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Posted by ブクログ
物語の底には、足利学校で回り逢って、互いをかけがえの無い友と思う風摩小太郎、山本勘助、曾我冬之助の3人が「何時か戦場で、互いの陣営を率いた状態で見えよう」という“約束”が果たされる日を願い続けている、というものが流れている。“青い”想いのようなものを大切に、それぞれの道を歩む互いを思いやり、年齢を重ねる男達…そういう趣が非常に好い!!
不幸な生い立ちで、容貌も醜く、片足が少々不自由という“逆境”を負う男である四郎佐…“逆境”を跳ね返すエネルギーを秘め、生への執着を見せ、色々な人達との出会いを経験し、成功を重ねながらも失敗も悔い、新たな境地を目指す…物語を読んでいると、そんな山本勘助こと四郎佐に惹かれずには居られない…
Posted by ブクログ
かつて足利学校で学んだ学友、三人の一人の左郎次は、学校時代には亡き山本勘助の名を騙っていた。
足利学校のち建仁寺で軍配者として学んだのち、大名に召し抱えられるべく諸国を歩いたが、誰も左郎次を召し抱える者はいなかった。
仕方がなく生まれの駿河に戻ると、山本家の郎党から仇とされ、軟禁生活が八年続き、軍配者として名を上げる夢を叶えられずに腐っていた。
この時期、駿河には無人斎こと武田信虎がいた。
戦上手の男だったが政は全くできず、家臣に恨まれた挙句に息子の晴信に甲斐から追放されて駿河で隠居していた。
しかしこの男、甲斐に戻り再び主君となる野望を秘めていた。
無人斎は左郎次に、甲斐へ行き晴信を殺せ。
そうすれば、俺が主君として戻った暁に軍配者にしてやると持ち掛ける。
そうしたところで殺されるだけだ。
甲斐に行く気は全くなく、さりとて駿河で腐り果てる気はなく、左郎次は駿河から出奔し、かつての学友、北条の軍配者として名を挙げた風魔小太郎に会いに小田原へと向かった。
下巻へ続く。
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小説・文芸
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