富樫倫太郎のレビュー一覧

  • SRO8 名前のない馬たち
    SROのメンバーのリハビリの様な巻
    毎回の激しい描写は少なく、動物と人間の在り方を事件を通して描かれていました。サクサクと読み進められましたが、房子様が最強です。
  • SRO8 名前のない馬たち
    シリーズ第8弾。
    前作で結構派手にやらかしたはずの近藤房子の出番は今回ほとんどなく、やはりメンバーと近藤房子との対決を楽しみにしているファンとしては、少し物足りない。
    プロローグから北海道の牧場での出来事が描かれ、その10年後の関東近県で起きている乗馬クラブオーナーの連続した変死事件が描かれる。
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  • 生活安全課0係 ブレイクアウト
    あっさり淡々と読めた。ポワロばりに関係者を集めて犯人たちを言い当てるとこはなかなか良かった。最後に急展開の予感が。次回に期待。
  • 生活安全課0係 ブレイクアウト
    警察の「なんでも相談室」で扱う事件のお話。「事件」といっても残虐だったり血なまぐさいものはない。心が疲れていてあまり残虐なシーンがあるミステリを読みたくないときにおすすめ。まったりと読めます。
  • 生活安全課0係 ブレイクアウト
    シリーズ第6弾。
    前作から結構間が空いたので、もう出ないかと思った頃に出た。正直、もういいかなぁ、と思いつつ、他に読む本がないので、手に取る。
    失踪した娘を1年ぶりに探し始めた母親、何者かに狙われていると訴える女性、銭塚に埋めたはずの2,000万円が無くなったような気がすると言う老人…一見、何のつな...続きを読む
  • スカーフェイス2 デッドリミット 警視庁特別捜査第三係・淵神律子
    6月-15。3.0点。
    スカーフェイス第二弾。男が出頭し、持参したPCには監禁された女性が映り、48時間のカウントダウンが。
    女性救出は間に合うのか。

    サラッと読めるが、グロい描写がけっこうある。
    オペレイターの正体が分からず、次作以降かな。
  • 信長の二十四時間
    本能寺の変の黒幕は誰かに焦点が当てられ、信長が主役かと思ったら、信長の性格が怖いだけでその恐れから周りはビクビクしながら信長に仕えている。
    疑心暗鬼の信長を逆手にとって朝廷と配下の忍びが信長を殺そうと企むのは全ての土地を天皇に還し、信長が後ろ盾となり支配者になろうという目論見を阻止するため、光秀や秀...続きを読む
  • 生活安全課0係 エンジェルダスター
    シリーズ第5弾。
    相変わらずのKY冬彦の暴走で、警察の仕事か?というような案件を生活安全課で引き受けることに。
    過去からのハガキや孫が帰ってこない、ゴミ捨て問題などなど…
    だけど、冬彦が係わるとこれが事件に発展?!
    冬彦ならでは対応や行動が、毎回なんともいえず楽しみ。

    2019.3.13
  • SRO episode0 房子という女
    過去の作品を読んでいれば感情移入できるし、シリアルキラーができあがっていく過程を楽しめる。ストーリー自体はあまり抑揚のない独白形式なのでスピンオフ作品として割り切って読むのが良い
  • 信玄の軍配者(下)
    軍配者シリーズ第2弾 そうだった信玄の軍師は確かに身体に障害みたいのがあった記憶はうっすらとあった。これもなかなか良かった。しかし早雲の軍配者に比べるとやはりインパクトは下がっていくのは仕方ないか。
  • 謙信の軍配者(下)
    信玄の軍配者の続き、謙信軍配者のタイトルがついているが引き続き山本勘助が中心、著者も勘助のキャラが気に入ったと見える。足利学校3部作の3作目。今まで謙信好評価寄りの書物を読んできたのもあるが、本作は一歩引いてみているので、異なる視点も感心。なるほど、戦国時代前半はこの3人が活躍していたのだなぁ。
    3...続きを読む
  • 謙信の軍配者(上)
     かつて扇谷上杉家の軍配者であった曽我冬之助は、小田井原の戦いで四郎左の助けで越後へ落ち延びた。
     越後の長尾家は内乱が治まり、景虎が国を治めていた。
     景虎には神がかり的な戦の才覚がある一方、権威には弱く金もないのに上洛を夢見て、全く政には関心のない両面があった。

     そんな折、関東管領の山内上杉...続きを読む
  • SRO3 キラークィーン
    好きなシリーズなので3作目。やはりというかあの人物が再登場した。この先も苦しめてくれそうな予感。思ったよりも生々しい描写が多くて驚いたが懲りずに自作も読んでしまうのだろう。
  • SRO2 死の天使
    第1作を読んで面白ったので手に取った。キャストへの愛着があるので思い入れはあったがストーリーはやや単調。早い段階で犯人がわかるので犯人探し以外の盛り上がりやどんでん返しが一つあると良かった。
  • SRO2 死の天使
    治る見込みがなく死を願う患者達を解放する為キリスト教の神の意思と称し代理として十年もの間多くの殺人を犯して来たシリアルキラー琥珀医師が鮮烈。それ以外の面々は個別認識が出来なかったけれど展開は追えた。一冊がぎゅっと一纏まりになっていて冗長にならない。院内の雰囲気が無理なく満ちている。結末が寂しい余韻。
  • 生活安全課0係 エンジェルダスター
    霧が掛かりながらも孫を溺愛する祖母が訴える青年の失踪、誤っていじめ加害者と取れる記事を書き女生徒を自殺に追いやってしまい父親から娘が生まれたら殺すと凄まれた新聞記者への悪質な悪戯的年賀状からの消えた赤ん坊。遺体の在処が予想通りで意外性がなかった。安定の冬彦らにするすると読み進めたけれど何となく薄味。
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室
    キャリアばかりの新設SROの面々と白骨死体と長年積み重ねて来た犯人であるドクター。汚部屋に住みオンオフが激しく精神科通院歴のある麗子は表紙的に主人公かと思いきや活躍は薄め。登場人物の把握が追い付き辛く、終盤の仲間の危機や肉厚な犯人でやっと入り込めた。射殺経験の多い針谷は持ち歩きすぎ的。BOSSを連想...続きを読む
  • 生活安全課0係 ファイヤーボール
    生活安全課に突如誕生した何でも相談室へ科警研から異動して来た、正直なあまり無礼千万でマイペースなキャリアの冬彦警部と、放火や迷子の地域密着な事件。心理学が興味深く、それを活かし鋭い観察眼で動く優秀な冬彦が頼もしい。空気を読み飲み込むこと等が出来ないながら人に左右されない様は勇気付けられるようだった。
  • 生活安全課0係 バタフライ
    婚活を始めた靖子、乗馬を始めた高虎、女装を始めた樋村、ペットショップで恋をした係長、養護施設に移った経緯を思い出す理沙子の0係のそれぞれの日々と、新聞口から投函された大金と虹色に染められた野良猫の事件に立ち会うことによる重なりにわくわくした。高虎と係長にほっこりして、樋村と理沙子にしんみりした。
  • スカーフェイス 警視庁特別捜査第三係・淵神律子
    破天荒な女性刑事が過去の遺恨を抱えながら宿敵を追跡していく。
    ほぼアルコール依存症だが看護師である同居人と支え合いつつ生活していく様子がなんとも痛ましい。
    最初の派手さが終盤まで続けば楽しめた気がするが、異動になってからはなりをひそめてしまい、事件の捜査も淡々と進むので少々残念。
    一番最後に黒幕が登...続きを読む