富樫倫太郎のレビュー一覧

  • 謙信の軍配者(上)

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    軍配者シリーズ3作目。冬之助メインかと思いきや、四郎左側の話も多く、お互いの思惑が見えて面白い。ただ、景虎の能力がすごすぎて冬之助が活躍する場面が少ないのは不満が残る。下巻から活躍するのを期待。

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    2015年02月02日
  • 箱館売ります(上) - 土方歳三 蝦夷血風録

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    土方歳三 蝦夷血風録と銘打ったシリーズだけあって、やはり土方歳三がかっこいいです。
    いや、もっと言うと土方歳三のみがかっこいいですね。
    この小説では、彼の前では、榎本武揚はじめ、他の蝦夷政府の要人もバカにしか見えないです。
    陸軍奉行の大鳥圭介など最たるものです。
    そこが☆一つ減じた理由ですかね。
    下巻で土方歳三にスッキリさせてほしいです。

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    2015年02月01日
  • 信玄の軍配者(下)

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    武田家の軍配者として負け知らずとなっていく四郎左。武田家の驕りを感じつつも止められない様子は、現代のマネジメントの世界でもありがちなこと。そんなところも人気の秘密なのだろう。本当にいい人である小太郎に対して、ツンデレキャラの四郎左。個人的には四郎左の方が魅力的だ。

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    2015年01月30日
  • SRO2 死の天使

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    シリーズ第二弾であります
    第一弾で見事に連続殺人鬼を逮捕
    無茶で違法な捜査を行った警視庁広域捜査専任特別捜査室の面々は・・・・・・

    結果・・以下の処分に

    有給扱いの謹慎・・・二名
    心の病で入院中・・・一名
    外出禁止の管内勤務・・・四名

    でもでも
    事件は彼らを放っておいてはくれません
    ってか
    彼らは事件を放っておかない!!!!!

    ある病院で末期の患者たちが本病とは違う原因で死亡している
    その病院には死を望む患者たちを神のもとへ送り届ける【死の天使】がいるという・・・・・・・・
    事実関係を調査するためにSROは警視庁内で捜査とは無縁の職・・経理畑のベテランである富田を潜入させる
    そして、彼

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    2015年01月26日
  • 信玄の軍配者(上)

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    「軍配者」シリーズの続編。少年だった小太郎と四郎左がおそれなりのおじさんになっていることに若干の違和感はありつつも、前作同様面白く読める作品。下巻も楽しみ。

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    2015年01月26日
  • 早雲の軍配者(下)

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    軍配者として駆け出しの段階で物語が終わるのでやや物足りない。それでも、小太郎の才能が垣間見えるエピソードはとても面白かった。今後、シリーズ的な扱いで他の軍配者と絡めた物語を展開させることを期待。

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    2015年01月19日
  • 妖説 源氏物語 弐

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    今回は、前巻にくらべて、怪談色はちょっと薄めでした。

    しかし、この時代を題材にとるという発想は、すごいなぁと思います。
    華やかな源氏の時代が終わって、まだ、薫や、匂宮は、運命の女に出会っていない。
    まさに、隙間の時代。
    だからこそ、想像力を働かせる余地があるのかもしれません。

    今回の「魔の刻」というのは、ボードゲームのお話でした。
    題材にされているゲームは、「バックギャモン」。
    「バックギャモン」って、こんな時代から、日本に伝わっていたんですねぇ。
    ちょっと、ビックリしました。

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    2014年10月31日
  • 堂島物語6 出世篇

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    5巻から、百助の息子・万吉が主人公になって話が展開。
    4巻の続きも気になっていたのですが、吉左は能登屋として、レジェンド的な存在になって、少ししか出てきません。
    この巻では万吉が、川越屋で丁稚奉公するところから展開するですが、あの藤兵衛が主の店なのに山代屋よりも陰湿な店風で、万吉が嫌がらせの標的になってしまいます・・・。
    ラストは少し駆け足な感じですが、希望を予感させるものでよかったです。
    番外編でも良いので、万吉たちの今後が読めたら嬉しいと思います。

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    2014年09月28日
  • 堂島物語1 曙光篇

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    十六歳と遅れて米問屋へ奉公に入った、貧しい百姓の少年、吉左の成長物語。
    “奉公モノ”というと、周りが意地悪な人ばっかりなイメージもありますが、この作品は、藤助や、お亀、月照様など、吉左の味方もいるので心強く(勿論嫌な先輩キャラはおりますが。。)、吉左自身も応援したくなるようなキャラなので、彼の成長が楽しみです。
    当時の米取引の状況も詳しく書かれていて、その部分も興味深く読めます。

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    2014年09月17日
  • 謙信の軍配者(下)

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    軍配者シリーズ第三弾.風魔小太郎,山本勘助,そして今作の宇佐美定満.幼少時代に共に軍楽を学び,戦場で相見えることを誓う.今までの時代小説とは少し異なる趣の物語に気が付くと魅了されていた.未熟さが残る君主の成長と己が存在理由.そして友との死を賭した戦い.ぜひ読まれたし.

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    2014年08月16日
  • 信玄の軍配者(下)

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    軍配者シリーズ第二弾.今作は山本勘助の数奇な物語.
    戦国時代の中にあっても,君主の鞍替えが珍しくない軍配者という職は興味深い.富樫さんの読みやすく人情味溢れる作風は大好きです.時代物が好きな方はぜひ一読を.第三弾も積読してるので近々に読みたいと思います.

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    2014年08月12日
  • 謙信の軍配者(下)

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    【上巻と同じ】「信長の野望」や「軍師官兵衛」による歴史熱再燃で、本屋にてジャケ買い。
    後で知ったのですが、北条家、武田家、そして上杉家という三家の物語の三部作目だったのですね。最終作から読んでしまって少し残念でした。
    題名こそ「謙信の軍配者」とあり、宇佐見定行が主人公のように思いましたが、実際は武田家の軍師・山本勘助が話の中心です。
    人物描写もはっきりしていて生き生きとしており、ストーリーも変化に富んで、どんどん引き込まれていきます。
    特にクライマックスの第4次川中島の戦いの描写は、臨場感もあって素晴らしかったです。勘助の死も、ある意味淡々と描かれているのですが、むしろその方がリアルなのだろう

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    2014年08月05日
  • 謙信の軍配者(上)

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    ネタバレ

    「信長の野望」や「軍師官兵衛」による歴史熱再燃で、本屋にてジャケ買い。
    後で知ったのですが、北条家、武田家、そして上杉家という三家の物語の三部作目だったのですね。最終作から読んでしまって少し残念でした。
    題名こそ「謙信の軍配者」とあり、宇佐見定行が主人公のように思いましたが、実際は武田家の軍師・山本勘助が話の中心です。
    人物描写もはっきりしていて生き生きとしており、ストーリーも変化に富んで、どんどん引き込まれていきます。
    特にクライマックスの第4次川中島の戦いの描写は、臨場感もあって素晴らしかったです。勘助の死も、ある意味淡々と描かれているのですが、むしろその方がリアルなのだろうと思わされまし

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    2014年08月05日
  • 早雲の軍配者(下)

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    ネタバレ

     足利学校で学ぶ小太郎にも仲間ができる。足利への道で命を救ってもらった代わりに身分を偽り入学した勘助、北条の宿敵の孫であるが学校では学友の冬之助。

     入学から四年半、伊豆からの知らせは早雲の死を告げるものだった。伊豆に帰る小太郎についてきた勘助は京へ、冬之助は駿府へ向かう。

     足利へ帰り学を積んでいた小太郎に伊豆への帰還の命が下る。相模と接する武蔵の国を治める扇谷上杉氏との戦が始まるという。

     小田原に戻った小太郎だったが、対する扇谷上杉を率いる軍配者は駿府今川で戦の経験を積んでいた冬之助だった。

     扇谷上杉氏と北条氏の戦、高輪の戦いが始まる。


     さて、上下間通しての感想です。

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    2014年07月05日
  • 早雲の軍配者(上)

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    ネタバレ

     伊勢宗瑞、のちに北条早雲と呼ばれた男は豆州韮山のちにほぼ隠居の身であったが心配事があった。

     息子の氏康は自らが鍛え上げ心配はない。懸念は孫の千代丸だった。武家に似合わず優しい幼子が伊豆、相模の二国を治める将来に自分はいない。誰か自らの意思を受け継ぎ、千代丸を導いてくれる助言者を探していた。

     韮山の香山寺の和尚から人並み外れた子を見つけたとの知らせが宗瑞の耳に入る。かつて相模の忍、風間党を率いた男の残した倅だった。名を小太郎。兵書を与えてみると喜びそれを読んだ。

     宗瑞は小太郎こそが千代丸の力になると考え、軍配者となるべく小太郎を日本最大の学び舎である足利学校に送った。


     上巻は

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    2014年07月05日
  • 信玄の軍配者(上)

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    戦国時代の物語は、軍師の話が特段面白いのだが、山本勘助については、あまり生涯が知られていないだけ、その分歴史ファンとしては興味をそそられます。
    異形な風貌から他人に認められなかった山本勘助が武田晴信にその才を認められ、召抱えられるところは涙しますね。
    醜い風貌で偏見をもたれてる山本勘助の精神の強さ、優しさにドンドン引き込まれていきます。
    武田晴信や原虎胤など、武田の重臣をすごく魅力的に描いています。下巻が楽しみです。

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    2014年06月08日
  • 謙信の軍配者(下)

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    201406/最終巻は軍配者達というより、晴信・景虎メインになってしまったのは展開的には仕方ないにしても、やはりいささか物足りず。そんな中、都度都度描写される四郎左一家の物語には何度も泣かされた。結末は、冬之助にそうさせる為に思えて、流れ的には見事な終着点だと思うけど、この世界にのめり込んだ読者としては、そうじゃない結末であって欲しかったー!!でも三部作ともとても楽しんで次々とページめくる手が止まらなかった。

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    2014年06月08日
  • 謙信の軍配者(上)

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    謙信の軍配者 というタイトルではあるが、内容の半分は 信玄の軍配者 の続きだ。
    謙信と冬之助 の出番・存在感よりも、信玄と勘助のほうが印象強い。
    なればこそ、このシリーズを読んできた者にとっては欠かせない一冊であろう。

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    2014年06月06日
  • 謙信の軍配者(下)

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    想像が膨らむ。もっと続きが読みたい。やっぱり、学生時代の友は、いつ会っても当時に戻れる。そんな雰囲気を思い起こさせるような小説だった。

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    2014年06月05日
  • 謙信の軍配者(下)

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    ネタバレ

    これにて完結。景虎の下々のものなど関係なし!な振る舞いはどう天才であっても、晴信側贔屓になってしまうなぁ。結果はわかっていても、四郎左には千草や太郎丸のもとへ生きてかえってほしかったし、なんとかならんのか!と思いながら読みました。景虎に到着した暇を乞う冬之助の言葉が胸に染みます。小太郎や四郎左のこどもや孫たちが冬之助のもとで学ぶ日がくればいいのになぁ。

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    2014年06月01日