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山城の必要ないものを排他していく考え方、とても共感する。けど、彼は天才だから可能な生き方。でも逃げてみたり、自分でもよくわからない気持ちをもってみたり、人間的でおもしろかった。
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走った。このシリーズは、読後疲れてる。感情が揺れるし、緊張するし、レースシーンは観戦している時の景色が脳内に浮かぶから、臨場感がすごい。
天才は人を動かす力があるかも知れないけど、天才を動かせる人は、そんなにいない。だからこそ浦はずっと周りに頼られて、信頼されている。怪我でレースに出れない山城、所属チームの解散、チーム山城…全実のシーンは手が震えるほど怖かった。浦がいなかったら、負けてたかもしれない?
「俺たちはチームだから」は名言すぎる。前作を思い出せるし、続けて読んでいてももう一度読みたくなる。
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ヒートからの続編でした。前作でデットヒートを繰り広げた甲本も加えて、いつものメンバーが集まり山城をサポートする。山城には不思議な魅力があると改めて気づかされました。
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まず、はじめに読む順番を間違えていたことに途中で気が付いた。順番的にはキング、チーム、ヒート、チームⅡの順だった。読んでいて途中で気が付いたが止める訳にもいかず、最後まで読んだ。結果、すごく面白かったので、順番はどこから読んでもとりあえず楽しめるようで良かった。
走っている間の、心理描写や葛藤など読んでいて先がどんどん読みたくなる。
本当にスポーツ×友情って最強。次はヒートに戻ろう。
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前作の舞台から7年後の物語。このシリーズ、ストーリーもベタベタなんですが、ランニング愛好者にはたまらないレースの臨場感が伝わってきて楽しめます。シリーズ読破してしまうな、これは。
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箱根駅伝直前の年末に読もうと決めて読んで、この時期に読んだの大正解。
お正月の箱根駅伝がもっと楽しみになった。
チーム・ヒートに続き、浦、吉池さん、門脇、青木、朝倉、甲本さんまで登場でもうそれだけで大興奮!!!
そして、ずーっと傲慢だった山城が本作ではらしくない。笑
本作で初めて山城のことを応援しながら読んだ。
山城に対するチームのみんなの思いにも何度も胸が熱くなった。
その後がちょっと気になるけど、ラストも良かった。
このシリーズは本作で終わりなのかな?
もっと続きが読みたいなぁ。
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「チーム」「ヒート」の登場人物たちがこの小説でも登場。
堂場瞬一さんの,陸上長距離シリーズ。
「日本マラソン界の至宝」と言われ「ベルリンマラソン」「東海道マラソン」で自身の持つ日本新記録を破ってきた山城悟。
選手生活をしている中で,怪我にはほとんど縁のなかった山城だが,左膝半月板損傷で長期の離脱を余儀なくされる。さらに,所属チームの解散が取り沙汰され,山城の居場所がなくなり,引退も考えるようになる。
浦大地を始めとする,かつての学連選抜チームが「チーム山城」を立ち上げサポートするというが……。
また,浦は怪我にも何度も悩まされ,引退を決意する。だが,引退を決めたのとほぼ同時期に母校の城南大学の陸上競技部の監督就任を要請され,それを受けることにした。
監督就任後,初めての箱根駅伝予選会で,11位。城南大の箱根本戦出場は成らなかった。だが11位となったことで,浦に学生連合チームの監督が回ってきた。
あのときの学連選抜とは,チームの位置づけも,選手の能力も,モチベーションも違う中でどうやって導いていくのか。監督として駆け出しの浦には,まだ想像もつかなかった……。
山城,浦だけでなく「チーム」で学連選抜だった門脇や朝倉,城南大陸上部の主務だった青木,それから「ヒート」の「東海道マラソン」でペースメーカーだった甲本。それぞれの登場人物が出てくるたび,ああっとなります(笑)。
長距離を走るということ。それぞれにとっての人生なんだなあと。
山城のように,常に日本のトップを走っていたもの。浦のように怪我に悩まされ,実業団ではいい成績を挙げられないまま引退するもの。門脇のように,高校の指導者として陸上に関わっていくもの。
走るという行為はそれぞれのあり方で,それぞれの人生で。
うまく言葉に出来ないですけど,尊いです。
レースでのそれぞれの心情の描き方が,本当にすごくて。
何度でも読みたいです。
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待望の「チームⅡ」、やっと読めた。
箱根のテレビ中継を観ながらそわそわし始める山城が、なんか可愛い(笑)。
いっときは確かに、不安を募らせ弱々しさっぽい姿も見せはじめた・・・しかし、それを支える「チーム山城」。
心を開きそうで開かない、じれったい感じ・・・昭和のラブコメ漫画の如し(笑)。
それでもなんだかんだと深いところで通じていたのだと安堵して終われるラストシーンも、好きだな。
★5つ、10ポイント。
2018.03.11.古
浦くんに懐く山城は、腐女子的にも楽しめるんじゃないでしょうか。そんな感じの懐き方です。笑
冗談はともかく、チーム、ヒートと読んできた中で、ヒートは山城のほぼ独壇場で、さて、あの頃の学連選抜メンバーはどうしているんだと恋しくなった時にやってくる、山城を助けたい学連オールスターズ(アラサー編)。更に続編が読みたくなる終わり方です。流石にでませんかね。
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前作、『チーム』から7年後を描いた陸上小説です。
今作では、前作で圧倒的な個性を持った独善的エース、山城を中心として話が進んでいきます。
実業団に入ってから『駅伝には出ない』との固い意志を貫いてきた山城は、手術が必要な大怪我、更にその怪我が誘発した更なる故障に苦しめられ、所属チームが会社の経費削減を理由に解散になるという、自分だけではどうともできない状況に追い込まれます。
自分から「助けてくれ」「手伝ってくれ」と誰かに声をかけることは、プライドの高い彼はしない。
そしてその彼の性格をよく知る7年前の学連選抜のチームだった面々は、追い詰められた山城をサポートするべく『チーム山城』を作ることに。
これが、普通の青春小説であるなら、独善的で、傲慢で、自分勝手で、自分のことを話そうともしない山城が、仲間との絆や感情に触れて、最後には『チーム』として一つになっていく――という展開を想像するところなのですが、そうはならないところが興味深く、面白いところだと感じています。
山城は最後までやはり山城だし、浦はやはり浦でした。
前作『チーム』から考えると、今作は山城の視点が多かったこともあり、山城は山城なりに色々なことを考えて、感じて、自分のことがわからなくなったり迷ったりしながらも、敢えてその道を進んでいるのだとわかる人間らしい部分もあるのですが、如何せんそれを他者に伝えるということをしない。山城の周囲にいる人は、心情を漏らさない彼の心中を慮り、想像し、時には誘導しようとして失敗し、まるで孤高の獣を相手にするかのような接しぶり。
山城のようなキャラクターは、不興を買って、周囲から干されて、そのまま力を発揮しきれずに表舞台から消えてしまってもおかしくないのですが、これだけ不遜なまでの『強さ』で周囲を魅了してしまうのもすごいことです。頼まなくても、助けようとする手が勝手にあちこちから伸びてくる。彼にはそれをする価値があると、周りが認めて、その走りに魅せられている。
そんな描写に、読んでいるこちらまで今の山城はどんな走りをするんだろう、と期待させられて、最後まで一気に読んでしまいました。
まるで走っている姿をテレビ中継で見ているかのような、リアルなレース展開も楽しく、走っているランナーはこんなことを感じているのか、とわくわくしました。
今作の登場人物は、同作者様の他の作品でも取り上げられているキャラクターがいるとのこと、そちらもまた読んでみたいと思っています。
チームⅢも、読むのが楽しみです。
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登場人物が年をとるのと呼応するように、話のドラマ性もグッと引き上がったように感じる。
引っ張りに引っ張って、これだっ!という名言が飛び出す幕の引き方には、お布団の中でゾクゾクした。
── その差、約20メートル。荒井にすれば、手を伸ばせばユニホームが掴めるほどの距離に見えていることだろう。あるいは、絶対に詰められないと早くも諦めているか。絶対的な距離は、主観によって様々に変化する。
陸上素人には淡々として見えてしまう長距離が、刻一刻と変化するF1レースのように見えてくるから不思議。作中でも、ランナーの身体は高度にチューンされた精密機械と言う。ただ、操縦するのは紛れもない人間の心。迷ったり勇んだり、時に逃げたりもする。
どんなにコントロールしていても天気のように変化する状況は避けられない。そこにフィットできるか。プラスに捉えられるか。自分の弱さや脆さとどこまでも付き合って整備しておかなければ、仲間をも巻き添えにしてしまいかねない。
かといって弱さをカバーするのがチームだと単純には言きれない気もする。この作品で使われるチームという言葉の方が、重みがずっしりしていて別物のように感じた。
およそ共感できない山城というロボコップ(古い)のような男をシリーズのど真ん中に置き続けているのは、作者の思いもその辺りにあるからではないか。自らを研ぎ澄ますことと、仲間と固い信頼を築くことの最終地点が、きっと同じ場所なんではないかしら。
本当に学びの多いシリーズ。
タイトルが別のスピンオフもあるみたいなので読んでみようと思う。
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山城~~~!!!
自分だけのために走るストイックな傲慢ランナーの元に集まるチーム山城。怪我、挫折、実業団の解散、これまでにない困難にぶつかり、表面的には孤独に、内面的には助けを求めながら、素直になれない山城の感情が面白い。なんでこんな性格のひん曲がった彼を気になるのか?なんだかんだいって自分達の思いを勝手に背負わせ期待してしまっているのだろう。めんどくさいけど、ほっとけない奴
ランは孤独との戦いと思われがちだが、それぞれが様々な思いを背負い走るもの。市民ランナーも沢山背負ってます。さて早速チームⅢと思ったけどお腹いっぱい
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面倒くさい奴だが放っておけない。
友情、愛情ありで楽しく読めました。
学生連合でも同じ襷を繋ぐことでチームとして一体感ができ長い歳月が過ぎようが、関係は変わらないのだな。
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山城悟
東海道マラソンで日本最高記録を出したが、左膝に痛みが走った。タキタ所属。
甲本剛
山城悟の東海道マラソンのペースメーカー。マラソン日本歴代二位の記録を持つ。横浜市役所スポーツ振興課に勤めている。
ハリー・マグワイア
関節の手術では全米最高とも言われている老医師。
須田真二郎
山城が所属するチーム・タキタの監督。現役時代は怪我に泣かされ「ガラスのエース」と呼ばれていた。父親は一代でIT系ベンチャーを巨大企業に育てた。
浦大地
城南大学陸上競技部監督。学生連合で箱根駅伝の監督を務める。
荒井一樹
城南大学陸上競技部のキャプテン。
吉池幸三
元美浜大学監督。山城、浦が学連選抜で箱根駅伝に出場した時の監督。
古川
東体大の監督。就任十年目。
杉浦
美浜大監督。
三谷
山城の後輩。タキタ陸上部所属。
古田
タキタ陸上部のマネージャー。
永野
タキタ陸上部の主将。
門脇亮輔
浦の高校の同級生。大学四年の時に一緒に学連選抜で走った。大学卒業後は故郷の長野に戻り高校の教員になった。
朝倉功
学連選抜で一年生ながら三区を走った。卒業と同時に競技は引退した。総合スポーツメーカーのカジマに入社し、全国を営業で飛び回る。
秋庭
タキタ陸上部のトレーナー。以前はスポーツジムの治療院に勤務していた。
正木
タキタの選手たちの面倒を見ている正木クリニックの先生。
青木
かつての城南大学陸上部主務。当時、実質的に部を動かしていた男で、事務処理能力に長けている。卒業後は大手自動車メーカーに就職。
池上大輔
元横浜大の主務。広告代理店勤務。
富永
東体大。学生連合。
庵野
横浜大。学生連合。
今林
須田の大学の先輩。関西ビルメンテナンスの役員。
白山
城南大の主務。
門脇将太
門脇の三歳年下の弟。
藤井
浦、門脇の高校時代の同級生。夏合宿で逃げ出した。
浅井
学生連合。四区。
最上
横浜大の主務。
福本
横浜大二年生。学生連合。五区。
坂川
港学院。学生連合。八区。
夏目
浦和学園。学生連合。十区。山城が学連選抜で走った時の前の八区を走った夏目隆二の弟。
樋口
タキタ陸上部。全実で山城の前の四区を走る。
広瀬
中央大学OB。箱根駅伝の十区で浦とデッドヒートを繰り広げ、浦の失速で勝ちを拾った。卒業後は実業団の名門・横浜機械製作所に入社。全実五区。
立石大輝
相澤製鉄期待のルーキー。駒沢大学卒業。去年箱根の三区で区間新を出した。全実五区。
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あの山城の故障から話ははじまる。
相変わらずの山城。
そして、「チーム」「ヒート」のメンバーが登場!
個人的にちょっとムネアツです~。
この作品でヒートの結末がどうなったのか知っちゃいました。
皆、それぞれの場でがんばっているかつてのメンバーが、
傲慢で腹のたつことも多い山城の再起(花道)に向けて
立ち上がる「チーム山城」
スポーツ選手のピークは短い。
あの強靭な山城でさえ、怪我のあと、前の身体に戻すのは難しい。
自分の身体のことを理解し、進路を決断していくこと。
スポーツ選手は過酷だな。
チームⅡも最後までは語られていない。
でも、満足できる作品でした。
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学連選抜『チーム』から7年後。
浦大地は母校・城南大の監督として、箱根駅伝出場を目指すが、予選会で11位に終わり、本戦出場を逃す。が、学連選抜の監督として、箱根駅伝に出場することとなる。
マラソンの日本記録保持者・絶対王者・山城悟は、怪我によりレースから遠ざかっており、復活を期するが、その間に所属実業団チーム・タキタの廃部が決定する。
山城を走らせるために7年前の学連選抜『チーム』メンバーがそれぞれ動き出していく…
『世話になろうと思う』…
ともに戦った『チーム』の絆は強く固く、『チーム山城』が動き出す…
山城は怪我でレースから遠ざかっていたため、本来の自分の走りが取り戻せず、苦しむ…
絶対王者・山城にも人間臭さが垣間見える…
そんな山城を浦をはじめ、『チーム山城』は山城を支えていく。
山城は『チーム』のバックアップを受け、走る…
『チーム』のために…
『俺たちはチームだから』
山城は、五輪記念マラソンを走るのか…
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この作家さんの箱根駅伝の学連選抜チームとメンバーのその後を描いた長距離ランナーシリーズ?の3作目。
傲慢で陸上界のスーパースターの山城悟がケガからの復帰を目指すが思うように身体が動かず、タイムが出ない。
これを学連選抜時代のチームメイトがサポートに集まり、再起をかける。
陸上長距離選手の走っている時の気持ちがわかりやすく書かれていて、読んでいて入り込んでしまった。
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箱根駅伝の学連選抜の戦いを描いた「チーム」の、7年後の話。
マラソン日本記録を持つ山城だが、ケガと所属チーム廃部の危機に見舞われている。
そこで浦を始めとする学連選抜の仲間たちがサポートに乗り出すが…あの山城が素直に受けるのか。
「チーム」のメンバー達のやりとりが、懐かしく楽しい。
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チームは駅伝だけではなくスポーツ小説単体の中でも最高峰の作品の一つで、読んだら駅伝に興味が出ること間違いなしの作品です。
箱根駅伝を学連選抜チームとして走ったかつての仲間たちが、7年後に再度結集します。
天才だが誰とも相容れない性格の山城のランナー人生の危機を、キャプテンであった浦を始めとする仲間たちがサポートを申し出るという男気溢れる展開ですが、それを素直に受け入れない山城。
ああめんどくさいめんどくさい。自分だったら絶対放っておきますが、彼らは同時代の追いつく事が出来なかった巨大な才能を支える事に喜びを感じています。
その気持ち分からないけど、想像は出来ます。一緒に切磋琢磨した仲間。しかも世代NO1の力を持つ男が引退の時期が迫る時に、自分の夢も預け一緒に持って行って欲しい感覚。
アスリートでなくともあり得る事かもしれません。
成功物語ではなく、人生の一部分を切り取った物語なので、これから彼らがどういう人生を歩むのか想像する余地の有る熱い友情物語です。名作。
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箱根駅伝を見ていたら突然読みたくなった訳です。
今回はマラソンランナーの葛藤。
ランナーとして仕事をするために無駄なことは一切省いて徹底したプロとして生活。その人間性が周囲に理解されず浮いてしまう。
しかしこの徹底ぶりはプロとして素晴らしいことだ。そして少し社会に馴染みながら喜びを見出す。
彼のために生活まで犠牲にしてサポートしてくれる男たちの姿も涙ものです。
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4.0
チームの続編ですが、8年後くらいの話です。
山城中心の話でしたが、ここまで変わった奴はまぁ居ないよなってレベルの奴です。8年経っても変わってない、と思いきや、人間らしい所がちょいちょい出てきます。無敵の山城もやっぱり人間だったという感じです。元が変わってるだけに、ちょっと人間くさい所があったり、悩んだり、感謝したりという雰囲気がでるだけで、おぉ〜と思ってしまいます。
チームⅢもあるようなので、それも読んでみたいと思います。
堂場さんのスポーツ小説は、他のもこんな感じで男くさいのですかね、、面白いんですけど。
考えてみると登場人物に男しか居ないんですよね。笑
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箱根駅伝を学連選抜チームで走ったランナーのその後を描く、堂場瞬一のスポーツ小説。駅伝はドラマになるのでその内面は小説の題材にもなるだろうが、レース中の疾走感を描き出すのはさすが。
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読み終わってから気が付いたが、男しか出てこない。厳密には、主人公がカリフォルニアの砂浜を走っている時に声をかけて来た男の嫁が「あなた、練習の邪魔よ」と旦那をいさめるシーンがあるが、女が出てくるのは本当にそこだけ。そのシーン以外は男男男男男男。女性選手も女性マネージャーもOLの同僚も出てこない。意図してなのか結果的にか分からないが、まあ、そういう小説である。で、私はそういう小説が大好きなのだ。
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学連選抜のチームが30歳頃になったお話。チーム1の続編なので1・2と順番に読むことをおすすめします。
追記
チーム1→ヒート→チーム2の3部構成になっておりました。
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孤高の天才ランナーをかつてのチームが盛り上げる。
でもその天才ランナーは・・・。
なんだかんだと仲間がいるということはいいですね。
もっと素直になればいいのになぁ、とか思っちゃうのは私が凡人だからであろう。
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前作の「チーム」を読み終わり、続編読むぞ!って思って読み始めたのがこれ。途中まで読んで「ヒート」の存在を知った。正当な続編をすっ飛ばしたけど特に違和感なく読み終わった。ヒートはスピンオフだと思って読むことにする。
話の滑り出しはとても良く、夢中で読んでいたが、話が進むにつれてキャラクターたちの矛盾が気になって集中できなくなってしまった。
山城のマスコミ嫌いは「いや『チーム』ではにこやかに答えてたって描写あったよな」とか、朝倉が入学してから東都大は箱根に出場してないという記述は「ラストで箱根走ってシード獲得してたやん」とか、細かい部分だけど気になる。あくまでスポーツが主役、キャラクターの統一性は重視していないのかもしれないが、わたしには合わず読むのに時間がかかってしまった。山城のその後は気になるが、続編を読むのは間隔を空けることにする。