あらすじ
初老の巡査長・鉄太郎と、若手キャリアの警部・賢人が取り組む連続強盗傷害事件の捜査は難航していた。そんな折、賢人と母の久子は瀕死のタコを海で助け、自宅で飼うことに。夫を亡くしてから元気のなかった久子が、タコにソクラテスと名付け世話をするうちに明るさを取り戻していくのを見て、最初は馬鹿にしていた賢人もタコの持つ不思議な能力を認めるようになっていった。鉄太郎の身勝手な捜査に振り回されて悩んでいた賢人は、ソクラテスとの触れ合いによって事件解決のヒントを得て、次第に犯人に迫っていく――。
「SRO」「警視庁ゼロ係」など人気シリーズの著者、最新作書き下ろし!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おもしろかった~!
でもラストまでタコは謎だけど…
まあそんな細かいことはいいのか…タイトルだけど…
捜査一課の岩隈賢人
キャリアで上を目指そうとしている若手警部
母親が海辺で拾ったタコをソクラテスと名付けて飼うことに
でもって仕事場では…女性を狙った連続強盗事件が発生
なんだかんだで悩める人たち&事件解決のヒントはソクラテスにあり~!?
いやはやなんか不思議な小説でした。
でも嫌いじゃないのよ~
ばかばかしくて好きなのよ~
Posted by ブクログ
富樫氏は笑いを堪えながら執筆されたのかとも思える展開。サイコパスもどきの犯人を追うキャリアの新米と定年間近の癖ある巡査。そしてヒョンな事から飼い始めたタコのソクラテス。ストレスなく読めて哀しいながらも最後の5行に大いに笑った。
Posted by ブクログ
警視庁のエリート刑事の賢人は、海で瀕死のタコを母と拾う事になり、自宅で飼うことに。そして一匹狼のたたき上げ刑事の鉄太郎とバディを組み事件を追うが、逮捕された犯人は冤罪の可能性が出てきて….
賢人の母が助けたタコのソクラテスとの出会いが何とも不思議で、更にそのソクラテスとの会話も中々ファンタジーでした。
現場のたたき上げの鉄太郎も中々強烈なキャラでしたが、賢人とのコンビはウマがあっていた様に思えました。
犯人はかなりのサイコパスでゾッとしましたが、ソクラテスのお陰で逮捕できて良かったです。
ソクラテスは残念でしたが、また次もタコを飼うのかな?
Posted by ブクログ
02月-09。3.0点。
捜査一課刑事の主人公。亡父も警察官。母とドライブ中にケガした「タコ」を保護。
管内で連続通り魔が発生。捜査は進まず。。。
うーん。あっさりし過ぎ感かな。読みやすいけど。軽い小説だった。