あらすじ
警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。警察組織の限界に迫る、新時代警察小説の登場。
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Posted by ブクログ
うわ~!すごくおもしろかった!!
警視庁に新しく開設した部署「警視庁広域捜査専任特別調査室」通称SRO
県や地域などのしばりにとらわれず、未解決事件を掘り出して事件を解決する、いわば日本のFBIみたいな感じで活動するために設立したという新部署。
しかし、集められた人物は優秀だけどヒトクセもフタクセもある人ばかり…
室長の山根新九郎(アメリカ帰り・天才的な才能を持つ変人)
芝原麗子(美人・ある人物のスパイだった・汚部屋)
尾形洋輔(正義感あるひねくれもの=はぐれもの)
針谷太一(警視庁のダーティーハリー・銃打ち)
川久保純一(若手・ストーカー?・色々秘密あり)
富田直次郎(定年退職前の窓際族・ある秘密を持つ)
木戸沙織(富田の補佐・ネイル好き・実は秘密あり)
今回はSRO立ち上げと連続殺人犯・ドクターを追う話。
話がおもしろくて一気読みしてしまった。
も~ハリーったら…救急車のシーンかっこいい!!
映画のワンシーンみたいじゃないの~
きゃ~!惚れた!
2巻も楽しみ~!!
Posted by ブクログ
ドラマとは違って、警察小説は
どこか暗く重い印象しかなかったんで、
敬遠しがちだったんですが、
書店員さんのオススメコメントに
「クリミナル・マインドやBOSSが好きな人には是非
読んでもらいたい」
みたいなことが書いてあったので、読んでみました。
読んでみて良かった。
店員さんに感謝♪
テンポと緩急のバランスが良くて
すごく楽しめました。
残虐さに顔をしかめる場面もあり、
ほろり、とくる場面もあり、
ふっ、と笑ってしまう場面もあり、
ドラマを見ている感覚で引き込まれました。
そこそこのページ数だけどあっという間。
Posted by ブクログ
めちゃめちゃ面白かった!!!
ママ友えみちゃんの旦那さんからもらった本!!
冨樫倫太郎!いつも時代ものばっかで、陰陽シリーズもとにかく面白かったけど、この警察ミステリーも相当です!!!!
めちゃめちゃ感動します!!!
この人の書くヒューマンストーリー半端ない!!!!
心がギュッと掴まれます!久々に、冒頭から
キターーーーー!!!!!!!!
っとなった一冊なので、このシリーズ制覇する!!!!!!
Posted by ブクログ
著者初読。警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室のメンバーが宮入りした殺人事件を解決する物語。自分をフルネームで呼びつつ叱咤する女性キャリア、若手警部を坊やと呼ぶおじさんなどなど、集まったのは一癖も二癖もあるメンバーばかり。なんというか様式美とでも呼べる水準の古さを感じた。それゆえにまるで「特攻野郎Aチーム」みたいな映画を見ている様なスピード感もあり、純粋に楽しく読めた。沙織の拉致フラグが立った瞬間はドキドキし過ぎて、一旦休憩したくらいのめり込んだ。しっかりシリーズを追いかけたい。
Posted by ブクログ
初めての富樫倫太郎さん作品。
番外編1冊を含めた全10巻のシリーズ作品1作目。
警視庁に新設された部署が未解決事件に挑んでいく物語なのだが、集まったメンバー1人ひとりのキャラが濃く、人間模様が面白い。手掛ける事件も1作品目にして史上最凶の連続殺人犯を追うことになり、犯人のシリアルキラー感が凄すぎて恐怖だけど結末が気になってどんどん読み進めてしまった。
前半は7名のメンバーそれぞれについて人柄や過去が丁寧に描かれており、私はハリーファンになりました。お勧めして読んだ友人は富田課長ファンだと教えてくれて、物語の進展とは関係ないところでも楽しんでる。
キャリア集団だからみんな優秀だけれど、最初は衝突も絶えず捜査どころではない感じだったが、室長:新九郎を中心に次第に団結し犯人に挑む場面はスリル満載!
2作目以降、このチームがどのように進化し、どのような事件に挑むのか楽しみ。
Posted by ブクログ
謎解きとスリルのあるストーリーが面白い。
それぞれの経歴や背景があって全員身勝手でマイペースなメンバーたちが徐々に共通の目的の達成のために協力し始めてさらにだんだんと正義とか仲間意識で強くまとまっていく過程が心地よい。
仕事の成功は、仕事上の付き合いしかない仲間とはなしえないと思った。それに加えて、信頼関係ができてくれば仕事の成果より仲間の信頼に応えることの方がやりがいになることもあるかも と思った。
適切な目標の共有と仲間との信頼関係の両方が何かを成し遂げる原動力だと思った。
だいぶ飛躍した感想になってしまった。
Posted by ブクログ
警察庁広域捜査専任特別調査室という長ったらしい名前だが略してSRO。新しく作られ、2人が事務員で、残りの5人がどうも訳ありのキャリアばかり。この5人がなんだかんだと揉めながらも、室長の山根新九郎の無駄やこだわりを捨てて合理的に犯罪に向かう姿勢に感化され、だんだんと協力してシキアルキラーの捜査に集中して取り組んでいく。そのあたりの人物の描き方ややり取りがなかなか面白い。
副室長の麗子の気の強さとともに隠された精神の在り方は、続編できっとストーリーに絡んでくるだろうし、実は熱いおっさんの尾形やダーティーハリーと呼ばれる針谷の人物像も楽しめる。事件の解決もはらはらさせて、なかなか読ませる。続編が期待できそうだ。
Posted by ブクログ
面白かった!
若干強引なとこもあったけどハラハラドキドキした!
でもドクターはほんと怖かったな。。
これからもちょいちょい出てくるのかな。。
続けて二作目も読もうっと。
山根室長推し。
Posted by ブクログ
面白かった。
犯人捜しの部分は、あっさりしていて、怪しい人は登場しない。
逮捕も強引。法に則っていない。
今後、内輪揉めは、無しでお願いしたい。
Posted by ブクログ
警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。
Posted by ブクログ
前から気になっていたシリーズ。キャリアだらけの規格外の部署で個性豊かな面々が事件を追う。第一作はシリアルキラーの「ドクター」を追う。現実離れ、荒唐無稽、ドラマ化ターゲット…といろいろ意見はあるだろうけど、素直に楽しめる。2巻へ突入!
Posted by ブクログ
たった7名で構成されているSRO(Special Research Office for Extensive Investigations)。
警視長1名、警視正2名、警視1名、警部1名、そして会計などを扱う事務職2名。
アンバランスな人員が配置されている部署だ。
それぞれが裏事情をかかえている。
ある者は出世と引き換えにスパイ行為を強要されている。
ある者は自らスパイ行為を引き受けている。
ある者は不祥事を起こして隔離されるようの移動させられた。
ある者は監視対象として新設部署に押し込められた。
互いに反発しあい、不協和音を奏でながら「ドクター」と呼ばれる連続殺人犯を追っていく。
白骨となって発見された遺体は、治療痕が残る歯は抜かれ指は切断されている。
そして、なぜか石灰が遺体にはかけられていた。
わずかな手がかりをもとに、徐々に真犯人に迫っていくSRO。
序盤ではあれほどバラバラだったメンバーが、いつの間にか「ドクター逮捕」に向かってひとつになっていく。
広域捜査をする権利を獲得し、県警や所轄に縛られず自由に捜査できる。
そして、SROに対する確固たる後ろ盾の存在。
これらによって初めて可能になったSROの捜査は、犯罪を食い止めるために動き出す。
ラストに訪れる犯人との対峙は緊張感あふれるものだった。
シリアルキラーというのはこんな人なんだろうか?と、妙なリアル感とともに怖さを感じた。
警察内部の内紛や足の引っ張り合いなども描かれ、犯罪を捜査する・・・そのことの難しさも伝わってきた。
はたして次の作品ではどんな事件に遭遇するのか。
楽しみである。
Posted by ブクログ
「SRO I」
今度も警察もの!でも、なんだか難しい。
なんてったってチーム全員がキャリアで一癖も二癖もあるある!
そんなチームで、未解決の事件を解決していく!
多少無理はあるけど小説なんでね。
いやぁ、頭もいいし、スマートな考え方で自由にさせてくれるし何より守ってくれる!そんな上司最高だね!
Posted by ブクログ
富樫倫太郎による広域捜査専任特別調査室SROの活躍を描くシリーズ第一弾。
エリートだが脛に傷を持つメンバーばかりで構成された警視庁広域捜査専任特別調査室SRO。日本のFBIを目指して作られたものの、様々な部署から集められたメンバー間の信頼の醸成はままならない。
一見事件性がなさそうな白骨死体から警察の連携の隙をついた広域連続殺人ではないかという疑いをもち、調査を開始するSROのメンバーたち。その過程で元の部署からのスパイ疑惑や過去の事件の清算など、様々な出来事を通じて少しずつチームとしての結束を強めていく。
出来上がった組織ではなく、組織の出来上がる過程を描きながら、現在の警察の盲点をも指摘し、かつ十分に面白いエンターテインメントとして成り立っている。特に、会話の軽妙さからスイスイと読み進められるところがいい。
シリーズ化されているので、出来立てホヤホヤの組織で各所から白い目で見られているにも関わらず、存続していくだろうことはわかっているが、度々組織の瓦解の可能性がチラつき、ハラハラする場面もある。結果的にどう収束させるのか、というのも気になるところ。
Posted by ブクログ
富樫倫太郎の初読み。
特殊な設定でエンタテイメント性重視な警察小説。やっぱり、警察小説は面白い。
巻末解説文によると、もともとは時代小説・歴史小説で活躍してきた人らしいので、そちらもチェックしてみたいと思った。
(続編シリーズが出版されているのは知っているが)いかにも「まだ続くよ~」と思わせる、ホラー(サスペンス?)的な“引き”も、なかなか良い余韻を味わわせてくれた。
★4つ、7ポイント半
2015.10.29.古
リアリティが云々、設定が云々なんてレビューもいくつか見られるが、フィクションのエンタメ作品だという点を分かって読んでいるので個人的には無問題。
ただ、気になったのが・・・「ハリー」
刑事さんって、逮捕劇が予想されるような危険なミッション以外でも日常的に拳銃を持ち歩くのだったっけ??
少なくとも過去に読んだ警察小説では、そうではなかったような。。。。
Posted by ブクログ
富樫倫太郎さんの時代小説以外を初めて読んだが、中々面白かった。日本版FBI(広域調査室)たる部署でメンバー殆どがキャリアのエリート集団で癖の有るキャラ設定でプロファイリングから犯人を追い詰める話がおもろい。これからシリーズ物なので読みのが楽しみだ。
Posted by ブクログ
問題ある警察官を一部署に集めて捜査開始
よくある設定だが成り行きで創設した部署
なために警察組織のあらゆる方面から監視
され足をひっぱろうとされる
今回はシリアルキラーの勉強です
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正義対悪のシンプルなエンタメとして面白かった。
SROのメンバーそれぞれも個性的なキャラクターばかりで楽しい。
ただ手がかりの後出しジャンケン感が拭えないのと、若干の視点のブレが気になった。
気長にシリーズを追っていけたらと思う。
Posted by ブクログ
初富樫作品。
オモシロそーだな、と以前から気にはなっていました。
面白かったですね。
7人中5人がキャリアの新設部署とゆう設定がすでにオモシロイ。
犯人(ドクター)の異常さが読み応えありです。そして、それが拍車をかけているこの作品の面白さは、後半になって際立ってきます。シリーズ追います。
面白い。
Posted by ブクログ
キャリアばかりの新設SROの面々と白骨死体と長年積み重ねて来た犯人であるドクター。汚部屋に住みオンオフが激しく精神科通院歴のある麗子は表紙的に主人公かと思いきや活躍は薄め。登場人物の把握が追い付き辛く、終盤の仲間の危機や肉厚な犯人でやっと入り込めた。射殺経験の多い針谷は持ち歩きすぎ的。BOSSを連想した。
Posted by ブクログ
リンカーンライムとかカミーユシリーズみたいな海外警察ドラマのような感じ。
主人公の女刑事が才色兼備のキャリアウーマンじゃないとこがいい。美人で賢いけれど、弱さや欠点を持ってる。
Posted by ブクログ
連続殺人鬼とか、指切断のシリアルキラーとかが犯人のようで、読み始めることに躊躇いがあった。
しかし、SROのメンバーそれぞれが訳アリで、キャラクターがしっかり描きこまれており、彼らがどういう活躍をするのかと、興味津々となる。
さらに、SRO設立の裏には、警察の闇=ブラックノートなるものが絡んでいるらしく、今後どういう展開になるか楽しめそうなシリーズ。
Posted by ブクログ
評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。警察組織の限界に迫る、新時代警察小説の登場。
Posted by ブクログ
面白かった。
何十年に渡って女性を誘拐し殺してきた、「シリアルキラー」をプロファイリングを駆使して追い詰めていく。
SROのメンバーのキャラが立っていて、それぞれ気になる過去を持っている。
謎解きが面白いというより、捜査の過程やキャラクターが面白かった。
次巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
警視庁に日本版FBIを作ったよーというお話。
複数の件にまたがって犯行を繰り返すシリアルキラーを追う。
少数ながら個性的なメンバーが集まったSRO。
誰もが主役級だが、あえて挙げるなら麗子と新九郎だろう。
展開が面白いのですらすら読めるが、キャラの背景が弱い。
麗子にしろ新九郎にしろ、単純に正義感のみで警察になっている。
警察官になるきっかけとして過去に事件に巻き込まれて、ある種の強迫観念に囚われて事件解決に突き進む方が物語に入り込める。
そしてそれはシリアルキラーにも言える。
サイコパスだからとかソシオパスだからだけで片付けて欲しくない。
なぜ、そうなったのか?
何を考え、何を感じているのか?
そのドロドロに狂った考えをもっと吐き出して欲しい!
主役はSROなんだからしょうがないけど、シリアルキラーだってこの物語の主役なんだ。
光と闇。
闇が深いからこそ光を強く感じられる。
今後より一層ポップでキャッチーでグロくてエグい愛すべき殺人者達が現れることを期待してます。