富樫倫太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
冒頭から子供に対するネグレクトは衝撃。また、ダーとマムという犯罪者に操られているとは言え、平然と人を殺す少年少女たちに恐怖を覚えた。
尾形の息子に関しては、息子も母親も甘え、甘やかしすぎ。
それと並行して東京拘置所特別病棟に入院中の近藤房子は新たな殺人鬼を育て上げようとする展開。
二人三人と殺す毎に敷居は低くなり、四人五人となれば敷居自体なくなる。その殺人心理に背筋がゾッとした。
今作最後とエピソード0の最後が繋がったので、次回はまた近藤房子と対決か?間違ってもこの少年少女たちと近藤房子が手を組みませんように。
次回作も楽しみにしています。 -
Posted by ブクログ
富樫倫太郎『SROVII ブラックナイト』中公文庫 。
シリーズ第7弾。シリーズ最高傑作と言って良いくらいの奇抜で起伏に富んだストーリーだった。タイトルの『ブラックナイト』は、日本語だと『闇夜』なのだが、本作にはまさにぴったりのタイトルだと思う。ネグレクト、高齢者問題、家庭崩壊、闇金融と現代社会の闇とSROのメンバーの抱える闇の部分とが交錯しながら物語は展開していく。
冒頭から母親とその同居人に虐待、育児放棄された子ども・四郎の物語と、あの稀代の殺人鬼・近藤房子に意のままに操られていく東京拘置所医務部の看護師・石塚美和子の物語とが同時進行する。そして、新たな殺人鬼・ダーとマムが登場するとい