富樫倫太郎のレビュー一覧

  • 警視庁SM班II モンスター

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    警視庁SM班シリーズ、2作目。

    ガッツリ前作の続きから。前作を読んだ段階では、登場人物とシチュエーションが若干変わっただけで、他シリーズの事件と似たり寄ったりの展開になってるなぁ、という印象しかなかったが、2作目においては、特に後半、云わば閉鎖された空間の中でのバトルロワイアル化されていて、予想外の展開で楽しめた。今のところ、SROメンバーほどのブラックさがSM班のメンバーには感じなくて、その点も気楽に読めていいかも。まぁ、とりあえず今回は、ある人の意外な豹変ぶりに度肝抜かれましたデス。

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    2021年01月29日
  • 警視庁SM班I シークレット・ミッション

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    警視庁SM班シリーズ、1作目。

    新シリーズ。とは言え、お相手はまたもやシリアルキラーで、かつチームメンバーは曲者揃い。それぞれ強烈な個性はあるけれども、クセが強すぎて、逆にどこかで見たことあるような感じも受ける。SROシリーズも含め、いろいろ読んできたこともあって、ちょっと食傷気味になっているかも。ただ、佐藤さんのお地蔵さんは笑ってしまった。このキャラは今までになく斬新。
    エグいシリアルキラーが相手なのは良いとして、その展開が他シリーズのものとまるっきり同じだったのが気になる。とうとうネタが尽きてきたのかとちょっと心配。

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    2021年01月27日
  • 箱館売ります(上) - 土方歳三 蝦夷血風録

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    他の本では北海道入ってからの土方歳三はあっけないので、フィクションでも楽しめた。土方が榎本武揚や大鳥圭介といったエリートと一緒に動いているのが新鮮。

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    2021年01月24日
  • 警視庁SM班II モンスター

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    終盤はかなりバタバタな印象があるがそれも含めて楽しめた。殺人犯同士が引き寄せられるようにして殺し合うというのは異様だがあまり見ない展開で印象深かった。しかし最後まで徹底してやりきったな。

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    2020年12月29日
  • SRO3 キラークィーン

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    SRO第1話で逮捕されたシリアルキラーの近藤房子は、取り調べに対して黙秘を続けていた。その近藤房子を奪おうとするとんでもない2人組がいて、その奪取をまんまと成功させる。ところが彼らが計画していたことに齟齬をきたしてくる。そこから近藤房子がサイコパスの本領を発揮して、物語は意外な展開を見せていく。近藤房子の行動や心理を詳細に描いていて、サイコパスの恐ろしさを感じさせる。SROのメンバーたちも相変わらず個性を発揮して面白い。芝原麗子副室長は片付けられない女だということが明らかになった上に、近藤房子にもトラウマを植え付けられてしまったし、さてこれからどうなるのか。

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    2020年12月24日
  • SRO2 死の天使

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    芝原麗子SRO副室長が最後に「やり甲斐がありすぎるよね、このSROは」とつぶやいているが、シリアルキラーばかり上手い具合に突き止めちゃうよなあ。その辺がちょっとなあと思うが、展開自体はそれなりに緊迫感があった。早くしないと仲間が殺されてしまうというのは、前回もそうだった。今回は、末期の患者を安らかな気持ちにさせて、事故に見せかけて殺してしまう医者がシリアルキラー。キリスト教徒の装いをさせているところがみそ。カトリックの異端審問官を引き合いに出しているが、彼らも案外とシリアルキラーだったりして。いや違うか。

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    2020年12月18日
  • スカーフェイス3 ブラッドライン 警視庁特別捜査第三係・淵神律子

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    ネタバレ

    スカ―フェイスシリーズ、3作目。

    淵神律子の同僚刑事・藤平の友人である北原勇太が女性誘拐の疑いを掛けられたまま失踪。その行方を追う。

    今回は、これはSROシリーズの分野ではなかろうかと見疑うほどの強烈なシリアルキラーが登場する。シリアルキラー犯罪モノとして読めば確かに面白いが、果たしてスカ―フェイスシリーズである必要があったのかという疑問が生じるのは致し方なしか。シリアルキラーにたどり着くまでの警察の捜査過程も興味深くはあったが、シリアルキラーがあまりにも強烈であったがために、肝心の淵神らの存在が霞んでしまっているのは否めない。一応「オペレーター」とのやり取りは継続しているようなので、次作

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    2020年12月17日
  • 生活安全課0係 スローダンサー

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    変人刑事の小早川冬彦の家庭事情がいろいろと明らかになってきて、冬彦もそうお気楽でもないことが分かる。事件自体は、性同一性障害の女性の焼身自殺への疑惑を調査するということに絞ったことが、小説としては散漫な印象にならずに上手くいっている。生活安全課の面々の会話を楽しむ小説ではあるが。

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    2020年11月20日
  • 信玄の軍配者(下)

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    著者の独自解釈シリーズの第2弾。前著『早雲の軍配者』より少々トーンダウンはあるものの、様々なエッセンスを盛り込んだ楽しく読める時代小説。『謙信の軍配者』への布石感、圧がすごい...。川中島の戦いまで描かないことが完全に次作ありきで少々辟易...。でも読みますよ!

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    2020年11月05日
  • 生活安全課0係 ヘッドゲーム

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    生活安全課何でも相談室への、高校生の娘の死を「自殺ではない。調べてほしい」という訴えをキャリヤ警部の小早川冬彦と巡査長寺田高虎が調べることになった。すると、お嬢様私立高校の生徒が続けて2人自殺していたことが分かる。捜査のためにその高校に2人は乗り込んでいく。
    微妙な空気を読まずに言いたいことを言う小早川と高虎や周りの人間とのやり取りが、ある意味痛快ではある。
    人を自死に追いやる恐ろしい犯人との対決が緊迫感を生んでいるが、結末はこれしかなかったのか。思いもつかないあっと言わせる犯人の追い詰め方が欲しかった。小早川はそれができるキャラクターだと思うのだが。小早川警部はアスペルガーかなあ。

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    2020年11月03日
  • スカーフェイス2 デッドリミット 警視庁特別捜査第三係・淵神律子

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    スカ―フェイスシリーズ、2作目。

    1作目の前作で、淵神が特殊捜査第三係に異動になり、そのメンバーたちがなかなか曲者揃いでありながら淵神を上手くサポートしていて捜査の過程そのものは面白く読める。今回、事件の描写がかなり残酷でエグいものであったので、読み手を選びそうではあるが、SROシリーズなどで既に免疫があり、私は読み物として普通に読めた。しかしながら、同時に並行して起こる監禁事件は必要なものだったのかと。淵神の身勝手さが顕著に出ていて、不快極まりなかった。主人公なのに嫌いになりそう。ラスボスになりそうな「オペレーター」との関係を今後明らかにするのに必要なものなのかもしれないが、シリーズを読み

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    2020年10月06日
  • SRO episode0 房子という女

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    シリーズを読んでいないとわかりにくいかもです。房子さんの生い立ちが怖すぎる。
    一郎さんと出逢ってなかったらどうなっていたのか‥今日は歩きながらずっと考えていた。

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    2020年09月17日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

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    初富樫作品。
    オモシロそーだな、と以前から気にはなっていました。
    面白かったですね。
    7人中5人がキャリアの新設部署とゆう設定がすでにオモシロイ。
    犯人(ドクター)の異常さが読み応えありです。そして、それが拍車をかけているこの作品の面白さは、後半になって際立ってきます。シリーズ追います。
    面白い。

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    2020年09月10日
  • 警視庁SM班II モンスター

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    9月-4。3.5点。
    SM班第二弾。前作の凶行は、まだ終わっていなかった。
    上手く繋げた。結構面白い。
    クセのある登場人物たちも、適材適所に。
    次作も期待。

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    2020年09月05日
  • 警視庁SM班I シークレット・ミッション

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    8月-23。3.5点。
    警視庁の「お荷物」的なメンバーを集め、捜査一課内に班を。最初の事件は、偶然発覚した猟奇事件。

    SROに似た感じだが、小型版かな。
    さすがの筆力、一気読みした。次作も期待。

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    2020年08月27日
  • 警視庁SM班II モンスター

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    はちゃめちゃエンタメとして、最後まで楽しめた。2作目なのでグロいシーンも慣れたし(むしろ前回より少ない位)。捜査がコンピュータ頼みと言うのも始め程違和感なく受け入れられた。SROシリーズの近藤房子に似た人が出たけど房子さん程強くなかったのが残念。

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    2020年07月28日
  • SRO8 名前のない馬たち

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    SROシリーズ、8作目。

    本シリーズが、シリアルキラーが起こす事件をSROが捜査するという警察小説ではなく、如何にしてシリアルキラーが生まれるかというクライムノベルの方に重点を置くようになっているような気がする。近藤房子が調教師役として新たなシリアルキラーを作り出そうとしているのもあり、もともとそういう趣旨が本シリーズにあったのかもしれないが。
    ともかく、今作は結果的に犯人の犯罪行為が完結出来ており、SROとは対決すらなっていなかった。経済動物としての馬の扱いの難しさ、悲惨な現状に対する問題提起はきちんと表現されていたと思うし、その点では興味深く読めたのだが、SROの活躍を期待する側としては

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    2020年07月24日
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室

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    警察に発足したSROと言う組織の物語。メンバー7人のキャラの見せ所有。犯人考察会話のシーンが多く少々テンポが悪いと感じた。

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    2020年07月18日
  • 警視庁SM班II モンスター

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    ネタバレ

    202006/SM班のキャラ設定・描写が過剰な気もするがシリーズものにはいいのかも。房江・典子には驚かされた

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    2020年06月14日
  • SRO8 名前のない馬たち

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    ネタバレ

    競馬が好きな者にとっては、
    うすうす知ってはいるが、こうも具体的に突き付けられるととてもつらい事実。

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    2020年06月07日