富樫倫太郎のレビュー一覧

  • SRO2 死の天使

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    富樫倫太郎による広域捜査専任特別調査室SROの活躍を描く第2弾。
    前作からそれほど時間が経っていないのに新たな連続殺人の疑惑に迫っていくSRO。今度は医師が相手となる。
    本作では殺人を神の御心に従ったまでという認識のもとに、なんの罪悪感も持たずに実行していく相手が出てくる。しかも、普段は非常に優秀かつ冷静に的確に物事を判断できる聖人のような人物というところが空恐ろしい。つまるところ、外見や普段の行動からは相手が連続殺人犯とは見分けにくいということだ。
    海外作品ではよくそういった事例を扱うものを見かけるが、日本にはそぐわないのかなあと漠然と思っていた。前作の近藤房子もそうだが、普段とはまるで別の

    0
    2016年01月03日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    富樫倫太郎による広域捜査専任特別調査室SROの活躍を描くシリーズ第一弾。
    エリートだが脛に傷を持つメンバーばかりで構成された警視庁広域捜査専任特別調査室SRO。日本のFBIを目指して作られたものの、様々な部署から集められたメンバー間の信頼の醸成はままならない。
    一見事件性がなさそうな白骨死体から警察の連携の隙をついた広域連続殺人ではないかという疑いをもち、調査を開始するSROのメンバーたち。その過程で元の部署からのスパイ疑惑や過去の事件の清算など、様々な出来事を通じて少しずつチームとしての結束を強めていく。
    出来上がった組織ではなく、組織の出来上がる過程を描きながら、現在の警察の盲点をも指摘し

    0
    2016年01月03日
  • SRO4 黒い羊

    Posted by ブクログ

    ゾクゾク感が止まりません。。。

    SROとうとう4巻目。相変わらずのキャラクターたちがどんどんシリアルキラー事件に巻き込まれる。

    長編だと主人公のひととなりがかなりわかってきて、安心のキャスティングで安定してくる。私の中で!!それがますます事件にのめり込ませます。

    ラストの犯人の調書あたりで、お!?!?と、思わせるのは冨樫作品のなせる技!?

    さすがです。本当に!!!!

    0
    2015年12月05日
  • SRO6 四重人格

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かった。2重人格が相反する話はあったけど4重人格がそれぞれの特徴を活かして協力しあうとこが興味深かった。また登場するのかな?

    0
    2015年11月24日
  • SRO6 四重人格

    Posted by ブクログ

    シリーズを読んでいないとわからない事が多いから、前作を読んでからの読書がオススメ。

    内容的には読みやすいけど、少し無理やり感がある。
    そこでそんな都合の良い推理になるかな?っといった感じで。

    でもシリーズ読んでたら各キャラにも愛着が湧くし、楽しめると思う。

    0
    2015年11月18日
  • SRO6 四重人格

    Posted by ブクログ

    好きなシリーズのひとつ。今回近藤房子が出てこないので安心して読めました。正直怖かったので。室員それぞれのプライベートなエピソードを挟みつつ(こちらも展開が気になる)、事件・捜査は割と淡々と読み進められて、いい感じです。

    0
    2015年11月03日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

    Posted by ブクログ

     富樫倫太郎の初読み。
     特殊な設定でエンタテイメント性重視な警察小説。やっぱり、警察小説は面白い。

     巻末解説文によると、もともとは時代小説・歴史小説で活躍してきた人らしいので、そちらもチェックしてみたいと思った。

    (続編シリーズが出版されているのは知っているが)いかにも「まだ続くよ~」と思わせる、ホラー(サスペンス?)的な“引き”も、なかなか良い余韻を味わわせてくれた。

    ★4つ、7ポイント半
    2015.10.29.古

    リアリティが云々、設定が云々なんてレビューもいくつか見られるが、フィクションのエンタメ作品だという点を分かって読んでいるので個人的には無問題。

    ただ、気になったのが

    0
    2015年10月29日
  • SRO6 四重人格

    Posted by ブクログ

    201509/待ってましたのこのシリーズ。今回も一気読み。サオリやレイコが苦しみを引きずりながらもがむしゃらに立とうとする姿には涙。ハナコの存在意義が謎。

    0
    2015年10月11日
  • SRO5 ボディーファーム

    Posted by ブクログ

    個性豊かなSROメンバーと殺人鬼近藤房子との戦いが面白かった。近藤房子は、再逮捕されるも未だ生きている、尾形は引き籠りの息子にさされたとの事で終わるが次回作は有るのか??

    0
    2015年07月25日
  • SRO5 ボディーファーム

    Posted by ブクログ

    シリーズ第五弾であります

    近藤房子始動!!

    SRO発足以来、最大の敵
    過去に二度も死闘を演じた最強シリアルキラー
    近藤房子とのバトルの巻です

    いやー
    こわいですね~
    植木ばさみで指をスパスパ
    ペンチで爪をメリメリ
    画鋲で頬をブスブスと・・・・・・
    殺すこと自体に喜びを感じるわけではなく、いたぶる過程に快感・・・・・・・
    ん~
    惨い
    今回は変装に磨きをかけて忍び寄ってきますよ~
    そして、彼女が行ってきた数々の事件の全容が明かされて・・・・コレクションが・・・・・

    対して、冷静沈着なSRO室長の新九郎
    日本警察の最高峰プロファイリングで殺人鬼を追いつめる
    しかし、彼にも・・・・・危機迫る!

    0
    2015年07月23日
  • SRO2 死の天使

    Posted by ブクログ

    編曲したキリシタン医師の琥珀が、聖教者としては、先の無い患者を歴代法皇の命日に旅立たせる(ある意味尊厳死)殺人を探り当てるSROの活躍を描く。中々おもろかった。

    0
    2015年06月06日
  • SRO4 黒い羊

    Posted by ブクログ

    シリーズ第四弾です!(^^)!

    楽しかった~!!!!!!!!!!!

    今回は宿敵である近藤房子はチラ見程度の登場で新型のシリアルキラーが相手

    かつて、家族全員を殺害し蛹化させた恐るべき男の子

    矯正教育を受け、社会復帰をした彼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    人を殺すことに罪悪など感じず、むしろこの行いによって美しく生まれ変わらせることができると心から信じている

    静かなるシリアルキラー

    悪いことをしているという自覚がないですからねー

    SROなど恐いとも感じてないし

    まったくもって厄介な相手です

    特にSROの一員であるハリーはこの殺人鬼と妙な共通点を感じている・・・・・・

    0
    2015年05月23日
  • 闇の獄(下)

    Posted by ブクログ

    盗賊仲間に裏切られて死んだはずの男は、座頭組織の長に拾われて、暗殺者として裏社会に生きることに。
    文庫、上下巻。

    江戸モノ暗黒時代小説。軍配者シリーズのような爽やか時代小説もいいけど、この方の暗黒時代小説も好き。結構なグロい描写もあるけど、、、。でも、新之助が新一という座頭として生まれ変わり、殺し屋稼業に身を置かされながら、逆に人間としての情とか、家族の温もりとかを取り戻していく姿は泣きそうだったし、格好良かった。スピーディーな展開で、上下巻一気読み必至。最後まで面白かった。続編「闇夜の鴉」があるみたいで、嬉しい。この続きが読みたい。

    0
    2015年05月18日
  • 闇の獄(上)

    Posted by ブクログ

    盗賊団で仲間の裏切で瀕死の重傷から暗殺団に救われ、座頭にされて暗殺団の一味となる。座頭市&必殺仕事人を足して割った様なストーリーで面白い。1巻は、殺し屋と成長して昔裏切られた盗賊団への復讐の予兆で終え2巻に続く。

    0
    2015年04月29日
  • 神威の矢(下) - 土方歳三 蝦夷討伐奇譚

    Posted by ブクログ

    “箱館三部作”の三作目・下巻。
    ドラゴンを復活させ、蝦夷地に「神の王国」を作ろうとするサン・ジェルマン達。その野望を阻止すべく、土方さん達の蝦夷政府軍に、アイヌの若者タリコナ・陰陽師の安倍泰成が加わり、もう物語の後半部分はまさに妖怪大戦争のようです。ゾンビ軍団と戦う土方さんの姿なんて、他ではなかなか読めません(笑)。
    まさにエンタメですが、一点、富樫さんもあとがきに書いていらっしゃったように、アイヌの方々の過酷な状況の場面は読んでて辛くなりました。
    それだけに、エピローグのタリコナ達の姿には心が温まって、良かったです。

    0
    2015年02月26日
  • SRO4 黒い羊

    Posted by ブクログ

    現実にも未成年者が殺人を犯してしまう事件があるけど、事件の背景には家庭環境が良くないってのがあるよね。
    今回のシリアルキラーは生きたまま捕まえてほしかったな。

    0
    2015年02月25日
  • 神威の矢(上) - 土方歳三 蝦夷討伐奇譚

    Posted by ブクログ

    “箱館三部作”の三作目。
    今回はまさに伝奇小説といった風です。前二作と異なるオカルトな展開に少々戸惑いつつも、エンタメとして楽しんで読めてしまうあたり、さすがです。
    土方さんは少~ししか出てこないなぁ。。と思っていたら、終盤で格好良く決めてました。次巻での活躍を期待したいです!
    それにしても、アイヌを酷使する和人どもがクズすぎます。。。

    0
    2015年02月25日
  • SRO3 キラークィーン

    Posted by ブクログ

    警視庁広域捜査専任特別調査室
    通称『SRO』
    FBIを見本とした組織で、管轄にとらわれず、広域で独自の捜査を行う部署だ
    メンバーは七人、その内五人がキャリアという不可解な集まり
    訳ありのメンバーが隠された殺人鬼と対決するシリーズ第三弾

    第一弾でSROの活躍により逮捕されたシリアルキラー、近藤房子が脱獄した
    『M』という組織が主導したという・・・・・・・
    自由の身になった房子はSROへの復讐を試みる
    脱獄を手助けした『M』の思惑
    『M』を必要に追う中国系ギャング
    SROを巻き込み生死を懸けた壮絶な戦いが始まる!!
    というお話

    興奮ものです♡

    房子~!強え~!!恐え~!!!ヒャ~m)゚O゚&

    0
    2015年02月08日
  • SRO2 死の天使

    Posted by ブクログ

    神から与えられた使命だと言って、10年間患者を殺し続けるなんて…しかもそれが医者だというのだから、読んでいて腹立たしかった。
    宗教にのめり込むのって怖い。

    0
    2015年02月04日
  • 謙信の軍配者(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    晴信と景虎、そしてその軍配者である四郎左と冬之助の戦いが描かれる。川中島の戦いが中心となるが、冬之助の存在感が薄い。四郎左の手を先読みしたというだけで、ほとんどが景虎の作戦で戦っていた印象だ。戦を学んだ軍配者よりも戦の天才・景虎が勝っていたということか。それでも三人の軍配者たちがからんだエピソードが語られ、シリーズ完結作としてふさわしい内容だった。

    0
    2015年02月04日