富樫倫太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
主人公は函館新撰組でも蝦夷政府のだれかでもない。
ユーリィというロシア人と平山金十郎という人物だ。
土方歳三は!?と思うより早く、この話に集中してしまう。
富樫さんの筆致のせいかも?
さらっとしてるのに親近感のある書き方。
そんなに字も詰まってないのでするする読めて楽しい。
ガルトネル事件、というらしい。
金に困った蝦夷政府に、土地を借りる。そして借地代として蝦夷にロシアの飛び地ができる。実効支配とでもいうのか。幕末の混乱期、いろんな外国人が日本を狙っていたのだろうな。それを画策したのがユーリィ。ユーリィという人物は創作だろうけど、でもこんな事件があったとは知らなかった。
純粋に、どうなるん -
Posted by ブクログ
ネタバレ米相場を描いた時代経済小説シリーズ第一弾。
小作人の長男として生まれた吉左は義母との関係に悩んでいた。
義母は自分の子供に後継となって欲しい。その気持ちを露骨に示してくる義母に殺意を覚えた事もあるが、その気持ちも理解出来るのであった。それに兄として兄弟達も可愛い。
義母が死ぬか、それとも自分が死ぬかしか無いと考えた吉左は川に身を投げるがひょんな事で命を救われる。
命を救われた吉左は生まれた変わった気持ちに包まれていた。そんな時に庄屋の紹介で大阪への奉公する事に決まったのだった。
奉公先は米問屋。丁稚の仕事をやりながら商人としての勉強を続けて先代である隠居の月照様に薦められて相場の世界へと足を -
購入済み
針谷の決断
今回の作品は、対象者の心境描写が挿入され、山根室長のプロファイリングがそれをたどるような形ですすんでいくところが面白い。ある意味読者にはネタバレなのだが、それを山根が鋭い洞察と分析で解決していく。最後の針谷の決断が面白い。