あらすじ
小泉孝太郎好演で大注目!テレビ東京系列「警視庁ゼロ係」の原作!“空気は読めないが人の心は読める”変人キャリア刑事の「非常識捜査」。まばたき、爪先の向きなど、相手の表情、仕種から知識と独特の観察眼で真相を暴いてゆく異色シリーズ第一弾!そんな彼が連続ボヤ事件で興味を示した手掛かり、ファイヤーボールとは?
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ドラマ『警視庁ゼロ係』既に見ていたので、事件の内容も犯人も分かっていたけれど、後から原作を読んでも十分に楽しめた。
小早川冬彦を中心に、ゼロ係メンバーのキャラクターが立っていて、会話を読んでいるだけで面白い。コメディとミステリーの塩梅が丁度よく、中だるみせずに一気読みできた。
初めは冬彦を毛嫌いしていた高虎が、嫌々ながらも徐々に冬彦の個性を受け入れ、相棒として認めていく過程も丁寧に描かれていて良かった。
ちなみにドラマでは高虎は女性で寺田寅三という設定に変更されていてる。原作の高虎ファンは、高虎がドラマに登場しないことを寂しく感じるかもしれないが、寅三という、男勝りで面倒見がよく、人情派な愛すべきキャラクターを松下由樹がイキイキと演じていて、原作とはまた違った見所になっていると思う。
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小泉孝太郎のドラマを見ていた。
ドラマと小説では人物の性別も違ったが
小泉孝太郎のKYぶりがはまっていたからか?
余り違和感なく小説を楽しめた。
イメージ的には小泉孝太郎がハンサムすぎ?だとは思うが・・・
しかし、冬彦(主人公の名前)の
人の心を読む力が凄い!
ダメンズの設定だが
密かに頼りがいを感じてしまう。
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警察シリーズ初刊
くにならず、最後まで読める。
ほかの警察シリーズと異なるのは、プロファイリングを多用すること。
誰が内通者か、考えながら読むと面白い
Posted by ブクログ
最初は登場人物多くてなかなか名前が一致しなくて苦労したけど面白かった!
いろんな事件がたくさん起きる中で風呂敷広げすぎでは?とちょっと思ったけど最後にはパズルのピースがピタっとはまりスカッとした!
しかも大好きなSROシリーズともリンクがあって何度もニヤッと。近藤房子はやっぱり有名人。笑
小早川冬彦のキャラ好きだわ~♥
いつか山根室長と一緒に仕事して欲しい~♥
Posted by ブクログ
面白かった!
主人公が無神経で程よくぽんこつ、推理力が高くキャラクターが立っていて良かった。
登場人物の多さに最初は戸惑うが0係の面々の個性が強烈で誰だっけ?とならずにするする読めた。
構成的には大筋の放火魔事件の合間に色々な事件を解決していく事で程よく読ませるポイントを作っていて良いなと思った。
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著者の本は初読。警視庁ゼロ係のドラマは何シリーズか視聴済で原作があることを知ってシリーズの1作目を手に取った。空気の読めない現場にこだわるキャリア、小早川冬彦。表情や仕草で相手の考えることを推し量る能力は抜群だ。ストーカー?迷子?徘徊?…生活安全課に寄せられた相談と連続放火事件との繋がりは?生活安全課のメンバーはドラマとは違うが私の中では小泉孝太郎がくるくると動き、話し、一気に読み進んだ。続きを読みたいと思うほど面白かったが、もしドラマを見てなかったらこの空気読めないキャリアのイメージはかなり違ったかも。
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2016/9/18 500ページ近くあったが一気に読めた。SROシリーズが面白かったので期待していたがこちらもなかなか。やや強引な感もあるが。★4
Posted by ブクログ
中々面白いですね。
キャリア警察官が、勝手の知らない所轄で、現場たたき上げの刑事と組んで事件を解決していくと言うプロットは、他にもありそうですが、この作品の場合、キャリア警察官が、KYと言うところがみそ。階級が上なのに、怒られたりね。
まぁまぁな分量のある作品なのですが、中身が軽いからなのか、あっという間に読み終えてしまいました。
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SROを少しかじって、関連で読んでみた。
こんなのかける人いたんだって、驚いた。
気に入りました。
『メンタリスト』風? 行動心理で解いていくのと、いくつかの問題を全て解決していく。分厚いな〜と思ったんだけど、こんなだったのね。登場人物も個性的だし、面白かったなあ。
のっけから、近藤房子出てくんのね。冨樫ワールドなのね。
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読む機会を逸していた作家の一人。
ドラマ化をきっかけにやっと読めた(ドラマ完結後)。
ドラマでは大部分の登場人物が大幅に改変されていたので、
既読後だったらドラマの方を楽しめなかったと思う。
結果、別物としてどちらも楽しめたので結果オーライ。
続刊や別シリーズも読んでみよう。
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この作者は好き。
SROの近藤房子もコミカルな感じで書かれていておもしろい。
東大卒のキャリア警官が、所轄の杉並警察署の生活安全課なんでも相談室に配属される。
これは主人公が希望したから。
連続放火犯と裏家カジノと一見なにも関係なさそいな事件が結びついていく。
主人公はかわりものだが、抜群の知見があって、参考になる心理的描写が多い。
シリーズものだし続編を読みたい。
Posted by ブクログ
201601/期待通り、富樫作品は面白い。このシリーズも、クセもアクも強い登場人物達が作中で生き生きとしてて楽しめた。SROファンにはニヤリ、なサービスも笑。たくさんの事件が同時進行し、一部消化不良な感もあるけど、今後の刊行も楽しみ。
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型破りなキャリア刑事が活躍する警察小説の新シリーズ。
署内の役立たずを集めた島流し部署、生活安全課の何でも相談室、通称0係。そこに異動して来たキャリアのKY刑事・小早川冬彦。島流し部署と変わり者のキャリアというのは、ありふれた設定ではあるのだが、冬彦のプロファイリングと些細な事件にでも、形振り構わず立ち向かう正義感が面白い。
富樫倫太郎の『SRO』シリーズとテレビドラマの『相棒』に佐藤青南の『行動心理分析官・楯岡絵麻』シリーズを掛け合わせたような作品。
また、『SRO』シリーズにも登場するキラー・クイーン、近藤房子がチラリと登場するサービスもあり、富樫倫太郎ファンならニヤリとするだろう。
Posted by ブクログ
観てはいなかったがドラマがあったのは知っていたが、その原作がこの作家だったと最近知り読んでみた。
中々個性的な登場人物たち、ドラマはやや原作とはやや異なる配役のようだ。近藤房子の名前が出てくるのに他作品とのコラボが楽しめる。
冬彦と高虎のコンビが今後どのような化学反応をしていくのか楽しみではある
Posted by ブクログ
生活安全課に突如誕生した何でも相談室へ科警研から異動して来た、正直なあまり無礼千万でマイペースなキャリアの冬彦警部と、放火や迷子の地域密着な事件。心理学が興味深く、それを活かし鋭い観察眼で動く優秀な冬彦が頼もしい。空気を読み飲み込むこと等が出来ないながら人に左右されない様は勇気付けられるようだった。
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東大出のキャリア、冬彦警部。
科警研にいたが、あることがきっかけで現場に戻ることになるが、役立たずのレッテルを貼られた者ばかりが集まる部署に送られた。
しかし、そんなことはものともしない冬彦。
心理学を心得ており、鋭い観察眼で事件を解決していく。
ただ、思ったことはハッキリと口に出すKYで周りをムッとさせることにも長けているキャラが面白い。
2018.1.28
Posted by ブクログ
空気が読めないが、人の心理は読める。警察大学出のキャリアにも関わらず、現場勤務を希望する風変わりな主人公、小早川冬彦と愉快な仲間たちが繰り広げる刑事モノ。表題のファイヤーボールを使った放火犯を追い詰めていくっという本線以外にも、心理学も駆使しながら様々な事件に対処していく。軽快で読んでて面白い。文中でちょくちょく出てくるボディランゲイジからの推察は、日常生活の中でも使えるものだろうか。ちょっと意識してみようかな。