堂場瞬一のレビュー一覧
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このシリーズは、前回も含め少し何か違ってきたとうか中だるみを感じていたのだが、今回は良かった。
前回は沖田の出番もほとんどなく、”ガンさん”と西川のふたりで、シリーズの”息継ぎ”の回のようで。 それをなかったことにするかのように、この『不可能な過去』では初っぱなから沖田登場。 西川と沖田の刑事人生も定年の文字が見え隠れする年齢になり、定年後の人生が頭をかすめるあたりも、読んでいるこちら側も時の経過を思い知らされる。
ところで岩倉ガンさんのシリーズを前回知ってから気になって今『ラストライン』を読んでいる。 追跡捜査係シリーズで出てきた岩倉と『ラストライン』の岩倉とちと雰囲気が違う気がするの -
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アメリカの大都市アイソラで、大会社重役ダグラス・キングの運転手の息子が誘拐された。犯人はキングの子と間違えたのだ。身代金を払えばキングは破産。しかし人道的には……一方、アイソラ市警87分署のキャレラ刑事らは犯人との交渉のためキング邸に赴くが、主人が非協力的で捜査は難航。まもなく身代金の受け渡し時刻が迫る――。警察小説の金字塔にして映画「天国と地獄」の原作が堂場瞬一の新訳で蘇る。
新訳が出たので、40年ぶりに再読。大学生の頃、87分署シリーズはかなり読んだ。表紙がイラスト、テレビシリーズ「裸の街」の写真とまちまちで、「クレアが死んでいる」は市川崑監督の「幸福」の写真だった。「天国と地獄」は読後 -
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西川と沖田コンビのシリーズ。
だが、沖田の出番はほぼなし。シリーズで初めてではないだろうか。
連続ドラマに俳優の都合で無理やり病気や転勤を理由に登場しなくなるような感じに似ている。
代わりに、ベテラン刑事ガンさんこと岩倉が登場。
ガンさんの一人舞台のごとく話は展開する。
読み終わった後に、読者レビューを読んで知ったのだが、岩倉は著者のラストラインシリーズの主人公。
このシリーズ読んだことはないが、ドラマで村上弘明が演じているやつ?でしょ。
すっかり本を読んでいる間に出来上がった岩倉像があまりに村上と違う。
あんなスマートな感じでないイメージで読んでいたので。結構しつこく、待っていられない性格 -
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ネタバレなんでこれを題材として選んだんだろう…と思ってしまった。
被害者の心の中。
言葉で現しずらい内容をこのボリュームで。
作品として素晴らしいと思った。
ひき逃げ。
突然迎えた別れに心がついていかない遺族。
被害者家族から加害者へ。
その変化は分からなくはない。
憎しみは憎しみしか生まない。
その立場になったら、その通りだと思う。
作品を読んでいる側からは、村野を視界に入れてと願うばかりだった。
村野が悪いわけではなく、被害者家族が周りからのサポートに気付けたらこんな事には…。と思ってしまった。
次作以降、支援課のメンバーが気になる。