【感想・ネタバレ】堂島物語3 立志篇のレビュー

あらすじ

念願の米仲買人となった吉左改め吉左衛門は、自分と同じく20代で無敗の天才米相場師・寒河江屋宗右衛門の存在を知り、その大胆な取引に圧倒される。同じ頃、かつての奉公先・山代屋は若旦那の病や取引の失敗などで窮地に陥っていた――『早雲の軍配者』の著者が描く本格時代経済小説第3弾。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

天性の才能と努力で米仲買人になり、
順調に人生を歩いている能登屋吉左衛門
我が儘な修行元の奥さんや
若息子は出てくるものの
誰かを貶めたりいじめたりする話ではないのが
本当に読んでいて清々しい。

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2016年11月08日

Posted by ブクログ

 米商人となった吉左。本作では大きな事件は起きず、第二章として今後に向けた布石といったところ。
 宇兵衛が指摘するように吉左は優しすぎる。思い入れがある元奉公先とは言え、ある程度の仁義を切ったわけだし、自分のためにもっと働けば良いのにと、ヤキモキさせられる。そこが良いところなのだが。
 今後の展開としては、能登屋が山代屋を買収し、能登屋の視点として、幹之助が山代屋を吉左の下で経営し、お家さまには買収資金を渡し、屋号を残すと予想。

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

念願の米仲買人となった吉左は吉左衛門と名を改め自分の店「能登屋」を持つ。
厳しい取り引きの中でなんとか儲けを出していく吉左衛門だか、天才米相場師・寒河江屋宗右衛門の大胆な取引に圧倒される。飯塚屋との出会い、かつての奉公先の窮地、妻の実家との関係と吉左衛門の廻りでは様々な出来事が起きてくる。
そして竹の花、長雨での麦の不作、季節外れの蝗が指し示す先とは・・・

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2013年11月06日

Posted by ブクログ

大きな波乱はなく、落ち着いた巻だった。
奢らず、人のお金を使うということに真摯に向き合って仕事をしていく姿や、過去の因果からの悩みを抱えながらも、感謝の念を忘れず、誠意を持って関わろうとする姿が印象的だった。

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2013年09月23日

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