【感想・ネタバレ】アナザーフェイスのレビュー

あらすじ

大友鉄は警視庁勤務のシングルファーザー。幼い息子を育てるため、捜査一課から刑事総務課へ異動して2年がたったある日、銀行員の子供の誘拐事件が発生。大友も、特捜本部に駆り出されることになった。犯人が要求する身代金1億円の受け渡し場所は、5万人がごった返す東京ドーム横の公園。犯人の特定は困難を極める。大友は久々の前線復帰に高揚しつつ、一方では事件の裏に“ある違和感”を抱いていた…。警察小説のヒットメーカーによる、異色の刑事登場の新シリーズ!

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Posted by ブクログ

初めの方は、どう展開していくのだろう……と思いながら読み進めていたけれど、後半どんどん解決の糸口が見つかり一気に読んでしまいました。
次の話も読んでみたいです。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

やさしいハードボイルドが読みたければこの作品だ!甘いという意味でやさしいという言葉を使った訳ではない。シングルファーザーでイクメン刑事・大友鉄のキャラクターがそう思わせてくれるのかもしれない。ストーリーの流れとしては、真相追求のため一人でも動き、大きな敵だとしても手を緩めず、最後まで事件を解決する。同期の仲間や一人息子とのやりとりも心地良い。見事なハードボイルド小説、警察小説、推理小説に仕上がっている。警察小説でありながら、探偵小説のようなテイストがあり、全体的にやさしい雰囲気が流れている。これは、主人公の大友鉄が一人息子のいるイクメン刑事の設定だからかもしれない。家庭のことは全部自分でやっていくつもりでいるが、なかなか難しく義母や周りの人たちの助けをもらいながら何とかやっている。そういう周りの人たちが世話をしてくれるような人柄設定も良い。そして、最後には事件をしっかり解決して締めてくれる。堂場瞬一で一番好きな作品だ!

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

王道の警察小説。シンプルだけどソコがまた良かった。2年前に妻を亡くし、小学2年の息子を育てるシングルファーザーのテツ。子育てのため、刑事としての一線を退いていたが、男児誘拐時間で一時的に復帰することに。息子と変わらない年齢の被害者とその親に寄り添う優しさと、かつて敏腕刑事と言われた鋭い洞察力で一度は取り逃した犯人を探し出す。イケメンだけどキャラクターとしてのインパクトは弱めなテツと、熱血刑事タイプの柴のコンビも良い。息子も大事だけど、刑事としての仕事も忘れられない。その板挟みに悩みながら、今後どんな子育てをしていくのか。そして、仕事の間の息子を託すクセあり義母との関係性など、楽しみなシリーズをまた増やしてしまった。

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2024年09月09日

Posted by ブクログ

誘拐事件

現実でも大いに世間を騒がす事件
“吉展ちゃん事件”をはじめ子どもの誘拐は多く、また、結末が不幸であることもよくある。
小説や映画、ドラマの題材として多くの物語が語られているが、犯罪の動機に金銭のほか性的嗜好があるのも世界中どこも同じ。

金銭目的の誘拐は物語の中でも語られている通り、犯人が逃げ切ることはまず無い。

まったく、愚かしくおぞましいこと。

物語は読み始めると弛むところなく展開し、気がつくとエンディングを迎えていた。
警察小説は“犯罪”という人の醜い面をえぐるが、この物語は登場人物に暗さがなく、ドラマとしてとても楽しめた。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

お久しぶりに再読したけど、やっぱりいい‼️堂場瞬一先生最高。大友テツのなんとも言えない優しさと熱さ、堂場瞬一警察ものの中でも唯一無二の存在だなぁ、シングルファーザー役でイケメンで。鳴沢了も高城賢吾も良いけど、やっぱり大友テツさんいいわー。再読してほんと良かった‼️

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

これは、火曜サスペンス劇場だ!
ラストシーンは
犯人が逮捕され、
犯人の家族が泣く。
マドンナ達のララバイが流れる。

ストーリーは
銀行員の息子が誘拐され、
身代金1億円が
勤務先の銀行から支払われ、
息子は無事戻ってくる。
警視庁刑事総務課の大友は妻を事故で亡くし息子と2人暮らし。
事件担当となり、同年代の息子を持つ親として被害者に寄り添いながら、事件の核心へと向かっていく。

大友の優しさや
周りの警視庁メンバーの憎めないキャラ、
予想外の犯人、
ノンストレスで楽しめた。
丁度2時間ドラマに
ピッタリな設定。

令和の時代に火曜サスペンスとか2時間ドラマとか「おい!昭和かよ!」
ってツッコミたくなるかもだけど、
あの完成度や見終わった後の
満足感たるや。

読後感がよくて、火曜サスペンス見終わった気持ち。さあ、風呂入って寝るか!みたいなね。

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2025年01月11日

Posted by ブクログ

妻・菜緒の死から2年。一人息子を育てるため、捜査一課から総務課に依願異動した大友鉄。ある日、突然起きた銀行員の息子の誘拐事件が発生、元上司の命令で、ある能力を生かすために、大友は捜査に突入する。しかし、犯人に振り切られ、犯人は人気グループのドームコンサート会場に消えてしまう。息子は解放されたが、聴取には応じられない上、母親は犯人を捕まえられなかった警察を批判し、聴取に応じないまま、警察を門前払い扱い…。ようやく冷静を取り戻した母親も、息子の看病疲れで倒れる寸前に。さらに、捜査に関わるにつれ、優斗との世話がおろそかになってしまい、聖子からはお見合いを薦められる事態に…。しかし、誘拐事件は町工場の社長と社員の共謀…。最後が予想外だった。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

またシリーズ開始。他のシリーズものとのコラボ、ちょいちょい出てくる知った名前を追いながら楽しみたい。

こんな、子供のことをちゃんと考えなが頑張っているお父さんいいな。

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2023年06月28日

Posted by ブクログ

奥さんが亡くなり、奥さんのお母さんを苦手に感じつつも協力してもらい?つつも、子育を優先的に考え、刑事から身を引いて、経理課で働く元刑事課の主人公。

刑事の素質があるのに、経理課にいるのがもったいないと思ったのか?上司が誘拐事件の捜査に引っ張りこみます。

しかし、その誘拐事件もただの誘拐事件ではないようで……。

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2023年06月12日

Posted by ブクログ

大変面白く読ませていただきました。元捜査一課で家庭の事情で現在総務課。TV化出来そうな作品ですね。主人公は魅力的で好感が持ってます。シリーズ化されてますが 今後も読みたい作品です。

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2022年03月08日

購入済み

アナザーフェイスのエピソード1となる物語。
警視庁捜査一課の現役刑事が妻を亡くし、残された一人息子を育てる為に現場を諦め、総務課職員として新たな日々を送ること二年。
そんな彼の刑事としての才能を高く評価する上司が、彼の本格的な現場復帰を願いつつ、リハビリと称して彼を現場に送り込む。

刑事の大友鉄が息子・優斗の子育てと職務の狭間で葛藤しながらも、義母・聖子や同僚・柴らの協力を得、指導官・福原の見守る中、事件解決に奔走します。
じっくりとした捜査展開と、子育てを絡ませながらのストーリーは、今ままでにはない新鮮さがあり、穏やかさも感じさせました。
鉄が、刑事として、父としてどうなって行くのか、一味違う刑事物の今後がとても気になります。





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2021年02月17日

Posted by ブクログ

刑事らしくないイケメン大友鉄と息子、そして亡き妻の母聖子との関係。親子の今後も気になるところだけど、冷静に事件を解決へと導く能力は気付く人には気付くのだろう。やはりどんな場面でもイケメンは得だ、美人もしかり。魅力的なキャラクターだからシリーズになっていくのだろう。
2時間ドラマにピッタリな事件。

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2021年02月08日

Posted by ブクログ

何となく既読感あるので、ストーリー展開先読みしながら、読破。最後まで飽きずによめたので、秀作と思う。主人公が刑事らしくないのがいい。

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2025年02月25日

Posted by ブクログ

ストーリー自体は、どんでん返しとかではなく、素直でわかりやすかったです。主人公のひっかかり感が、きちんと書かれているので、予想しやすいんだと思います。

仕事か息子か。どちらも大事で、全力を傾けたい主人公がどんな選択をしていくのかが楽しみと思っていたら、続編がたくさんあるみたいです(笑)

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

鳴沢了シリーズを読み終わったので、有名なこのシリーズにも手を出してみた。
目新しさはないけど、子育て中というキャラがちょっと面白いかも。
まだまだ続くようなので、これからの展開に期待かな。

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2024年11月26日

Posted by ブクログ

他のシリーズに出て来てるのを読んで、読んでみたくなった。
話は分かりやすすぎる感じがあるし、サイドキャラクターもちょっと微妙かも。
一応続きもよんでみよう。

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

妻を亡くして育児と刑事の両立の為一線を退いた主人公が誘拐事件で再び現場に呼ばれて事件解決に奮闘する話。
普通に面白かったが事件にもう一捻り欲しかったかな。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

物語は静かに始まり、これは解決出来ないのではと思っていたが、警察の頑張りにより徐々に近づいていく。
そんなことまで警察がやっているとは思えず、実際にやっているなら警察は大変だなぁと感じた。
やはりシングルファザーは大変だと思います。


大友鉄は警視庁勤務のシングルファーザー。幼い息子を育てるため、捜査一課から刑事総務課へ異動して2年がたったある日、銀行員の子供の誘拐事件が発生。大友も、特捜本部に駆り出されることになった。犯人が要求する身代金1億円の受け渡し場所は、5万人がごった返す東京ドーム横の公園。犯人の特定は困難を極める。大友は久々の前線復帰に高揚しつつ、一方では事件の裏に“ある違和感”を抱いていた…。警察小説のヒットメーカーによる、異色の刑事登場の新シリーズ!

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大友鉄
優秀で意欲もある
周りからの評価も高い
が家庭を優先
優先せざるを得ない状況であるが故に
周りも強く言えない
そんな環境を変えるために
彼を現場へ送り出す

彼の優しさ、柔らかさが文章だけでも
凄く伝わる作品

家族の生活を守るために、息子を誘拐させる

そんなふざけた事があるのか

血のつながった息子では無いから出来た訳でもなく
バレなければ生活を守れる
そんな理由であったことが残念な犯人だった

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2023年12月16日

Posted by ブクログ

●刑事らしくない刑事とはまさにそのとおりで、ちょっと残念感があるな。まあ、自分の求める警察小説ではなかったということ。
●ちょっとラストが弱いし、主人公以外もみんな警察らしくなくて、なんだか大学生のサークルみたい…
●著者の選挙小説もそうだけど、展開とか描写はいいけど、それっぽい書き方をしてくれないから、どうしても素人じみたというか、知らない人が想像で書いたんだろうなってのが丸わかりの文章になっている。勿論、読んでる人間だって体験はしたことないんだけど、いかにも!ぽいなあ!って文章を書けるのが小説家なのではないかな?

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2023年10月29日

Posted by ブクログ

大友が他に抜きん出て人の気持ちを把握できるかのようなキャラクターに仕上げてあるがシリーズ通してこれで行くのだろうか。一冊だけだとこれでいいんだろうがこれが続くと主人公だけ目立つだけのストーリー展開になって起伏が無くて飽きそう。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

シングルファーザーの刑事が主人公であり、スーパーのちらしと首っ引きになり、義母に預けている子どもの心配をしているという警察小説。

主人公の大友鉄は2年前まで捜査1課の刑事だったが、妻を交通事故で亡くし、息子の優斗を自分の手で育てるために、刑事総務課に異動してきる。そこにかつての上司である福原が発生したばかりの誘拐事件の捜査に加わるように命じる。

大友の人との接し方を大切にする優しいキャラはいいのだけど、その性格や人柄が終始二転三転するので混乱する。そして周りの登場人物たちのキャラもさすがに謎すぎる行動が多い。

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2023年01月10日

Posted by ブクログ

初めての堂場作品。

堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事、大友鉄が主人公。確かに生活臭を感じさせる、彼個人の生き様には親近感がありました。

元上司の福原がいい味出してます。

シリーズ化されているようなので次も読んでみようかな。

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2022年10月30日

Posted by ブクログ

初めて著者の作品を読みました。

妻を事故で亡くし、小学2年生の一人息子を育てるために捜査一課を外れ、定時退社する日々を送る主人公・大友が、かつての上司の指示で誘拐事件の捜査応援に加わる。
銀行員の一人息子が誘拐され、身代金の1億円が奪われる。子供は無事に保護されるが、犯人を追ううちに、大友は事件の真相に気付くー。

序盤で、捜査二課の同僚から不正融資の話題が出ていたり、犯人を絞っていく方法がスマートでなかったり、一方で直感めいたものでスムーズすぎるくらいに展開があったりと、構成には満足できない点もありましたが、大友の家庭環境が活きた心理描写などは好きでした。

男性が好きそうなジャンルかと思いますが、もう何冊か読んでみたいです。
読み返すほどではなく、オススメもしませんが、読むな、とも言いません。

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2022年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

刑事らしくない刑事、大友鉄が主人公のシリーズ第1弾。以前同作者の他シリーズを読んでいてちょっと辟易してしまった記憶があった。ブックオフで何となく再度読んでみようかと思い購入。あれから数年経って自分自身の捉え方も変わったのか結構楽しめた。
特別なトリックがある訳でもなく、自然と信頼関係が築ける大友の特性を生かしてストーリーが展開。今回も父性を発揮し大友らしい結末を迎える。大友の人間性は嫌味がなく、好感が持てるキャラクターである

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2022年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5
イクメンの優男刑事、いい意味で刑事らしくない
演技が上手い
人の心を溶かすのが得意

自分の子供を誘拐事件に利用して、金を騙し取った話

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2022年01月29日

Posted by ブクログ

シリーズ作第1弾。堂場さんの作品を読むのはこれが初めて。
総務課刑事とシングルファザーとの両面の顔を持つ主人公大友。その特殊性から日々の生活の中でぶつかるあらゆる葛藤が描かれる。ただその境遇にいるからこそ生まれる経験と気づき。様々な情報と勘を頼りに捜一刑事として今回の誘拐事件に携わり、解決の糸口を探る。
ダイナミックかつシンプルに描かれる警察小説。これからシリーズ作品を読んでいくつもり。

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2021年12月09日

Posted by ブクログ

刑事モノ小説としては面白い。
情報を駆使して犯人にたどり着くところはこのような小説の醍醐味だ。
ただ、主人公の俳優キャラやプライベートで妻を亡くして子供を義母に預ける、みたいなところはこの小説内だけだと、意味ない感じがする。シリーズ化してるみたいなので、読み進めていくと意味を成していくのかな。

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2021年11月04日

Posted by ブクログ

刑事ものだけどやたら殺人が起こるわけでもないし、すんなり読める。けど役者経験だからという主人公の特別感はちょっと違和感あるかな。

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2021年05月31日

Posted by ブクログ

氏の作品は外しがない安心感があるが、このシリーズは初めて。連作の初回なので期待値が大きすぎたかも。読みやすくはあるけどあまり裏がなくさーっと流れた感じ。現金の受け渡しの場面や、銀行への入金など、実際にはこんな簡単にいかないだろ、と突っ込みたくなる場面が三件されたが、まあ気楽に読めるから良いかな。

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2021年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

う~ん…。別に悪くないんだけど…。「テクニックで書いてます」って、感じがしてならない。特に、事件に目新しいものがあるわけではないので、主人公の大友のキャラクター作りに個性をだしてみたんだろうけど。無理してないかな?義理の母との確執も、ピンとこないし。もと役者、って何度も何度も鼻につくし。…と書きましたが、そこまで悪でもないので、たとえば、新幹線の旅のお供とか、気楽に。

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2024年08月18日

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