あらすじ
その嘶きは、不吉な予告――
関東近県で、乗馬クラブオーナーの死が相次ぐ。
いずれも死因に不審な点は見られないものの、
SRO(広域捜査専任特別調査室)室長・山根新九郎は奇妙な符合を見出す。
人間の死と同時に、必ず馬が一頭、逝っているのだ。
独自捜査を始めたSROの面々は、やがて北海道のある牧場にたどり着く……。
彼らは、馬たちのダイイング・メッセージを読み解けるのか!?
そして、最凶キラー・近藤房子の調教ゲームも新たな段階に。
【警視庁のワケあり部署が活躍する、大ヒットシリーズ最新作!】
感情タグBEST3
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SROシリーズ8作目。
前作で起きた事件によって麗子と尾形が受けた精神的ダメージは大きくSROチーム完全復活・一致団結までの道のりは長そうだが、室長:新九郎の勘は変わらず鋭く隠れた事件を見つけ出す。
今作は牧場で育ち獣医を目指す青年:恭介と馬の物語がメイン。馬といえば競馬や乗馬が思い浮かぶけれど、どちらも経験がないので本作を読んで現役生活を終えた馬がどのような老後を過ごすのかなど初めて知ることが多かった。
恭介とかつて一緒に暮らしていた馬たちとの再会は嬉しいことのはずなのに最後を除いて辛く、そしてこの再会の場を共にした友人:梅里の変わりようが房子を連想させて怖かった。
今回、SROメンバーの登場・活躍は多くなくて残念だったけれど、メンバーそれぞれが抱える悩みが今後どうなっていくのか気になる。
そして房子!今度は看護師の娘に接近しだして何を企んでいるのか…早く次を読みたい。
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SRO警視庁広域捜査専任特別調査室
名前のない馬たちⅧ
シリーズ
第8段!!
久しぶりに読んだけど、
忘れてない!!
メンバーの事、思い出す。
おもしろい。
しかし。
お馬さんのことは、
読むのが辛かった。
Posted by ブクログ
経済動物か。。
競馬とか乗馬とか、馬ってセレブな動物だと思ってたから、、やるせなくなりました。。
また恭介が本当に頑張り屋で家族思いだったから余計に。。
途中SROシリーズを読んでることを忘れそうになりながらも、ラストの近藤房子で引き戻された。
近藤房子が出てくるとマジで心がザワザワする。
この1ヶ月でシリーズ9冊をイッキ読み。
次回作は近藤房子がまたもや大暴れしそう。
次の発売が待ち遠しい!!
Posted by ブクログ
登場人物それぞれにキャラが立っているので前作からブランクが空いてもすぐに入り込めるのが良い。メインストーリーといつ交わるかとドキドキしてたアイツは最後に伏線だけ貼って終了。次回作が楽しみだ。
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乗馬クラブオーナー&馬の同時死亡事件に近藤房子がどのように関わってくるのかと思いきや、全く関わりはなく肩透かしをくらった感じであった。
しかし経営破綻した乗馬クラブや牧場での劣悪な環境で過ごしている馬をはじめとした動物たちの描写は非常に読んでいて辛いものであった。恭介と梅里のとった方法は間違っているが気持ちは共感できる。
そこまではSROシリーズらしくないなと思いつつ、最後に准教授を梅里が殺害してしまった事件は今シリーズらしい理不尽極まりないものであった。
最後に房子と麻友が何やら企んでいるのが次回シリーズへの興味を増幅させていた
Posted by ブクログ
今回は犯人にも共感できるところがある物語だった。
前作同様、人間の身勝手さに起因する社会の闇を知ることができたのが収穫だった。
それと、心の闇はきっと自分にもあり、人を殺すに至る人のことを他人事だと捉えてはいけないなと思った。
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馬の悲惨さしか覚えていないが、それを世間に突きつけただけで価値ある。
ほんと、人間は身勝手で、それを自覚して生きることしかできない。それもできないなら
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警視庁広域捜査専任特別調査室=SRO
SROシリーズの第8弾
乗馬クラブで起こったオーナーと馬の死
死因に不審な点なないと判断されるが、SROの山根室長は何か納得のいかないことがあり…。
動物好きにはちょっと切ない内容
馬肉食べるのやめようかしら…と思ったり…いや、食べた方がいいのか?と思ったり…
そういえば学生時代に乗馬クラブに数か月行ってたけど、まさかあのクラブの裏では…なんてつらつらと思うことが多すぎて…
獣医さんになるのも試練多し。
私は無理かもしれん…
とにかく内容は切なくて読むのに時間がかかってしまった…
うっうっ…
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3年半振りに読んだシリーズ第8作。最近のこのシリーズは近藤房子大活躍で、好きじゃなくなってたのだが、この巻は少ししか出て来ない。で、いいのかと云うと、何とも云えない事件で、これじゃまだ近藤房子の方がマシって感じ。まあ、その分、次の巻では彼女が暴れそう・・・
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乗馬クラブのオーナーが立て続きに4人突然死し、同時に馬舎の馬も死んでいた。SROの山根新九郎はこれに目をつけて調査を始める。脚光を浴びる馬たちの裏に大量に厄介者扱いされる馬たちの実体が潜んでいたのだ。こういう悲惨な実態は本当なのだろうか。この巻は、そんな馬たち、そして馬を愛する青年の物語でもある。このシリーズは、いろんなテーマを提供しているので面白いのだ。幼馴染が自分の身代わりになって死んだ芝原麗子、家庭に問題を抱える尾形洋輔たちの苦境も描かれている。メンバーたちは満身創痍だ。
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シリーズ第8弾。
今回は少し毛色が違った感じ。SROというより、馬の過酷な実情がこれでもかってくらい描かれている。
今まではフィクション、エンターテイメントとして楽しめていたけど、今回は後味の悪さしかない。
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SROシリーズ、8作目。
本シリーズが、シリアルキラーが起こす事件をSROが捜査するという警察小説ではなく、如何にしてシリアルキラーが生まれるかというクライムノベルの方に重点を置くようになっているような気がする。近藤房子が調教師役として新たなシリアルキラーを作り出そうとしているのもあり、もともとそういう趣旨が本シリーズにあったのかもしれないが。
ともかく、今作は結果的に犯人の犯罪行為が完結出来ており、SROとは対決すらなっていなかった。経済動物としての馬の扱いの難しさ、悲惨な現状に対する問題提起はきちんと表現されていたと思うし、その点では興味深く読めたのだが、SROの活躍を期待する側としては少々物足りない。SROメンバーが抱える問題や近藤房子の動向も、もし描くなら別巻できちんと描いてほしい。中途半端に組み込まれるのは本筋とかけ離れている分、冗長に感じてしまう。
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馬とその持ち主が同じ日に死亡する不思議に挑む。今回はバイオレンス控えめ。SROのメンツより馬について掘り下げられてて、馬の知識は増えました!シリーズらしさは弱かったかな
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病気や怪我をした動物達を治す獣医を目指す人としては、犬の話は避けて通れないのかもしれない。そりゃ、つぶらな瞳に見つめられたら、情が湧くと思う。だから犬に名前を付けちゃいけないんだろう。
恭介君はともかく、梅里君、最後はあんな事になってしまったけど、近藤房子と出会わなくてよかった。出会う前から殺人に躊躇いがないから、房子と出会ってしまったら、どうなっていただろう…と、考えてしまう。
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11月-8。3.0点。
SROシリーズ。乗馬クラブの馬が死んだと同日にオーナーが死亡するケース、4件ほど。SROが捜査に乗り出す。
さらりとした進み。犯人も途中から分かる。
近藤房子との対決前、って感じ。
Posted by ブクログ
なかなか面白かった。動機的にもある程度理解できるし辻褄の合わないこともなかった。ただ毎回思うのだがこの作者は2つの全く関係ない事柄を同じ1冊に取り入れることが多々あるがその理由がわからない。
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SROのメンバーのリハビリの様な巻
毎回の激しい描写は少なく、動物と人間の在り方を事件を通して描かれていました。サクサクと読み進められましたが、房子様が最強です。
Posted by ブクログ
シリーズ第8弾。
前作で結構派手にやらかしたはずの近藤房子の出番は今回ほとんどなく、やはりメンバーと近藤房子との対決を楽しみにしているファンとしては、少し物足りない。
プロローグから北海道の牧場での出来事が描かれ、その10年後の関東近県で起きている乗馬クラブオーナーの連続した変死事件が描かれる。
メインとなる事件と、鑑別所から脱走した房子がどう絡むのか、後半まで一気読みしたが、全く絡みなく終わる。
第1部こそ、SROのメンバーの視点で描かれるが、第2部からは犯人の視線で描かれ、果たしてこの内容がSROに必要だったのか?かなり微妙な内容…
早く近藤房子の続きが読みたい!
Posted by ブクログ
富樫倫太郎『SRO VIII 名前のない馬たち』中公文庫。
シリーズ本編第8弾。脱走した最凶キラーの近藤房子はサイドストーリーとしてしか扱われず、近藤房子とSROのメンバーとの対決は次回以降に持ち越されるようだ。
メインストーリーで描かれる関東近県で相次ぐ乗馬クラブオーナーの不審死事件。プロローグから予想は付いており、近藤房子とどう絡むのかと興味津々だったが、全く絡むこともなく、平凡な結末だった。
次回に期待。
本体価格820円
★★★
過去最低
今までのシリーズの中で過去一番つまらなかった。
ほぼ序盤しか近藤房子は登場せずSROも登場頻度下がっている気がする。
犯人と馬の話ばかりで本気でつまらなかった。
別話の話として出すならまだしも、これをシリーズで出す意味がわからない。
途中で読むのやめようか迷ったが所々で読んでないと次回に影響しそうな話があったので読んだ。
非常に残念でした。
次回に期待します。