富樫倫太郎のレビュー一覧

  • 警視庁ゼロ係 小早川冬彦1 特命捜査対策室
    テレビで放映されていた小説なので、俳優の顔が浮かんで来てしまった。物語自体は可もなく不可もなくと言うところかな?
  • SRO episode0 房子という女
    シリーズのサイドストーリー。彼女がメインとなってからイマイチ私には面白くないんだけど、これだけ読まないのもなんだしって読んだけど、思ったよりマシだった。でも、好きじゃないなあ・・・
  • SRO8 名前のない馬たち
    3年半振りに読んだシリーズ第8作。最近のこのシリーズは近藤房子大活躍で、好きじゃなくなってたのだが、この巻は少ししか出て来ない。で、いいのかと云うと、何とも云えない事件で、これじゃまだ近藤房子の方がマシって感じ。まあ、その分、次の巻では彼女が暴れそう・・・
  • SRO8 名前のない馬たち
    乗馬クラブのオーナーが立て続きに4人突然死し、同時に馬舎の馬も死んでいた。SROの山根新九郎はこれに目をつけて調査を始める。脚光を浴びる馬たちの裏に大量に厄介者扱いされる馬たちの実体が潜んでいたのだ。こういう悲惨な実態は本当なのだろうか。この巻は、そんな馬たち、そして馬を愛する青年の物語でもある。こ...続きを読む
  • SRO7 ブラックナイト
    いきなり子どもの虐待と主婦の介護地獄の詳細な描写で、うわっと思うし、シリアルキラーの近藤房子が捕らわれに身になりながら好きなようにしているし、なんでこんなエグイのを好んで読んでいるのかと我ながら思ってしまう。それでも本を手放さずに読んでしまうのは、こういうのも人間の実相のひとつだと思うし、SROのメ...続きを読む
  • SRO8 名前のない馬たち
    シリーズ第8弾。

    今回は少し毛色が違った感じ。SROというより、馬の過酷な実情がこれでもかってくらい描かれている。
    今まではフィクション、エンターテイメントとして楽しめていたけど、今回は後味の悪さしかない。
  • 生活安全課0係 ヘッドゲーム
    ゼロ係シリーズの第二弾。高虎もだいぶ冬彦のあしらい方が上手くなってきたし、バディ感が出てきたように思う。

    犯人の目星がついてきたあたりから面白くなって、中盤から一気読みしたけれど、私は推理小説としてこの本を楽しみたかったなと読み終えたあとに感じた。

    犯人が特殊能力を使って殺人する…という内容だと...続きを読む
  • 警視庁SM班II モンスター
    警視庁SM班シリーズ、2作目。

    ガッツリ前作の続きから。前作を読んだ段階では、登場人物とシチュエーションが若干変わっただけで、他シリーズの事件と似たり寄ったりの展開になってるなぁ、という印象しかなかったが、2作目においては、特に後半、云わば閉鎖された空間の中でのバトルロワイアル化されていて、予想外...続きを読む
  • 警視庁SM班I シークレット・ミッション
    警視庁SM班シリーズ、1作目。

    新シリーズ。とは言え、お相手はまたもやシリアルキラーで、かつチームメンバーは曲者揃い。それぞれ強烈な個性はあるけれども、クセが強すぎて、逆にどこかで見たことあるような感じも受ける。SROシリーズも含め、いろいろ読んできたこともあって、ちょっと食傷気味になっているかも...続きを読む
  • 箱館売ります(上) - 土方歳三 蝦夷血風録
    他の本では北海道入ってからの土方歳三はあっけないので、フィクションでも楽しめた。土方が榎本武揚や大鳥圭介といったエリートと一緒に動いているのが新鮮。
  • 警視庁SM班II モンスター
    終盤はかなりバタバタ印象があるがそれも含めて楽しめた。殺人犯同士が引き寄せられるようにして殺し合うというのは異様だがあまり見ない展開で印象深かった。しかし最後まで徹底してやりきったな。
  • SRO3 キラークィーン
    SRO第1話で逮捕されたシリアルキラーの近藤房子は、取り調べに対して黙秘を続けていた。その近藤房子を奪おうとするとんでもない2人組がいて、その奪取をまんまと成功させる。ところが彼らが計画していたことに齟齬をきたしてくる。そこから近藤房子がサイコパスの本領を発揮して、物語は意外な展開を見せていく。近藤...続きを読む
  • SRO2 死の天使
    芝原麗子SRO副室長が最後に「やり甲斐がありすぎるよね、このSROは」とつぶやいているが、シリアルキラーばかり上手い具合に突き止めちゃうよなあ。その辺がちょっとなあと思うが、展開自体はそれなりに緊迫感があった。早くしないと仲間が殺されてしまうというのは、前回もそうだった。今回は、末期の患者を安らかな...続きを読む
  • スカーフェイス3 ブラッドライン 警視庁特別捜査第三係・淵神律子
    スカ―フェイスシリーズ、3作目。

    淵神律子の同僚刑事・藤平の友人である北原勇太が女性誘拐の疑いを掛けられたまま失踪。その行方を追う。

    今回は、これはSROシリーズの分野ではなかろうかと見疑うほどの強烈なシリアルキラーが登場する。シリアルキラー犯罪モノとして読めば確かに面白いが、果たしてスカ―フェ...続きを読む
  • 生活安全課0係 スローダンサー
    変人刑事の小早川冬彦の家庭事情がいろいろと明らかになってきて、冬彦もそうお気楽でもないことが分かる。事件自体は、性同一性障害の女性の焼身自殺への疑惑を調査するということに絞ったことが、小説としては散漫な印象にならずに上手くいっている。生活安全課の面々の会話を楽しむ小説ではあるが。
  • 信玄の軍配者(下)
    著者の独自解釈シリーズの第2弾。前著『早雲の軍配者』より少々トーンダウンはあるものの、様々なエッセンスを盛り込んだ楽しく読める時代小説。『謙信の軍配者』への布石感、圧がすごい...。川中島の戦いまで描かないことが完全に次作ありきで少々辟易...。でも読みますよ!
  • 生活安全課0係 ヘッドゲーム
    生活安全課何でも相談室への、高校生の娘の死を「自殺ではない。調べてほしい」という訴えをキャリヤ警部の小早川冬彦と巡査長寺田高虎が調べることになった。すると、お嬢様私立高校の生徒が続けて2人自殺していたことが分かる。捜査のためにその高校に2人は乗り込んでいく。
    微妙な空気を読まずに言いたいことを言う小...続きを読む
  • スカーフェイス2 デッドリミット 警視庁特別捜査第三係・淵神律子
    スカ―フェイスシリーズ、2作目。

    1作目の前作で、淵神が特殊捜査第三係に異動になり、そのメンバーたちがなかなか曲者揃いでありながら淵神を上手くサポートしていて捜査の過程そのものは面白く読める。今回、事件の描写がかなり残酷でエグいものであったので、読み手を選びそうではあるが、SROシリーズなどで既に...続きを読む
  • SRO episode0 房子という女
    シリーズを読んでいないとわかりにくいかもです。房子さんの生い立ちが怖すぎる。
    一郎さんと出逢ってなかったらどうなっていたのか‥今日は歩きながらずっと考えていた。
  • SRO1 警視庁広域捜査専任特別調査室
    初富樫作品。
    オモシロそーだな、と以前から気にはなっていました。
    面白かったですね。
    7人中5人がキャリアの新設部署とゆう設定がすでにオモシロイ。
    犯人(ドクター)の異常さが読み応えありです。そして、それが拍車をかけているこの作品の面白さは、後半になって際立ってきます。シリーズ追います。
    面白い。