富樫倫太郎のレビュー一覧

  • SRO6 四重人格
    警察小説
    東京と秋田で、トリカブトによる毒殺事件が発生。手口に一貫性がなく、同一犯か複数犯か絞れず捜査は難航していた。その最中、耳や手首が切り取られた惨殺死体、銃殺死体が東京近郊で相次いで見つかる。すべての現場に残る同一人物の指紋から、SRO室長の山根新九郎はある仮説を立て犯人に迫っていく。
  • SRO4 黒い羊
    SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室
    警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。
  • SRO5 ボディーファーム
    本性を隠し潜伏生活を送っていた“最凶の殺人鬼”近藤房子が再び動き出した。巧みに変装しながら捜査の目をかいくぐり、残虐な殺人を重ねる。焦った警視庁上層部は、房子が執着するSRO副室長の芝原麗子を囮に逮捕せよと、室長の山根新九郎に迫るのだがー。
  • SRO2 死の天使
    強く死を願う患者の前に現れて、その願いを叶えてくれる―栃木県・下野東方病院関係者の間でささやかれる「死の天使」の噂。担当患者が亡くなった責任を取らされ、退職を強要された看護師からの投書を調べるうちに、新九郎たちSROは奇妙なことに気付く。
  • SRO3 キラークィーン
    “最凶の連続殺人犯”と呼ばれた近藤房子が逮捕されて五十数日。依然として黙秘を続ける房子のもとへ、「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。一方、SRO室長・山根新九郎は、東京地検から房子との面会要請を受けるがー。
  • SRO7 ブラックナイト
    新宿の闇金業者殺しの現場から、亀戸で遺体となって発見された少年の指紋が見つかった。SRO室長・山根新九郎は、法歯学の調査により少年の発育に遅れがあったことを知る。同じ頃、東京拘置所特別病棟に入院している近藤房子が動き出す。担当看護師を殺人鬼へと調教し、ある指令を出した。そのターゲットとはー。
  • SRO episode0 房子という女
    幼い頃から、誰よりも非情なことを平然とやってしまう近藤房子。小学校六年の時、唯一の理解者であった最愛の姉が自ら命を絶ってしまう。その理由を知った房子は、実の父に殺意の目を向けるのだったー。SROを翻弄し続けるあの最凶の殺人鬼が、驚愕の半生を語る。その過去はあまりにも衝撃的!
  • 土方歳三 中
    新選組の絶頂期から傾きかけるところまでが書かれている。金と地位を手に入れ、変わっていく仲間達。
    特に近藤勇の変化は目も当てられないくらい酷いもので、読んでいて不快感を覚える。
    土方歳三にとって、変わらないでいてくれる沖田総司は、心の安らぐ場所だったのかも知れない。

    歴史小説は結末を知ってしまってい...続きを読む
  • 土方歳三 上
    若かりし頃の土方歳三さん。
    作者の富樫さんが「子供時代のことはよくわかっていないので楽しんで書けた」と巻末インタビューで答えていらっしゃいましたが、本当に、とても活き活き活きのいい土方歳三さんが読めました。
    沖田総司との絡みも楽しめます♪
    歴史小説が苦手な人にも読みやすいと思いますょ。
  • SRO5 ボディーファーム
    近藤房子。逃亡者の身で、ここまで殺人を繰り返せたのはさすが(という感想は不適切かもしれないけど)だけど、今回は山根さんの頭脳があまり発揮されていなかった感じ。
    近藤房子も焦りがあったのか、最後は所詮逃亡の身、という少し残念な終わり方だった。
    でもスピード感は相変わらずでサクサク読めました。あっという...続きを読む
  • SRO3 キラークィーン
    このシリーズを読み進めていけばいくほど
    緒方さんがツボです。

    今回は近藤房子にやられっぱなしで、
    もう少しサプライズが欲しかったというか、、。

    実は巧妙に罠を仕掛けていて
    シリアルキラーの3歩先まで行ってた、みたいな。

    2でも感じたことですが、
    山根室長の頭脳の明晰さをもう少し堪...続きを読む
  • SRO2 死の天使
    さすがに「やりすぎだろ」とは思いますが、
    死が近づいていてどうにも逃れられないと
    自分が感じ、苦しくて辛いだけなら私も
    「死の天使」に縋るだろうなと。

    どう考えても人生は短いなぁ、、なんてことを
    感じました。
  • SRO episode0 房子という女
    前回。逮捕されて、
    収容されている。
    シリアルキラーの
    近藤房子の過去半生。
    すごい人だった!
    自分を守る為に、殺る。
    怖い怖い。
    ドロドロ気持ち悪い表現がないので、
    サラッと読めました。
  • SRO episode0 房子という女
    収監された最悪のシリアルキラー房子をSRO室長新九郎と副室長麗子が訪問、そこで明かされたのは衝撃的な房子の半生だった…。自分の都合と楽しみのために平然と殺人を犯し人間を切り刻む房子に、身近にいるかもしれないサイコパスに恐怖を感じる。(パートナーの一郎のほうが気持ち悪いけど)
  • SRO7 ブラックナイト
    シリーズ7作。平然と残虐な行為や殺人を犯す親に虐待された子供たちが尾形家に襲い掛かる。一方で収監中の房子が看護師の美和子を殺人鬼として調教する。前者は解決したが房子は脱獄に成功、シリアルキラーが再び野に放たれる…。正月休みと出張の車中で7作を一気読み。残るは房子の過去を描いた番外編episode0の...続きを読む
  • SRO6 四重人格
    シリーズ6作。今回のターゲットは四十人格を持つ暗殺者。犯人の心理描写や行動とSROの捜査過程が平行して描かれるいつもの手法で,謎解きとはまた違ったおもしろさがページを繰る手を止めさせない。メンバーの人間臭さもいい味付けになっている。室長は格好いいのか格好悪いのか?
  • SRO5 ボディーファーム
    シリーズ5作。三度房子が登場。巧みに捜査の網をかいくぐり殺人を重ねる。房子が執着するSRO副室長麗子をおとりに逮捕を試みるが…。「ボディーファーム」とはエンバーミングを施した死体博物館の残虐な殺人や拷問などグロテスクなシーンにももはや慣れっこの自分が恐ろしい。
  • SRO3 キラークィーン
    シリーズ3作。シリアルキラー房子再び。護送中の連続殺人犯房子が何者かの手助けによって逃走。殺人鬼が野に放たれる。SRO副室長麗子をおとりに犯行の生き証人木戸沙織に魔手を伸ばす…。無造作に人を傷つけ命を奪う悪魔とSROの戦いは今回だけでは終わらない。
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室
    前から気になっていたシリーズ。キャリアだらけの規格外の部署で個性豊かな面々が事件を追う。第一作はシリアルキラーの「ドクター」を追う。現実離れ、荒唐無稽、ドラマ化ターゲット…といろいろ意見はあるだろうけど、素直に楽しめる。2巻へ突入!