あらすじ
今度の事件は結婚詐欺! シリーズも佳境の第八弾
知能犯を扱う捜査二課の同期・茂山から、
結婚詐欺グループの一員と思しき女・荒川美智留の内偵を依頼された大友鉄。
美智留は元シンクロ選手でスポーツジムのインストラクター。
真面目で魅力的な女性に見えるが、大友は得意の演技力で美智留に接近し、
事件の裏に潜む複雑な事情に分け入っていく。
大人気の警察小説シリーズ第8弾!
感情タグBEST3
今回は、内偵捜査が専門の二課からの依頼。
しかも、犯人と思しき女性に接近して真相を探るというもの。優男の大友鉄には、まさにうってつけ⁉︎の任務。
いつもとは違う展開がとても新鮮で、あっという間に引き込まれていきました。
全体の話としてはテンポも良く面白かった反面、みんなが傷ついてしまうと言うあまりにも切なく悲しい結末。
あの高畑が被害者だった事も衝撃でした。
後味の悪さに支配されそうなラストでしたが、大友・柴・高畑の絆と、優斗の存在に救われて穏やかな気持ちで読み終えました。
次作はいよいよシリーズ最後の物語。
あと一冊で終わりかと思うと少し寂しいです。
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もー。ハマりまくってるこのシリーズ。
高畑さんがそうなったんじゃないか?っていうのは想像どおり。
ちょっと伏線ひきすぎちゃったかな(笑)
それにしても、荒川さんに近づき、その気にさせた罪は相当、深いと思う。
自殺した原因の一つにもなってるんじゃないの?
さすがの大友も傷心のご様子。
それを癒してくれのは14歳の息子とは…。
最初から読んでる私も感無量である(笑)
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高畑さんの伏線は分かりすぎだが、反転はなるほどと感じた。ミステリーとして読むというよりは、これは家族小説なのだよな。義母が全く出て来ないのは、それはそれで淋しい。色々な小説のキャラクターが交差するのは、もっと大胆にやってもらっても大丈夫。一之瀬君は、これは出ているうちに入らない。
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このシリーズは好きでずっと読んでいるが、少しマンネリ感もあった。そんな中で、今回はなかなか意外な展開だったし、結末も切なくて…。最後の救いはまあちょっとそんな簡単なものではないと思いつつも、このシリーズの醍醐味部分でもあるしな。
テツが話を聴くときの、まずは観察する感じや話の展開の仕方など、リサーチにおけるインタビュアーの在り方と同じだなと思う部分もあって、その辺は参考になる。
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大友刑事は、結婚詐欺に関係していると考えられる女性に関する情報収集を手伝うことになった。
東京の酷く暑い夏を舞台に事態が進む…例によって少しずつ関係者達の関係が明らかになり、事態が或る時点からグングン動く感じだ…
それにしても…“結婚詐欺”のような、「人の気持ちを弄ぶ」というような犯罪…酷いものだと思う。そして本作では、そういう事案から思わぬ結果が…仔細は是非、本作を紐解いてみて頂きたい…
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【アナザーフェイスシリーズ第8作目】
ジムのインストラクターが結婚詐欺に関わっているのではないか。その女性との接触を命じられた大友。
今回は捜査一課ではなく、捜査二課。
今までの変装も駆使しながら、事件にかかわっていく。
今回は敦美の様子が変で、私としてはこの頼もしい女性刑事を応援していたので、調子が狂う。
最後は悔しいかたちで終わってしまって、脱力感がすごかった。
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シリーズ第9弾。
いつもソフトな大友さんが今回は詰めの段階になって珍しく強引な手段に出たところに、卑劣な犯罪に対する彼の怒りを感じます。
ただ、高畑さんの件は少し残念でした。彼女はこんな弱味を抱えず、今度も力強く優しく頼もしい存在でいて欲しかったな。
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最後の最後まで事件の構図が看破できずワクワクした( ´ ▽ ` )ノ
アカサギものということで、久々にMMK(モテてモテて困る)男・大友の真価をフル発揮( ´ ▽ ` )ノ
全シリーズ中、もっとも地味ながら屈指の出来だったかも( ´ ▽ ` )ノ
特にラスト、前巻からの伏線がズバリと決まってた( ´ ▽ ` )ノ
夏休み期間ということもあって優斗や聖子さんは今回お休みだけど、ぜんぜん気にならなかった( ´ ▽ ` )ノ
正直、シングルファーザー設定がじゃまになってきたかな?……(´ε`;)ウーン…
ストーリーのアクセントにはなってるけど、それは芝らとのつきあいだけで十分だし……(´ε`;)ウーン…
ちゃんと確認したわけじゃないけど、ひょっとしたらシンクロのスイミングスクールやOG、おなじドーバー作「水を打つ」にも登場したところ・キャラかな?( ´ ▽ ` )ノ
食事のキツさ等、おなじ話をしてたし( ´ ▽ ` )ノ
これでシリーズ買い置き分はすべて消化……(T_T)
あと何冊出てるんだろ?
入手しだい、またすぐ読むよ( ´ ▽ ` )ノ
2019/03/15
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普通には終わらなかったか…
スリリング?ではなかったか。
色恋沙汰は他人からみると面倒なことだと思うけど、当人にはそんな気持ちないんだもんね。
美智留とテツの、最後の話を聴きたかった
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知能犯を扱う捜査二課の同期・茂山から、結婚詐欺グループの一員と思しき女・荒川美智留の内偵を依頼された大友鉄。美智留は元シンクロ選手でスポーツジムのインストラクター。真面目で魅力的な女性に見えるが、大友は得意の演技力で美智留に接近し、事件の裏に潜む複雑な事情に分け入っていく。
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好きなシリーズです。
優斗が中学2年生になったんですね。
これからの父子の関係も楽しみです。
今回は高畑の女性心も描かれ、やはり強いと見なされていても女性としての悩みは同じなんだと分かり身近に感じられました。元気を取り戻して欲しい。
大友にとっては心に残る事件になってしまいましたね。
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シリーズ8作目だが、息子が大きくなってきたので、最初の頃と結構変わってきている。こう云う変化は悪くない。シングルファザー面より刑事としての素養の方に焦点が当てられているように感じる。
ソツが無い
やっぱり安定感がある。
事件と家庭問題のバランスや、主人公が 演劇をやっていたという設定の活かし方、などなどどれをとってもソツが無い。
ただ、シリーズの特徴だし、それが味にはなっているのだろうが、緊迫感には欠けてしまう。
まあ、そうは言っても、十分楽しめる1冊だ。
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シリーズも8作目ともなると多少飽きがくる。主人公達の人物造形が変わらないから仕方ないのだろうけれど。
本作は前半は謎を呼ぶ感じで面白いの思ったのだが、後半やや急ぎすぎ、ネタバレの感があった。どんでん返しとまで行かないところがツライかなあ。
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シリーズ8作目。
捜査2課の手伝いで結婚詐欺師を追うことになった大友は、詐欺グループの一員と思われる荒川美智留に近づくことに。
息子の成長を感じる…
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今回は2課
詐欺の捜査のお手伝い
読み終えた感想はすごく複雑。
総じて人の気持ちを軽んじてる。
珍しく序盤から登場人物が増えたり動きがある作品で面白かったが被害者に高畑さんが含まれてるのが何となく悔しい。
作品中の登場人物ではあるが、働く女性のかっこよさを感じ憧れの気持ちがあったため悔しく思えた。
シリーズ通して高畑さんの彼氏の伏線はここだったのかと、作品の構成はすごく考えられていて面白かった。
結婚詐欺。
人生を左右する大きな分岐で詐欺。
然るべき結果だった。
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今回の大友鉄さんは二課のお手伝い。
殺人ではなく詐欺事件の捜査で最初は面白かったけど途中から中だるみしてきて、捜査より高畑のことが気になるーそろそろ高畑の恋愛問題?詳細知りたいよーって思ってたらラストでまさかの事実にビックリ!!!
今回は読後感悪かったな。。
次でシリーズも終わりなので、このままイッキに読んじゃおっと。
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アナザーフェイスシリーズ 第9弾
第一部 詐欺師たち
第二部 女たち
第三部 刑事たち
今回は詐欺などを捜査する捜査二課の依頼を受け、出動する大友。
同期の茂山より、ある結婚詐欺グループの疑いのある女性・荒川美智留への接触を依頼される。
ジムのインストラクターとして働く美智留は、過去に結婚詐欺の容疑者として取り調べを受けていたが、大友の印象では容疑者の線は薄いとみていた。
しかし事件は美智留を中心とした人物の殺人事件などへ発展していく。
美智留に何があり、事件の真相は?
急に犯人捕まってびっくり。
同期の高畑のカミングアウトも。
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何とも後味の悪い結末になった。話的にというより、同期3人にとって。
後ろ楯がなくなったテツの独り立ち(捜査)の失敗、敦美も大きな傷がつき、、、
いくら同期でも真に分かり合うのは、なかなか難しい。今回の件で、関係が深まるか、離れるか、ここが正念場なのかも。
唯一の救いは優斗の成長(パパの異変を素早く察知)かな。
最後の3ページ、テツの孤独感と優斗に見えた光の部分が好きだな。
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前作から一転、面白くなかった。
「守護者」がいなくなったので
直接捜査二課に頼まれた結婚詐欺の覆面捜査がだらだら続いた感じ。
結局その捜査にあまり成果がなかったのと、
結末が良くなかったせいだと思うが。
結婚詐欺にだまされた女性の気持ちの表現が重要なのに、
説得力がない。
同期の高畑がかわいそうなのも減点ポイントかな。
Posted by ブクログ
今回より守護者をなくした大友だったが、二課より結婚詐欺の内偵協力がくる。
外見の良さを活かし、容疑のかかっている女性に近付く捜査に付く。
しかし、捜査は難航。
複雑に絡み合った関係に、意外な展開となる。
そして、最後には驚愕の事実まで…
2018.3.27
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知能犯を扱う捜査二課の同期・茂山から、結婚詐欺グループの一員と思しき女・荒川美智留の内偵を依頼された大友鉄。美智留は元シンクロ選手でスポーツジムのインストラクター。真面目で魅力的な女性に見えるが、大友は得意の演技力で美智留に接近し、事件の裏に潜む複雑な事情に分け入っていく。大人気の警察小説シリーズ第8弾!
この作品は後味がよくない分、印象に残る。
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9月-8。3.5点。
アナザーフェイス第8弾。
捜査二課の仕事を手伝うことになった、大友。
結婚詐欺の捜査へ。関係者と思われる女性に近づくが。
安定した面白さ。今回は大友の同期達にも動きが。
次作も期待。
Posted by ブクログ
このシリーズ6 7と 面白くなってきてたので ちょっと期待が大きすぎたのかも。
期待ほどではなかったかな。
敦美が元気で活躍する方が話としては面白いけど いつもとは違う女性らしい 切ない面も今回は描かれていて それはそれで悪くなかった。
このシリーズ 最初は親子関係がメインだったけど だんだん同期3人トリオの息のあった捜査も比重が大きくなってきていて それが最近の面白さの要因だったのかも。今回はストーリー上 それをほぼ封印する形になったのが いまいちスピード感と面白さに欠けた原因かも。
仕方ないね。
星は3.5ってとこかな
Posted by ブクログ
結婚詐欺を主題にした作品はほぼほぼ読んだことがなかったので新鮮味があり、復讐と上手くリンクさせていたので途中までは面白かったのだが、最後はかなりやりすぎ感が強かった。高畑が詐欺にあってたのとヒロインを助けたのに自殺されちゃうというのは、、、
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第8弾は、畑違いの捜査二課の手伝い。得意の演技を見込まれて、結婚詐欺グループの内偵を頼まれた大友。
これまでと趣きの違う「アナザーフェイス」シリーズ。
捜査をしていく途中で、捜査一課の一之瀬、犯罪被害者支援課、失踪課と、著者のお馴染みのシリーズの名が次々と出てくる。
ファンにとっては、賛否両論あるだろうが、著者の営業努力(?)とみていいのではないか。
今回、優斗の出番はあまりないが(夏休みの避暑を兼ね、長野の実家に)、『高速の罠』以降の成長著しく、父大友との関係もなかなかいい。
将来は父の跡を継ぐ?大友鉄と優斗の親子刑事!
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今回は畑違いの捜査ニ課への出動要請。詐欺事件の立件のため調査を進めるが、遅々として進まず。夏休み期間だったため、祖父母の家に行っている優斗の存在感も以前のシリーズほどなく、ワーキングファーザーの印象も薄れがち。その分、大友個人の事件への向き合い方にスポットが当たっていたようです。事件が明らかに、同僚高畑さんにも影響を及ぼし、登場人物それぞれに、シリーズの中での時間の経過を意識させられました。事件そのものは、スッキリ解決ではなかったので、それぞれの中でどう消化されていくのか今後も更に期待です。
Posted by ブクログ
シリーズ第8弾。シリーズで初めて、知能犯と言われる捜査二課の手伝いに駆り出される大友。今回は結婚詐欺グループの一員とされる女性に、正体を知られずに接触するのが目的。「女性は苦手」と何かと自称する大友。犯人グループである美智留の正体に今一つ近づけない。犯人グループの検挙を急ぐ、大友や捜査二課をあざ笑うかのように、主犯格の男性が殺害され、事件は一気に動いていく…今回は合間に同期の女性刑事・高畑の様子がおかしいことも伏線として描かれる。中盤まで、全く見えない犯人像に、高畑の件も含めて、どうまとめるのか、先の展開が気になったが、まさかの結末!この作品の1つ前ぐらいに追跡捜査係とのコラボ作があったが、今作では被害者支援課、失踪課はもちろん、他のシリーズの一之瀬まで登場する始末…失踪課シリーズについては、完結しているので、その様子が描かれるのは何とも思わないが、現在進行中のシリーズの登場人物をここまで登場させるのもどうかと思う。読んでない人には分からないとか、気になって、新たに読む人が出るのかもしれないけど、個人的にはシリーズはシリーズで単独で書いてもらいたい…