富樫倫太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
警視庁広域捜査専任特別調査室シリーズの第4弾
派閥や地域など関係なく捜査ができるSRO
メンバーは全員エリートなれどクセモノぞろい
そんなSROに法務省から来た協力要請は…人探しだった…
家族皆殺しをした少年太刀川遼一
更生プログラムを終えたあと一般社会に復帰
そこから失踪した理由とは?
そして失踪のきっかけとなったのは…
って…もう~ハリー!!
今回はハリーの過去やら生い立ちやらやさしさやら、なんやかんやで泣く~
でもって、だんだん尾形さんの毒舌のおもしろさにハマッてきた~。
そして、まさかの…あのガンマンがメンバーに!?
第5弾も楽しみ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ警視庁のエリート刑事の賢人は、海で瀕死のタコを母と拾う事になり、自宅で飼うことに。そして一匹狼のたたき上げ刑事の鉄太郎とバディを組み事件を追うが、逮捕された犯人は冤罪の可能性が出てきて….
賢人の母が助けたタコのソクラテスとの出会いが何とも不思議で、更にそのソクラテスとの会話も中々ファンタジーでした。
現場のたたき上げの鉄太郎も中々強烈なキャラでしたが、賢人とのコンビはウマがあっていた様に思えました。
犯人はかなりのサイコパスでゾッとしましたが、ソクラテスのお陰で逮捕できて良かったです。
ソクラテスは残念でしたが、また次もタコを飼うのかな? -
Posted by ブクログ
シリーズ三作目。
連鎖短編のような?0係のメンバーにスポットを当てつついくつかの事件を解決。
高虎と樋口の話が特に好きかな。
高虎の乗馬はSROともちょっぴりリンクしてて、SROでもそうだったけど、経済動物の行く末を思うと胸が痛い、係長のペットショップで買い手が見つからないペットも同じく。。
樋口のデブウンチという呼び名は個人的にヒドイと思っているので、そんなことには負けずにどんどん素直になって欲しい。笑
相変わらず小早川のずけずけと事実を言うところが面白くて毎回ニヤニヤしちゃう。
三作目までは積読してたからイッキに読めた。
四作目以降も早く買わなきゃー。 -
Posted by ブクログ
富樫倫太郎『警視庁ゼロ係 小早川冬彦I 特命捜査対策室』祥伝社文庫。
杉並中央署に左遷されていたエリートKY(空気読めない)刑事の小早川冬彦が数々の活躍を認められ、警視庁に異動し、全国各地を舞台に活躍するという新シリーズ。
恐ろしいまでの小早川冬彦のKYぶりには最早笑うしかない。小早川冬彦はKYというよりも四角四面の曲がったことなど辞書には無いというタイプなのだろう。こういう男は会社や組織では必ず疎まれる。真面目に生きることが難しい現代なのだ。そんな小早川冬彦と並中央署時代の相棒高虎の従姉・寺田寅三巡査長らとの掛け合いもまた面白く、あれよあれよという間に2つの難事件を解決してしまう。
小 -
Posted by ブクログ
強烈な主人公を創り出したものだ。警視庁の女性刑事淵神律子。取り逃がした犯人にナイフで切られた頬の傷跡をそのままにしてスカーフェイスと呼ばれ、銃の腕前、ドライヴィングテクニック、格闘術すべてに優れ、無茶なカーチェイスでひったくり犯を追い詰め、歯向かってきた容疑者の手首の骨を捻り折り、顔面に肘打ちを食らわして鼻の骨を折る。子ども時代に問題を抱えアルコール依存症で、看護師の町田景子と同居するが景子もまた問題を抱えている。無茶な捜査の結果、閑職の特別捜査第三係に追いやられた律子は、相棒となったキャリアの藤平と第三係の円と協力して、連続殺人犯のベガの正体を突き止めようと動き出す。律子や景子たちの危うい様
-
Posted by ブクログ
今回は四重人格のシリアルキラーでプロの殺し屋が登場する。請け負った殺人は冷静に行うのだが、時に怒りに任せて行きずりの人間を殺したりする。そこをSROに目を付けられてしまうのだが、四重人格のすべてが殺人者でそれを生かして次々と殺人を重ねていく。しかし、最後は芝原麗子の得意な空手で仕留められてしまうという爽快な終わり方だ。殺人者がパーティー会場に侵入する手口や逃亡する方法は、四重人格ということから予想がついてしまったが、それでも結構面白かった。芝原麗子の実家での活躍や、尾形の家庭問題、針谷太一と彼を執拗に狙うフリーライターとの交流など、メンバーたちの描き方も多重的で読ませる。