あらすじ
浪士組での働きを認められ、新選組となった歳三たち。歳三は副長として組織作りに心血を注いでいたが、やがて隊員たちの志は変わり、その絆に亀裂が入っていくことになる。歳三の苦渋の決断と、その心中とは……。
※本書は、二〇一五年三月に小社より刊行された単行本『土方歳三 上』第二部十節以降と『土方歳三 下』第三部までを文庫化したものが底本です。
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新選組の絶頂期から傾きかけるところまでが書かれている。金と地位を手に入れ、変わっていく仲間達。
特に近藤勇の変化は目も当てられないくらい酷いもので、読んでいて不快感を覚える。
土方歳三にとって、変わらないでいてくれる沖田総司は、心の安らぐ場所だったのかも知れない。
歴史小説は結末を知ってしまっているドラマだ。
この先、変えようのない事実が待っていると思うと下巻を読むのが少し辛い。