あらすじ
日野の豪農・土方家に生まれた歳三は、すらりと整った見た目に反して、負けず嫌いで一本気な性格だった。江戸での奉公が合わずに店を飛び出した歳三は、後の近藤勇と出逢う。勇によって「強くなって武士になりたい」という想いに火をつけられた歳三は、勇や沖田総司ら試衛館の仲間と剣の腕を磨く日々を送ることになる。だが、京の治安を守る浪士組に加わったことで、運命は大きく動き出し……。熱量溢れる渾身の青春時代長編!
※本書は、二〇一五年三月に小社より刊行された単行本『土方歳三 上』の第二部九節までを文庫化したものが底本です。
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Posted by ブクログ
こんなに読みやすい土方さんの本、初めてでした。
後半、幕末に近づくにつれてどんどん時代が動いていくスピード感がたまらなかった。
剣の太刀筋の描写がリアルで、真剣勝負の斬り合いが目に浮かぶようだった。
Posted by ブクログ
若かりし頃の土方歳三さん。
作者の富樫さんが「子供時代のことはよくわかっていないので楽しんで書けた」と巻末インタビューで答えていらっしゃいましたが、本当に、とても活き活き活きのいい土方歳三さんが読めました。
沖田総司との絡みも楽しめます♪
歴史小説が苦手な人にも読みやすいと思いますょ。