堂場瞬一のレビュー一覧
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四十年以上の長い筆歴を持ち、最後の昭和の大物作家という印象さえある作家、岩佐友が鬼籍に入った。『孤立』を大切にし、作家仲間との交流を好まなかったそのベテラン作家は、未発表のすごい原稿があるらしい。同郷で、同じ高校、大学の出身でもあったために、岩佐と数少ない友好関係を築いていた後輩作家の古谷に岩佐の評伝を書く話が持ち上がり、彼と編集者は未発表原稿を探し求めるが――。
作家の書く作家の小説が好きです。小説を書く人間の小説書きの話が好きです。特に様々な一筋縄ではいかない感情が渦巻いているものが。(おそらく)作者は吐き出さずにはいられなかった感情と吐き出すことのできなかった感情のせめぎ合いのすえ -
Posted by ブクログ
警察小説の原点とも言うべき〈87分署シリーズ〉
その中でちょっと異彩を放つ『キングの身代金』は、先日一気見したwowow連続ドラマに出てきて、ちょっと興味を持って読んでみた。
しかも新訳は堂場瞬一
たまたま間違えて誘拐したものを強引に身代金要求すると言う設定は、なかなかのもの(もともと誘拐は成功しにくい犯罪)
これで誘拐が成り立つとすれば、それから誘拐犯は誰でもいいから子供を誘拐して、適当な金持ちか企業に「身代金を払え」って言えばいい。
あ!イスラエルでハマスが行った大量誘拐は「金払え」では無いがこの方式だ。
タカ派のイスラエルのネタニヤフ首相は「テロに屈しない」と言って戦争を始めた。
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Posted by ブクログ
富む日本、惑う警察。
この国は、守る価値があるのか――。
地検特捜部がやろうとしているのは「国を守る」捜査ではない。「国を正す」「政財界の膿を出す」ための捜査だ。
一方公安一課の中には、「先輩」である市川を守ろうとする動きがある。自分は、腐った政府を守ることに意味を見いだせるか……高峰は、こういう話をするのに相応しい相手ではある。
1970年。大阪万博を控え、高度経済成長で沸き立つ日本。捜査一課と公安一課を対立させたある事件以降、袂を分かった刑事の高峰と公安の海老沢は、それぞれ理事官に出世し、国と市民を守ってきた。だが、かつてふたりの親友だった週刊誌編集長の息子の自殺をきっかけに、再び互