【感想・ネタバレ】SRO4 黒い羊のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年03月08日

「黒い羊」

今回のシリアルキラーは少年犯罪を犯して社会に復帰した青年。

この犯罪を追う間に
SROのメンバー達の様々な心の闇もわかってくる。みんな大変な思いや経験を隠しながら捜査に没頭。

面白い!!

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Posted by ブクログ 2013年05月08日

思いも寄らない行動に出る男の姿を求めて、SROの面々が奔走するのだが、そのプロセスが非常に面白い…本作のタイトルに在る「黒い羊」…キーワードだ…

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Posted by ブクログ 2012年06月09日

<あらすじ>
SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。
一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。
文庫...続きを読む書き下ろし、シリーズ第四弾。

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Posted by ブクログ 2017年03月14日

黒い羊とはなにか?
いい人間を演じている・・・仮面「ペルソナ」をつけて生活をしているが、実は「シャドー」と呼ばれる悪い部分を隠しているだけに過ぎない。
表面的には白と白の両親からは白しか生まれないはずが、黒の因子を隠しているだけなら黒の因子を持つ・・・黒い羊が生まれることもある。
同じ両親から生まれ...続きを読むたのに、一人は優等生、一人は劣等生という場合。
優等生は白の因子を受け継ぎ、劣等生は黒の因子を引き継いでいるという考え方。
シリアルキラーにもいろいろなパターンがあるのだと知った。
房子のようにモンスター化し隠蔽工作をする型もあれば、今回の犯人のように淡々と自分の欲求のままに殺人を繰り返す型もある。
アメリカなどではいわゆるシリアルキラーの事件として有名なものもあるが、なぜか日本ではあまり例がない。
動機として明確なものが見えてしまう場合が多いからだろう。
もっとも、本当の動機なんて一般人からしたらわからない。警察が「これが動機だ!」と発表すればそれが事実となるのだから。
事件化していないシリアルキラーがいたとしても不思議ではない。
自分たちがやってきた対処法が正しいと信じ、成功したいと思う気持ちはわかる。
だが、冷静に考えれば積み重ねた事実が「失敗」だったと告げている。
己に厳しい現実をなかなか受け入れられないのは、官僚でも精神学の専門家でもどうやら同じらしい。
山根たちによって徐々に追い詰められる犯人。
際立つ異常性が何よりも表れたのが「ちょっとだけ待ってもらえませんか。すぐに済みますから」というラストのセリフだろう。
待つわけがない。待つと思うほうがおかしい。
それでも犯人は笑顔でそう言い放つ。
SROの行動はけっして派手ではない。
針谷の射殺場面を除けばいたって地味な捜査ばかりだ。
それでも、読んでいるうちに引き込まれてしまう。
房子の幻影に脅えならが、犯人を殺してしまった過去に脅えながら、それでも警察官として事件に向かっていく。
SROのメンバーのバランスもいい。
次巻では再び房子との対決が描かれる。
「キラークィーン」となった房子とどう対峙するのか。
楽しみだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月05日

クリサリス・マーダー。蛾になりたい。なれなくても蛹になりたい。そんな思いを持つ少年が家族を殺害し、出所後もその思いは消えず‥。このシリーズは入ってみちゃうんですよねー。映像が浮かぶというか。恐ろしいことではあるのですが、おもしろかったです!

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Posted by ブクログ 2022年10月06日

SROシリーズ4作目。
今作は1日で読めるくらい読みやすくて面白かった。
しかも我が推し:針谷について深く触れられていたのも嬉しい。

そして相変わらず室長:新九郎のプロファイリングというか推測が的を得ていてすごい。途中、今回のサブタイトルでもある「黒い羊」に関しての話もあり、興味深かったのと同時に...続きを読む針谷が抱える心の闇の深さを感じた。
また、今回は今までと捜査ペアが変わりSROチーム内のやり取りにも多少の変化が見られたことも新鮮で、全員ではないが1人ひとりの人物像も詳細に描かれていてよりメンバーを知れるのもシリーズものとしては面白いと思う。

今作の殺人犯は近藤房子とは異なる種類のシリアルキラーだろうが、生まれつきというより自分のコンプレックスや家族との関係が少なくとも犯人の人格形成に影響していると思うと複雑。幼少期に感じた孤独感という面では犯人と針谷の経験には似たような部分があり、針谷が犯人の気持ちがわかり行動が読めたのも頷ける。

最後はまたまたデジャヴかのような展開。
針谷が過去を含めて射殺してしまう行動にも心の闇が関係しているのかな…今回はじめて針谷は自分の想いを打ち明けてたけれど、尾形ではなく新九郎に打ち明けてほしかったな。そのうち新九郎も気づくかな。
これからも奮闘する針谷を応援したい。

今後SROメンバーにも変化ありそうだし、次巻以降にも期待!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月04日

面白かった!シリアルキラーっぷりの半端なかったし、犯人のBGSも良かった。オチというか、結末は頑なに一緒だけど、それでも面白い。

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Posted by ブクログ 2021年07月31日

警視庁広域捜査専任特別調査室シリーズの第4弾

派閥や地域など関係なく捜査ができるSRO
メンバーは全員エリートなれどクセモノぞろい
そんなSROに法務省から来た協力要請は…人探しだった…
家族皆殺しをした少年太刀川遼一
更生プログラムを終えたあと一般社会に復帰
そこから失踪した理由とは?
そして失...続きを読む踪のきっかけとなったのは…

って…もう~ハリー!!
今回はハリーの過去やら生い立ちやらやさしさやら、なんやかんやで泣く~

でもって、だんだん尾形さんの毒舌のおもしろさにハマッてきた~。
そして、まさかの…あのガンマンがメンバーに!?

第5弾も楽しみ!

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Posted by ブクログ 2021年01月25日

家族の中では孤独で連続殺人犯の気持ちが理解できてしまうがゆえに、殺人犯をまたもや射殺してしまうしかなかった針谷太一警視。針谷の苦しみを描き出したこの巻は、それのみでも優れていると思う。家族を求めて殺人を犯し、死体を繭に見立てた寝袋に入れてしまうこの殺人犯はシリアルキラーといえるのかどうかは分からない...続きを読むが、その心理も如実に表現していて、なかなか読みごたえがあった。しかし尾形の品のない毒舌には参ってしまうなあ。

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Posted by ブクログ 2020年08月05日

SROシリーズ本当ヤバイ。
Ⅲが壮絶な感じで終わったからIVはどんなふうに始まるのかドキドキしながら読み始めたけど安定の面白さ!!
房子は精神的に怖すぎてヒーヒーなるけど本作は比較的ライトな感じ。(そういえばⅡもライトだったなー)
Ⅲの房子で全部持っていかれたので今回はよい小休止に。
次あたりまた房...続きを読む子きそうだから覚悟して読まなきゃ。

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Posted by ブクログ 2019年01月10日

ヒール役がこれまでと変わったが新鮮で面白かった。キャストがしっかりしていて個性が出ていればヒールは融通が効くものなのか。とはいえ、最後にチラッと出てきたアイツが次作あたり出てきそうで期待大

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Posted by ブクログ 2018年05月30日

SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。

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Posted by ブクログ 2016年11月21日

シリーズ第4段。

今作の事件とその解決は、まあ、置いておくとして・・・。

※法務省役員と医療少年院医官の言動、フリージャーナリストの振る舞い・・・と、(作中の)現実とのギャップは、筆者から現代社会への痛烈な皮肉か?

注:十分に楽しめるエンタテイメントだった。

シリーズ全体の物語の行方に、心を...続きを読む奪われ始めてる。
近藤房子の行方。
坊屋刑事の決心。
心に傷を受けたメンバーの未来。
「黒い羊」を飼っていると自覚した針谷の行く末は?

既刊の残りはたしか、「Ⅴ」と「〇(ゼロ)」だけだったような記憶が・・・。

果たしてどこまで続くのやら。

★4つ、8ポイント。
2016.11.21.古。

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Posted by ブクログ 2016年10月07日

どんなに白い羊でも黒い羊が生まれるか。
犯罪を犯す人には、暗い過去がある。
家族というものを知らずに育った少年は、、。人の趣味や嗜好というのは、SROシリーズを読んでいると変わらないと思える。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年01月03日

富樫倫太郎による広域捜査専任特別調査室SROの活躍を描くシリーズ第4弾。
通常4作目ともなれば作品中の時間も大きく経過し、主人公たちを取り巻く状況も大きく変わることが多いが、本シリーズはほとんど物語中の時間経過がなく、第1作からそれほどの時間は経っていない。
本作では初めてSROに協力要請がくる。そ...続きを読むれは家出人の捜索であり、基本的に誰かがどうこうなったという類のものではなかったが、やがてそれが連続殺人へと繋がっていく。
前作でパートナーを失った坊屋久美子や近藤房子をはじめとする登場人物たちが様々な思惑の元でいろんな動きを見せる。本作はしかし近藤房子の事件が主題ではない。そのため、読者にとっては房子事件の行方を焦らされている感がないわけでもない。
しかも、発足から一年足らずの組織において、これほどまでにシリアルキラーに遭遇するというのもやや疑問が湧く。物語だから、と片付けるには頻度が高すぎないか。
とかいいながらも、相変わらずストーリーは面白く、読み始めるとのめり込む。房子事件の先行きだけでなく、本作中の事件の先行きも気になり、どんどん読み進めてしまう魔力を持っている。

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Posted by ブクログ 2015年12月05日

ゾクゾク感が止まりません。。。

SROとうとう4巻目。相変わらずのキャラクターたちがどんどんシリアルキラー事件に巻き込まれる。

長編だと主人公のひととなりがかなりわかってきて、安心のキャスティングで安定してくる。私の中で!!それがますます事件にのめり込ませます。

ラストの犯人の調書あたりで、お...続きを読む!?!?と、思わせるのは冨樫作品のなせる技!?

さすがです。本当に!!!!

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Posted by ブクログ 2015年05月23日

シリーズ第四弾です!(^^)!

楽しかった~!!!!!!!!!!!

今回は宿敵である近藤房子はチラ見程度の登場で新型のシリアルキラーが相手

かつて、家族全員を殺害し蛹化させた恐るべき男の子

矯正教育を受け、社会復帰をした彼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人を殺すことに罪悪など感じ...続きを読むず、むしろこの行いによって美しく生まれ変わらせることができると心から信じている

静かなるシリアルキラー

悪いことをしているという自覚がないですからねー

SROなど恐いとも感じてないし

まったくもって厄介な相手です

特にSROの一員であるハリーはこの殺人鬼と妙な共通点を感じている・・・・・・黒い羊

ハリーの心の痛みがクローズアップされたお話にもなっています

そしてなにより殺人鬼本人の独白が効果的

ハリーが感じる寂しさと殺人鬼の心の闇

犠牲になる人物・・・・・・追い求める人物・・・・・・そして、事件の終末は・・・・・・さて、さて

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Posted by ブクログ 2015年02月25日

現実にも未成年者が殺人を犯してしまう事件があるけど、事件の背景には家庭環境が良くないってのがあるよね。
今回のシリアルキラーは生きたまま捕まえてほしかったな。

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Posted by ブクログ 2013年12月12日

201312/こまかいとこは気にせずガンガン読めちゃう。ハリーが主軸の回。ラストの不気味さと、麗子がかわいそうで続き気になる…早く次読みたい!

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Posted by ブクログ 2013年07月29日

幼虫が蛹を経て蛾になるように、どんどん人を殺してその人になりかわっていくのがあまりに淡々とし過ぎていて、理解できない分、逆に不気味だった。
次回は房子登場か。楽しみ♪

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Posted by ブクログ 2012年08月19日

SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。文庫書き下ろし・シリー...続きを読むズ第四弾。

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Posted by ブクログ 2012年06月02日

早く自作を読みたくなりました。
近藤房子とSROの対決と結末が気になります。
ストロベリーナイトのように映像化もして欲しいです。

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Posted by ブクログ 2012年03月24日

今作もスリリングで面白かった。どんどん読み進められる感覚がいい。各登場人物のサイドストーリーも次作へつながっていて期待できる。

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購入済み

針谷の決断

2012年03月17日

今回の作品は、対象者の心境描写が挿入され、山根室長のプロファイリングがそれをたどるような形ですすんでいくところが面白い。ある意味読者にはネタバレなのだが、それを山根が鋭い洞察と分析で解決していく。最後の針谷の決断が面白い。

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Posted by ブクログ 2018年01月13日

シリーズ4作。家族4人を殺害し医療少年院に収容されていた青年が退院後に失踪。自分の論理で次々に殺人を犯す異常者の心理がおぞましい。「黒い羊」はありそうで怖い。SROメンバーのそれぞれの事情も興味深い。房子の再登場を暗示するような結末も…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月08日

評価は3.

内容(BOOKデーターベース)
SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろ...続きを読むと“脅し”をかけてきた。文庫書き下ろし・シリーズ第四弾。

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Posted by ブクログ 2016年05月17日

やっぱり近藤房子とか琥珀さんほどは読んでてのぞっとする面白さは少なかったかなあ〜純粋な狂気よりも世間体とか混ざった大人のやつが好きだからかな。でも面白いです。

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Posted by ブクログ 2013年06月18日

近藤房子じゃないシリーズ。犯人の動機が破天荒すぎて説得力がない。「シリアルキラー」とか「プロファイリング」とか、大人が恥ずかしくて使わないようなワードが多様されていることに違和感を覚える。

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Posted by ブクログ 2013年03月10日

SROに初めての協力要請が届く。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容され、六年後に退院した少年が北海道で行方不明になったというのだが――シリーズ第四弾、書き下ろし長篇 。

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Posted by ブクログ 2012年03月14日

読みたかったシリーズの一つ。ようやく入手出来て嬉しい。
今回はキラークイーンの異名を取るアグレッシヴな
殺人鬼近藤さんの登場でなく、全く別のタイプの
殺人犯罪者と対峙する事になる、ハグレチームのSROの面々。
相変わらずのつま弾き、および変人の集まりですが、
シリーズ2作目くらいから、今作の裏主人公...続きを読む的な存在感を
醸し出していた「針谷(通称ダーティーハリー)w」が
今作ではその異様な存在感が更に大きく、このシリーズの鍵
となっているような気がします。

過去3度に渡って犯人を射殺した殺人刑事。その家庭環境も
相当に複雑で、今作に登場する犯人とのオーバーラップは
次作以降の大きな展開にもつながりそうですよね。SROの
黒い羊ハリーのブラックボックスは閉じたままでいられるのか??

更には前作で打ちのめされた一課の女性刑事の今後の
絡みもいい感じの伏線となっていて、これ以降の作品に
寄せる期待も高まります。

「ジウ」シリーズあたりが好きな人にはハマるんじゃ
ないですかね?? 早く続き読みたいぉ。

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Posted by ブクログ 2012年02月23日

房子が出ないことにガッカリ・・・結局房子好き?(笑)
今度からは2枚看板で行くのだろうか、この話。

今回は個人的に好きな針谷さんがたくさん出てくるので、
楽しめた作品でした。

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