富樫倫太郎のレビュー一覧

  • 北条氏康 二世継承篇

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    時代は二代目北条氏綱。足利学校から風摩小太郎を呼び寄せ、幼少であった氏康は、のちに氏康の側近として活躍する綱成、盛信の兄弟とともに成長していく。
    軍配者を置く事で、アクセントがつき、飽きる事なく物語は進行していく。非常に面白い。

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    2021年08月14日
  • 北条氏康 二世継承篇

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    軍配者シリーズ、北条早雲からの流れを引き継いだ形で「北条氏康」が始まってくれた。あとがきにも記されていたが、途中、早雲の軍配者のシーンとの重複があり、あれっどこかで読んだ気がするとなったが、あとがきを読んで腹落ちした。これからが楽しみです!

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    2021年08月13日
  • 捜査一課OB ぼくの愛したオクトパス

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    富樫氏は笑いを堪えながら執筆されたのかとも思える展開。サイコパスもどきの犯人を追うキャリアの新米と定年間近の癖ある巡査。そしてヒョンな事から飼い始めたタコのソクラテス。ストレスなく読めて哀しいながらも最後の5行に大いに笑った。

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    2021年07月31日
  • SRO4 黒い羊

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    警視庁広域捜査専任特別調査室シリーズの第4弾

    派閥や地域など関係なく捜査ができるSRO
    メンバーは全員エリートなれどクセモノぞろい
    そんなSROに法務省から来た協力要請は…人探しだった…
    家族皆殺しをした少年太刀川遼一
    更生プログラムを終えたあと一般社会に復帰
    そこから失踪した理由とは?
    そして失踪のきっかけとなったのは…

    って…もう~ハリー!!
    今回はハリーの過去やら生い立ちやらやさしさやら、なんやかんやで泣く~

    でもって、だんだん尾形さんの毒舌のおもしろさにハマッてきた~。
    そして、まさかの…あのガンマンがメンバーに!?

    第5弾も楽しみ!

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    2021年07月31日
  • 捜査一課OB ぼくの愛したオクトパス

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    ネタバレ

     警視庁のエリート刑事の賢人は、海で瀕死のタコを母と拾う事になり、自宅で飼うことに。そして一匹狼のたたき上げ刑事の鉄太郎とバディを組み事件を追うが、逮捕された犯人は冤罪の可能性が出てきて….

     賢人の母が助けたタコのソクラテスとの出会いが何とも不思議で、更にそのソクラテスとの会話も中々ファンタジーでした。
     現場のたたき上げの鉄太郎も中々強烈なキャラでしたが、賢人とのコンビはウマがあっていた様に思えました。

     犯人はかなりのサイコパスでゾッとしましたが、ソクラテスのお陰で逮捕できて良かったです。
     ソクラテスは残念でしたが、また次もタコを飼うのかな?

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    2021年07月18日
  • 早雲の軍配者(上)

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    村上海賊の娘のほうが面白かったけど、これも面白かった。作者は違うけど、書き方とかノリとかは大体一緒。

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    2021年07月10日
  • 生活安全課0係 バタフライ

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    シリーズ三作目。
    連鎖短編のような?0係のメンバーにスポットを当てつついくつかの事件を解決。
    高虎と樋口の話が特に好きかな。
    高虎の乗馬はSROともちょっぴりリンクしてて、SROでもそうだったけど、経済動物の行く末を思うと胸が痛い、係長のペットショップで買い手が見つからないペットも同じく。。
    樋口のデブウンチという呼び名は個人的にヒドイと思っているので、そんなことには負けずにどんどん素直になって欲しい。笑
    相変わらず小早川のずけずけと事実を言うところが面白くて毎回ニヤニヤしちゃう。
    三作目までは積読してたからイッキに読めた。
    四作目以降も早く買わなきゃー。

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    2021年07月06日
  • 生活安全課0係 ヘッドゲーム

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    シリーズ二作目も面白かった~!
    小早川のキャラが好き。
    空気を読むとか皆無で悪気無く事実をそのまんま言っちゃうとこに毎回ニヤニヤ。
    ストーカーの件も自殺の件も、まぁ、ツッコミどころは満載ですが、楽しく読めました!
    止まらなくなってきたのでこのまま三作目もいっちゃお。

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    2021年07月04日
  • 生活安全課0係 ファイヤーボール

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    最初は登場人物多くてなかなか名前が一致しなくて苦労したけど面白かった!
    いろんな事件がたくさん起きる中で風呂敷広げすぎでは?とちょっと思ったけど最後にはパズルのピースがピタっとはまりスカッとした!
    しかも大好きなSROシリーズともリンクがあって何度もニヤッと。近藤房子はやっぱり有名人。笑
    小早川冬彦のキャラ好きだわ~♥
    いつか山根室長と一緒に仕事して欲しい~♥

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    2021年07月02日
  • 生活安全課0係 ファイヤーボール

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    面白かった!

    主人公が無神経で程よくぽんこつ、推理力が高くキャラクターが立っていて良かった。
    登場人物の多さに最初は戸惑うが0係の面々の個性が強烈で誰だっけ?とならずにするする読めた。

    構成的には大筋の放火魔事件の合間に色々な事件を解決していく事で程よく読ませるポイントを作っていて良いなと思った。

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    2021年05月26日
  • 生活安全課0係 ファイヤーボール

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    著者の本は初読。警視庁ゼロ係のドラマは何シリーズか視聴済で原作があることを知ってシリーズの1作目を手に取った。空気の読めない現場にこだわるキャリア、小早川冬彦。表情や仕草で相手の考えることを推し量る能力は抜群だ。ストーカー?迷子?徘徊?…生活安全課に寄せられた相談と連続放火事件との繋がりは?生活安全課のメンバーはドラマとは違うが私の中では小泉孝太郎がくるくると動き、話し、一気に読み進んだ。続きを読みたいと思うほど面白かったが、もしドラマを見てなかったらこの空気読めないキャリアのイメージはかなり違ったかも。

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    2021年05月15日
  • SRO2 死の天使

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    マンガを読むような感覚で楽しめた。読み終わった瞬間に3巻を開きたくなる。
    リスクと責任のとり方、制約がある中で出来ることで前進する方法、それぞれの強みを生かしたチームワーク、人の命に対してすべきこと、できること、すべきでないこと、運命の有無、などなど、考えさせられることが多い。

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    2021年04月02日
  • 警視庁ゼロ係 小早川冬彦1 特命捜査対策室

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    富樫倫太郎『警視庁ゼロ係 小早川冬彦I 特命捜査対策室』祥伝社文庫。

    杉並中央署に左遷されていたエリートKY(空気読めない)刑事の小早川冬彦が数々の活躍を認められ、警視庁に異動し、全国各地を舞台に活躍するという新シリーズ。

    恐ろしいまでの小早川冬彦のKYぶりには最早笑うしかない。小早川冬彦はKYというよりも四角四面の曲がったことなど辞書には無いというタイプなのだろう。こういう男は会社や組織では必ず疎まれる。真面目に生きることが難しい現代なのだ。そんな小早川冬彦と並中央署時代の相棒高虎の従姉・寺田寅三巡査長らとの掛け合いもまた面白く、あれよあれよという間に2つの難事件を解決してしまう。

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    2021年03月23日
  • 生活安全課0係 バタフライ

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    冬彦以外の0係のメンバーそれぞれが各章ごとの主人公になっていて、スピンオフ的な内容。

    普段はがさつでぶっきらぼうに見える高虎の真面目さや優しさ、恐妻家である係長が一目惚れした猫のために頑張る姿など、メンバーのプライベートについて書かれていたのが面白かった。安智さんの過去は読んでいて辛かった。

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    2021年03月05日
  • スカーフェイス 警視庁特別捜査第三係・淵神律子

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    強烈な主人公を創り出したものだ。警視庁の女性刑事淵神律子。取り逃がした犯人にナイフで切られた頬の傷跡をそのままにしてスカーフェイスと呼ばれ、銃の腕前、ドライヴィングテクニック、格闘術すべてに優れ、無茶なカーチェイスでひったくり犯を追い詰め、歯向かってきた容疑者の手首の骨を捻り折り、顔面に肘打ちを食らわして鼻の骨を折る。子ども時代に問題を抱えアルコール依存症で、看護師の町田景子と同居するが景子もまた問題を抱えている。無茶な捜査の結果、閑職の特別捜査第三係に追いやられた律子は、相棒となったキャリアの藤平と第三係の円と協力して、連続殺人犯のベガの正体を突き止めようと動き出す。律子や景子たちの危うい様

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    2021年02月28日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

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    謎解きとスリルのあるストーリーが面白い。
    それぞれの経歴や背景があって全員身勝手でマイペースなメンバーたちが徐々に共通の目的の達成のために協力し始めてさらにだんだんと正義とか仲間意識で強くまとまっていく過程が心地よい。

    仕事の成功は、仕事上の付き合いしかない仲間とはなしえないと思った。それに加えて、信頼関係ができてくれば仕事の成果より仲間の信頼に応えることの方がやりがいになることもあるかも と思った。
    適切な目標の共有と仲間との信頼関係の両方が何かを成し遂げる原動力だと思った。

    だいぶ飛躍した感想になってしまった。

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    2021年02月25日
  • 生活安全課0係 ブレイクアウト

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    この春(2021年4月)から第5シリーズが放送予定の小泉孝太郎主演のテレ東系連ドラの原作シリーズで、本の方も第6弾。このシリーズ、ドラマと同様に結構軽い感じの話なのだが、話の構成としては、さすが富樫さん、しっかりしていると思う。今回もうまく複数の事件を組み合わせている。このシリーズは陰惨な事件が出て来ないので、安心して読める。しかし、ドラマの影響で寺田巡査長が、松下由樹さんにしか思えない。男なのに・・・

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    2021年02月12日
  • SRO6 四重人格

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    今回は四重人格のシリアルキラーでプロの殺し屋が登場する。請け負った殺人は冷静に行うのだが、時に怒りに任せて行きずりの人間を殺したりする。そこをSROに目を付けられてしまうのだが、四重人格のすべてが殺人者でそれを生かして次々と殺人を重ねていく。しかし、最後は芝原麗子の得意な空手で仕留められてしまうという爽快な終わり方だ。殺人者がパーティー会場に侵入する手口や逃亡する方法は、四重人格ということから予想がついてしまったが、それでも結構面白かった。芝原麗子の実家での活躍や、尾形の家庭問題、針谷太一と彼を執拗に狙うフリーライターとの交流など、メンバーたちの描き方も多重的で読ませる。

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    2021年01月27日
  • SRO5 ボディーファーム

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    潜伏していたシリアルキラーの近藤房子が再び動き出す。SROのメンバーも捕獲のために動き出す。両者の攻防が激しく始まる。メンバーの芝原麗子は房子に痛めつけられた精神的ショックが尾を引いているし、尾形洋輔は家庭に問題を抱えている。房子を撃つのをためらたがゆえに相棒を殺され捜査1課で干されていた坊屋久美子がSROに移ってくるなど脇のエピソードには事欠かない。上司に強要され、芝原麗子を囮にして房子をおびき出そうとするが、そこは房子のこと、最後まで予想外の展開でぐいぐい読ませる。こういうシリアルキラーは本当にいるのだろうか。いたら恐ろしい。

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    2021年01月26日
  • SRO4 黒い羊

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    家族の中では孤独で連続殺人犯の気持ちが理解できてしまうがゆえに、殺人犯をまたもや射殺してしまうしかなかった針谷太一警視。針谷の苦しみを描き出したこの巻は、それのみでも優れていると思う。家族を求めて殺人を犯し、死体を繭に見立てた寝袋に入れてしまうこの殺人犯はシリアルキラーといえるのかどうかは分からないが、その心理も如実に表現していて、なかなか読みごたえがあった。しかし尾形の品のない毒舌には参ってしまうなあ。

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    2021年01月25日