富樫倫太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ第4段。
今作の事件とその解決は、まあ、置いておくとして・・・。
※法務省役員と医療少年院医官の言動、フリージャーナリストの振る舞い・・・と、(作中の)現実とのギャップは、筆者から現代社会への痛烈な皮肉か?
注:十分に楽しめるエンタテイメントだった。
シリーズ全体の物語の行方に、心を奪われ始めてる。
近藤房子の行方。
坊屋刑事の決心。
心に傷を受けたメンバーの未来。
「黒い羊」を飼っていると自覚した針谷の行く末は?
既刊の残りはたしか、「Ⅴ」と「〇(ゼロ)」だけだったような記憶が・・・。
果たしてどこまで続くのやら。
★4つ、8ポイント。
2016.11.21.古。 -
Posted by ブクログ
1巻よりこっちのほうが面白かったー!!1巻はちょっと身体的な痛みの描写のところぞっとしちゃったからなあ。精神的なもののほうが読める。面白いな〜歪み具合を書くのが上手いというか……シリアルキラーとかサイコパス?定義がよく分かってないけど、そういうキャラクターを出すとき、歪み具合をどうやって現実の日常で隠してるかの描写がいちばん肝だと思う。現実離れしたらその怖さも半減しちゃうし。前回といい今回といい犯人の描写が上手いので、他で気になるところは割と慣れて……いくけど文庫書き下ろしだからなのか誤字っぽいところが1巻にも2巻にもあってちょっと残念。
あとはSROが一向にイメージアップしないのが皮肉でリア -
Posted by ブクログ
ネタバレ富樫綸太郎による広域捜査専門集団の活躍を描くシリーズ第6弾。
タイトルにあるように、本作は多重人格の登場人物が存在する。その人格も当初はA、Bなど記号で、やがてその特徴を表した呼び名で、最終的には判明している人物の名前で呼び表され、読み進めるにしたがってその人物の詳細が露わになる構造となっている。
SROのメンバーの周りの人間関係もさらに複雑化する。新九郎と花子がいい雰囲気になってきたかと思いきや、そこに割り込んだ人物に花子の気持ちが傾いていったり、麗子を心配する人物と少しいい雰囲気になったかと思うと1人に戻った麗子からは彼の存在はなかったかのごとく軽いものになったり。
本シリーズがどこまで続 -
Posted by ブクログ
ネタバレ富樫綸太郎による広域捜査専門集団の活躍を描くシリーズ第5弾。
本作でついに近藤房子との対決にようやく一区切りがつく。そこにいたるまでの房子とSROの面々との駆け引きが実に面白い。
副室長の麗子は房子に襲われた時の記憶からPTSDに近い症状を発症しており、時折精神的に耐えられなくなる。木戸沙織は房子に襲われた時の衝撃からなかなか立ち直れない。さらに尾形の家庭の事情も深刻さを増しており、SROはある意味満身創痍の状況で房子と対峙せざるをえない。
そんな中、坊屋久美子がSROに異動してきて、一課との摩擦は増えるがSROとしては戦力ダウンをある程度補え、しかも目の付け所の良い坊屋の獲得で房子の捜査にも