堂場瞬一のレビュー一覧
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作者は幾つもの“シリーズ”の作品を送り出している。本作は<警視庁追跡捜査係>のシリーズになっている。が、同時に<ラストライン>の中の作品という感さえする。
<警視庁追跡捜査係>は本部の捜査一課に設けられていることになっている係の捜査員達が活躍するシリーズだ。捜査が進められた経過が在って、未解決になっている事案に関して調べるという役目を負った係で「粗探しをしている?」と捜査関係者の間では少し煙たがられている係だ。この係の主要な捜査員に西川刑事が在る。西川刑事は資料を徹底的に読み込んで、死角になってしまった事項を探し出し、それを探って推理を巡らせて事件解決を目指すというような捜査員だ…
<ラストラ -
購入済み
推理小説の中に家族の物語がある
元警察官のおじいちゃんと、インチキ引きこもりの孫がご近所のトラブルを捜査しながら、壊れていた家族関係を修復していく様が感動的でした。
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「チーム」長距離陸上シリーズのスピンオフ。
「ヒート」では山城の所属するチームのコーチ,「チームII」では監督となっていた須田真二郎が,現役陸上選手だったころを舞台に書かれた小説。
実業団でランナーとして走る青山晋。大学のころに徐々に力をつけ,箱根駅伝にも三年,四年のときに続けて出場している。だが,マラソンランナーとしては,怪我がないということだけが取り柄の,平均的な成績。
大学のときのチームメイトで,類稀なるスピードを持ち,日本最高記録を持つ須田真二郎。
しか期待されながらも度重なる怪我に泣かされ,五輪に出場することはできなかった。ガラスのエース。
また同じ大学のチームメ -
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因縁の監督・選手同士の対決、天才バッターVS天才ピッチャー、古傷再発、相次ぐアクシデント、不祥事、引き抜き話、決勝延長・再試合、友情嫉妬泥仕合……あとなんだっけ? もう甲子園絡みのありとあらゆるネタをてんこ盛りにぶっこんだ、とにかく濃いい一作( ´ ▽ ` )ノ
作者ドーバー先生自身、終始熱に浮かされ乗りっのりで、血圧沸騰した解説爺さん(この人もまた監督と因縁がある)が放送中XXしちゃう始末( ´ ▽ ` )ノ
逆転に次ぐ逆転、皆目先の読めない狂乱のゲームに、やがて選手も監督も打算・私利私欲・プライド・確執・拘泥・葛藤から完全解脱、「野球」という熱病に罹患し羽化覚醒、真の自分をさらけ出 -
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シリーズ完結( ´ ▽ ` )ノ
正編9冊+外伝1冊+別シリーズとのコラボ(実質的に本シリーズの続編)1冊=合計11冊( ´ ▽ ` )ノ
正直優斗くんがあんまりにも(気持ち悪いくらい)いい子すぎて終始私生活パートが盛り上がらなかったけど、魅力的なキャラが揃い、各巻色合いの変わった事件が描かれる面白いシリーズだった( ´ ▽ ` )ノ
1年1冊という刊行ペースに合わせて作中時間も経過していくのが良し悪し、キャラクターたちの成長は楽しみだったけど、息子が高校生にもなってマイホームパパ刑事なんて異常だし、老けた大友はさっぱりモテなくなっちゃったし、幕を引くにはここらへんが妥当だったろう( -
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蘇る昭和の世界、味わいある七編
東京オリンピックを背景に、著名なミステリー作家七人によるアンソロジー。あの頃は今よりもみんなが前向きで、街にも活気があふれていたような気がする。初めて読む作家もいて、それぞれの持ち味が楽しめてよかった。個人的には月村さんが面白かったかな。