状況。

    読み応えがあり、非常に面白い。

    第一部に、いきなり凄腕のスナイパー・東郷栄吉の物語が描かれる。悪性腫瘍の転移により余命1年と告げられた東郷。そして、第一部から最凶の連続殺人鬼・近藤房子も登場し、大混迷大波乱のシリーズ第9弾。各々が大切な人びとに別れを告げることになる悲しい展開。悪者が善人よりもしぶとく生き残るのは世の常。

    スナイパー・東郷栄吉が最後の標的を狙い、連続殺人鬼・近藤房子が東京拘置所医務部の看護師・石塚美和子の娘の麻友を殺人者に仕立てようと暗躍する中、SROの尾形洋輔は少年鑑別所に収容されている息子の誠の審判を前に落ち着かない様子を見せる。さらには尾形の妻の敏江が新興宗教にはまり、多額の寄付を行っていることが発覚する。一方でSROの針谷太一はスナイパー・東郷栄吉の別れた妻と息子と懇意になる。

    そんなある日、阿部部長に呼び出された山根新九郎は、世間を騒がせている大宇宙真理の光教団の捜査を命ぜられる。捜査に当たり、坊屋久美子が千葉県警からSROに一時的に復帰するが、その教団は尾形の妻の敏江がはまってしまった新興宗教団体だった。

    と、第一部だけで盛りだくさんの内容。大混迷のSROはこれから起ころうとする様々な事件と進行中の問題にどう決着を付けるのか。



    そして、驚愕のエピローグ。シリーズはまだまだ続くようだ。

    本体価格980円
    ★★★★★

    0
    2022年03月27日
  • 北条早雲3 相模侵攻篇

    Posted by ブクログ

    相模の民はこれまで同様領主に搾取され餓死者が出る生活を送っていることを知る。小田原城奪取を目指し大森氏や狩野師との戦いが始まる。

    0
    2021年12月10日