富樫倫太郎のレビュー一覧

  • SRO3 キラークィーン
    今回もハラハラドキドキ。近藤房子が怖すぎる・・・捕まりそうで捕まらない。早く捕まってほしい。
    SROメンバーの抱えてる問題も出てきて、色んな意味で濃かった。
  • 箱館売ります(下) - 土方歳三 蝦夷血風録
    前編では全くいいところのなかった土方歳三だが、後編では主人公としてやっと、その立場に相応しい活躍をする。前編では陽明学の師匠の山を降りるシーンのみが面白かったが、その後の小ぶりぶりに、何のために登場したのかと思っていたが、土方を前面に押し出すための重要な役回りを演じるための登場しており、そのために、...続きを読む
  • SRO5 ボディーファーム
    好きなシリーズ第5弾。今作も読みやすく読み応えあり。近藤房子こわいなー。それにしてもあのエピローグはいったい?!次作が待ち遠しい。
  • 箱館売ります(下) - 土方歳三 蝦夷血風録
    幕末から明治初期、蝦夷地(北海道)において発生したガルトネル事件、その真相には、ロシアが領土拡張の思惑が絡んでいた!、みたいなお話です。

    まず「ガルトネル事件」を知りませんでした。
    日本の地においても、清朝時代の香港になりそうな事件があっただなんて、全然知りませんでした。

    たまたま富樫さんの本を...続きを読む
  • SRO5 ボディーファーム
    麗子がかわいそうでならない。そして強がるところも共感。だけど麗子ほど私は強がれないなぁ。麗子にだいぶ親近感わいた。
  • 箱館売ります(上) - 土方歳三 蝦夷血風録
    主人公は函館新撰組でも蝦夷政府のだれかでもない。
    ユーリィというロシア人と平山金十郎という人物だ。
    土方歳三は!?と思うより早く、この話に集中してしまう。
    富樫さんの筆致のせいかも?
    さらっとしてるのに親近感のある書き方。
    そんなに字も詰まってないのでするする読めて楽しい。

    ガルトネル事件、という...続きを読む
  • 堂島物語1 曙光篇
    軽快な読み口で一気に読ませる。第一巻では登場人物の大まかな人物像を描き、次巻以降が本格的な物語りになるのだろう。米相場という現代人には馴染の少ない題材だが読んでいて飽きないのは作者の妙だろう。次巻が楽しみ。
  • SRO4 黒い羊
    SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。文庫書き下ろし・シリー...続きを読む
  • 堂島物語1 曙光篇
    米相場を描いた時代経済小説シリーズ第一弾。

    小作人の長男として生まれた吉左は義母との関係に悩んでいた。
    義母は自分の子供に後継となって欲しい。その気持ちを露骨に示してくる義母に殺意を覚えた事もあるが、その気持ちも理解出来るのであった。それに兄として兄弟達も可愛い。
    義母が死ぬか、それとも自分が死ぬ...続きを読む
  • SRO3 キラークィーン
    史上最悪の殺人者「ドクター」再び・・・

    抜け出せる事のない投獄生活

    思い募るSROへの再戦

    世の中は、プラスマイナスが0になるようにできている
    しかし・・・そのルールに当てはまらないものもいる。

    殺戮の医師が、残忍さと恐怖を兼ね備えた
    死の女王へと変貌する?!

    「キラークイーン」の誕生は阻...続きを読む
  • 堂島物語1 曙光篇
    家族のため、米問屋へ奉公に行く吉左。
    様々な苦難の中、相場師として才能を発揮していく。

    冒頭20ページの決断に度肝を抜かれ、引きの強さに鼓動が高まった。
    男前すぎるぞ!吉左。
  • SRO4 黒い羊
    早く自作を読みたくなりました。
    近藤房子とSROの対決と結末が気になります。
    ストロベリーナイトのように映像化もして欲しいです。
  • SRO4 黒い羊
    今作もスリリングで面白かった。どんどん読み進められる感覚がいい。各登場人物のサイドストーリーも次作へつながっていて期待できる。
  • SRO4 黒い羊

    針谷の決断

    今回の作品は、対象者の心境描写が挿入され、山根室長のプロファイリングがそれをたどるような形ですすんでいくところが面白い。ある意味読者にはネタバレなのだが、それを山根が鋭い洞察と分析で解決していく。最後の針谷の決断が面白い。
  • SRO3 キラークィーン

    キラークイーンはどうなるのか?

    SROⅠからの続編。キラークイーンは果たしてどうなるのか?次が知りたくなる作品。SROメンバーのキャラクターが明らかになっていく。SROvsキラークイーンはまだまだ続くようである。次回作に期待。
  • 堂島物語1 曙光篇
    江戸時代の経済小説とは面白そうだと思い読んでみました。
    当時の米に関する商いを知る事が出来て、とても勉強になりました。こんなに昔から先物取引が行われていたのだなあと感心して調べてみたら、なんと”1730年に江戸幕府が、大阪堂島米会所に対し米の先物取引を許可したのが、先渡し契約の無い近代的な商品先物取...続きを読む
  • 妖説 源氏物語 参
    「妖説 源氏物語」完結編です。

    女三の宮が、けっこう、初々しくて笑ってしまいました。
    うん、でも、せめてこれぐらいは、「母親」であってくれたならと思います。
    逃げることしか、考えてない印象がありますからねぇ。

    しかし、まあ、解釈はそれぞれなんですが、3話の途中ぐらいまで、ずっと、かなりまっとうな...続きを読む
  • SRO neoⅠ 新世界
    SRO室長だった山根が刑事部長に昇進して芝原麗子が室長になって3年という新しい設定で物語は始まる。科捜研の夏目が新たにSROの一員に加わり事件捜査を進める。最後はいつも通りに無事事件解決を見るが、まだまだ続きそうな気配を残して本作は終了。次回作はまた先になるだろうけど、期待。
  • SRO8 名前のない馬たち
    動物好きな人にとってはとても辛い描写の続く巻だった。
    人間の身勝手なエゴを突きつけられているようだった。
  • ちぎれ雲(一) 浮遊の剣
    何か、よく分からない作品だ。最初は、能天気な男のエロ小説かと思っていたけど、後の方では、徳川幕府転覆を図る陰謀を匂わせたりして、シビアな話になって来た。敵役の首領と能天気男とも因縁がありそうだし。続きが楽しみではある。