堂場瞬一のレビュー一覧
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十年振りに発見された少女の白骨死体。
「ラストライン」シリーズと「警視庁犯罪被害者支援課」がコラボレーションした話題作!
ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。異動早々、大事件が勃発する。十年前に失踪した女子高生・真中礼央の白骨遺体が発見されたのだ。
当時の捜査では、礼央の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上したが、確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。
捜査陣の目は再び三川に向けられたが、三川は若くして癌に冒され余命いくばくもない状態だった――。
岩倉は上司の刑事課長・三浦亮子や後輩で離婚のショックから不調をかこつ熊倉恵美、そし -
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“失われた20年”
この言葉はなんて無責任で残酷なんだと、いつも思う。この20年間にもさまざまな人々が生き、仕事をして、生活している。
ちょうど、このシリーズの高樹和希と田岡稔。
親の世代の無茶な行動によって、社会人のスタートでトラウマとなるような出来事を被り、そのあとはひたすら“生きる”ことに専念するしかない人生。
にもかかわらず場を荒らした大元の親たちは勝手に評価を下げて、見下し、孫へ期待をかける。
身勝手な“社会正義”とやらのために……。
物語はいよいよ現代。
文中でも新型コロナ、スマートフォンとSNS、加熱式煙草、パワハラ、という具合に令和のいまを描く。
変わっていく時代のなか、変 -
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いきなり“国鉄”“安保闘争”に“赤電話”とくる。
時代は1970年代の新潟、高度成長期中の真っ只で、ネットやスマホ、コンビニはもちろん無く、町かどに自販機すら無い。
そんな時代の新潟の政治家とくれば当然、“列島改造論”のあの人が思い浮かぶ。演説が上手く行動的で人を惹きつける魅力に溢れた政治家だった。
幼い頃から夢を語りあった友人二人が、政治家と新聞記者に分かれて対立していく様子が描かれていく。
『犬の力』という海外小説を思い出した。
政治と金はいつまで経っても付き纏う。
「有能な政治家はいらない、清廉でただひたすら正直であること。あとは冷静に判断できる国民が居てさえいれば良い」と誰かが言っ -
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ルーキーの一之瀬刑事の挑戦シリーズ5冊目。何とか6まで入手したので読み終えられそう。
警視庁の捜査1課に異動して1年。後輩も出来たのだが、今回は福島で捕まえられた殺人犯を受け取りに福島に出張。他県で捕まった事もあり、気が抜けた状態。警視庁から後輩含めて4名で受け取りに行ったのに、殺人犯の仲間に奪取されるという大失態。責任の大本は福島県警なのに、警視庁の監察も出てくるほど。犯人逮捕は二の次、警察はこのような時も責任を直ぐ問われる事に呆れてしまう。
今回は福島に転籍した元同僚との共同捜査。福島で結婚した元同僚と、最近、結婚した一之瀬夫婦との関係や、恋人絡みで殺人を積み重ねる殺人犯など夫婦の愛情の強 -
購入済み
古傷が痛い
「俺たちの箱根駅伝」読んでこちらへ。
学連チームに記録がついていたり、本選に出場経験のある選手が選ばれたりと、上記作品との違いから学連選抜の歴史を感じられます。
予選会敗退からはじまり学連チームへ……という入りが共通しており、まさかの同じ構成かと思いましたが、キャラクターの尖り方はこちらの方が強烈。俺たちの〜が学連チームとテレビ局側の2軸展開なのに対し、こちらはガッツリ学連チームに焦点を当てています。そのためレース中の描写はこちらの作品の方が濃厚。
……とまぁ総評はさておき、表題です。
学生時代、長距離で膝を痛めて今でも完治していない身としては、9区10区は非常〜〜に辛かったです。読みなが -
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シリーズ4作目。近所のコミハに置いてあったのは、ここまで。6作目まであるので、この後を読むかどうか悩ましい。
千代田署から警視庁捜査一課に異動となった一之瀬。相変わらずの若手刑事にありがちの空回り振り。今回は出身大学の後輩達が絡む事件のため、主要な捜査を担っている。所轄の若手との行動も、たった1年差なのに先輩風をふかしている。
次々と事実を積み上げ、得点を挙げる一方、ミスを犯し、プラマイゼロになる。小説の世界なのか、事実なのか、警察はミスには厳しい。
ラッキーな面もあり、何とか事件を解決するが、結婚も含めて消極的な行動にモヤモヤしてしまう。