【感想・ネタバレ】愚者の連鎖 アナザーフェイス7のレビュー

あらすじ

完全黙秘の容疑者。その背景には何が?

後山の指令で、長く完全黙秘を続ける男を取り調べることになった大友。沈黙の背後には驚くべき過去が……大人気シリーズ第7弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが全て
愚者が集まって同情してしまう面もあったが、なんとも…。
愚者と言わざるような集団だった。

強盗の犯人として捕まったチンピラの末端。
彼女を守るため黙秘を続けていたが、
大友さんの手腕が発揮され仏に。
強盗の他に死体遺棄を自供し、
死体遺棄…殺したのは?
と深掘りしていくうちに見えてくる周辺。

普段と違う後山が気になりつつも、今回も同期3人で解決。
後山さんが違った訳。
彼の選んだ未来が大友さんと同じもので人間らしい一面で、明るいものであって欲しいと願う気持ちで終わった。

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2024年04月07日

ネタバレ 購入済み

エピソード0から順に読み続けてきたが、私的には今作が一番面白かった。
取り調べを重ねる中、明らかになる真相は、ヤクザに半グレ、容疑者強奪からの奪還、犯人逮捕時の大捕物、最後は検事の不祥事と、盛りだくさんの内容で展開もスピーディー、十分楽しめた。
ラストには、後山が警視庁を去ると言うオマケ付きで、シリーズもあと2作となった今、刑事としての大友鉄、父親としての大友鉄が今後どうなっていくのか、色々と想像したり推理したり、別の意味でも楽しんでいる。

それにしても、大友は狙撃された後、爆破に巻き込まれたり、今作では後頭部を殴られ、一時意識を失うなど、そこそこ危険な目に遭っているのだが・・・「そこまで身体を張らせなくても」とちょっと心配してしまう。

余談だが、後半に登場する牧原管理官、かなり好みのキャラクター。
面白いので、今後も登場しないかなぁ。




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2021年02月28日

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スピード感もあって面白かった。シリーズを重ねるごとに面白くなってる。優斗の成長は頼もしいんだけど…大友はこれからどうなるんだろう?

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2020年05月15日

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もうさ。
ハマっちゃってるよ。今回は特に一気読みしちゃった。
若居が優斗の友人を心配するシーン、
中学時代の仲間から抜けられない社会、など頷くシーンが多かった。
新しい登場人物もいるけど、去っていった人もいる。
それが人生だよね

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2019年12月05日

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このシリーズで1番面白かったかも。この前の話も面白かったけど さらに上をいく感じ。
シリーズものって 途中から マンネリだったり 面白さが減ってきたりするものだけど このシリーズは だんだんあがっていくねー。
特に前作から急激に面白くなってる。
テツが捜査一課に復帰するのも近いから 今後も楽しみ。
それにしても同期3人組の信頼関係は羨ましい。

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2017年07月10日

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今回の作品のタイトルだが、『愚者の連鎖』とは「問題の容疑者」の境遇を深く暗示している…また、前作で小学6年生だった大友刑事の息子である優斗は中学生になった。
人の人生には「些細な事」が切っ掛けで“嵌る”というような何かが横たわっているのかもしれない。そしてそういうモノが交錯し、何やら連鎖も生まれる…そんな事件に触れる大友刑事が、息子が話した小学校時代からの級友の様子に関して深く考える場面等も在るのだが…「普通な推理モノ、警察モノ」であると同時に「人生」を何となく考えさせる雰囲気が漂う作品だった…

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2017年04月16日

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あっという間に読み終えちゃいました。
警視庁刑事総務課の大友。
今回も参事官の後山の指示で完全黙秘を続ける連続窃盗犯の取り調べに就くことになる。
犯人の若居の身辺を調べるうちに恋人の存在を知り、そこから若居を揺さぶっていく。
次第に話し始める若居は、ついに死体遺棄の事件を供述し始める。
次から次へと展開する事件の背景に引き込まれて読み終えました!

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2016年05月11日

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少し前に問題になった半グレを題材にして、その実態および本質にかなり鋭く迫っているのではないかと思う。
社会に対して疎外感を覚える者たちが群れるというのは誰しもが理解できると思うが、その集団の中にまた階級が生まれ、暴走していくかについて本書はリアルに説明しているのではないかと思う。

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2016年04月14日

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堂場さん、時々外れあるけど、このシリーズは当りです。鉄はもちろん、柴や敦美も魅力的。後山さんはどう云う裏があるんだろう。でも、子供も大きくなってきたし、そろそろ終わりを考えてるのかな?

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2016年04月09日

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ネタバレ

面白かった~!
鷹栖が警察官になっててビックリ。
高畑の相手は柴じゃないかなーって思ってたけどどうやら違うみたい。笑
今回の事件については割と早い段階から死体遺棄事件の被害者や情報漏洩の犯人は予想できた。
でも後山さん、、福原さんから後山さんに変わって個人的には後山さんのほうが好きだったので残念。。
シリーズは残り2作、大友はこれからどうするのかなー?再婚はしないのかな?
高畑の相手は誰かな?

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2021年03月14日

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【アナザーフェイスシリーズ第7作目】
中学の時の関係から脱することができずに、半グレになっていく。
その中で、中学生になった優斗の成長ぶりと、友達を心配する姿がよかった。
また、半グレの若居が優斗の友人を心配するシーンはグッときたし、切なかった。

後山さんが退職した今後のアナザーフェイスが気になる

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2020年04月02日

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 ここ数巻 凡作が続いていたけど、本書はよかった( ´ ▽ ` )ノ
 タイトル通り、まさに「愚者の連鎖」を巧みに描いている( ´ ▽ ` )ノ
 これを断ち切るために警察というものがある、というテーマもしっかり印象付けられていた( ´ ▽ ` )ノ

 ラストが肩透かしなのが このシリーズのお約束になってるけど、今回も……なあ(´-`).。oO
 事件そのものはうまくまとまってるんだけど、(ようやっと馴染んできた)後山さんの「事情」が、ね……(。・_・。)
 さんざん引っ張ってきた「思わせぶり」が、まさかあんなこととは……(´ε`;)ウーン…

 まあ、懐かしのアイツがあんなふうになってたり、意外なものが大好きなヤーサンやらマンガみたいな荒熊やら、あいかわらずユニークなキャラクター続々で楽しませてもらった( ´ ▽ ` )ノ

2019/03/12

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2019年03月12日

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参事官の後山の指令で、完全黙秘を続ける連続窃盗犯の取り調べを行うことになった刑事総務課の大友鉄。その沈黙に手こずる中、めったに現場には来ないはずの後山と、事件担当の検事まで所轄に姿を現す。背後にはいったい何が?

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2018年05月27日

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ネタバレ

面白かった。

連続窃盗犯の捜査に参加させられた大友が、
周辺捜査を含めて、
取調べの名人としての面目躍如の活躍をしたのが、
良かった。

さらに、担当警部補との対立や検事の口出し、
犯人の過去、息子さんの学校生活に、
暴力団とハングレ集団の関係、
多摩川中洲から掘り出された死体と、
様々な要素がからんでいて面白かった。

「守護者」である参事官の退職には驚いた。
新しい展開になるのだろうか。

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2018年04月14日

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ネタバレ

単純な窃盗事件かと思いきや、奥が深い。それもかなりの深さ。これで終わりかと思ってもまだ奥がある。そして不審な行動をとるえらい人にもちゃんと理由があってスッキリ。
優斗がだんだん成長して、中学生とは思えない家事(料理)と気配りの素晴らしいところを見せてくれるので、自分の子供たちと比較してかなり悲しい気持ちになった。
参事官の後山さんが退職してしまい、なんかシリーズもう終わりなの?的な空気が漂ってましたが…

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2017年11月29日

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単純かと思えた窃盗事件の、取り調べに駆り出された大友。
家族に見放され、半ぐれ集団に居場所を見出した犯人。そんな愚者が完全黙秘するのは何故か。
アナザーフェイス7は、シリーズの中でも上位にランクされる傑作といっていい。

失踪課シリーズが一気読みに適しているのの対し、このシリーズは大友のリハビリに対応して、一冊づつゆっくり読む方があっているかも(個人的意見)。
この巻では、長男優斗も中学生に成長し、大友の食事の手助けさえしている。優斗に手がかからなくなれば、大友も元の部署に・・・
福原に続いて、大友の後ろ盾となっている後山の退職に、このシリーズも終わりに近いかも、との予感。

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2017年04月27日

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アナザーフェイスシリーズの第7弾でしたが、今回も主人公刑事の大友鉄が、まさにタイトル通りのとある窃盗事件から派生していく愚者の連鎖といった感じで、芋づる式にさまざまな事件が絡んでくるという展開で、抜けるに抜けれない半グレ集団の悲劇を描いた作品でした!
今回もじわじわと事件の真相に近づいていく大友の姿が良かったですね!
次回、後ろ盾を無くした大友が警察の中で、どう振る舞っていくことになるのか?楽しみです。

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2017年04月11日

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アナザーフェイスシリーズ8作目。
人は日々成長する。
小さかった優斗もこの物語では中学生になっている。
優斗のためにと捜査の第一線を退いた大友にも、本格的に復帰する時期が近づいている。
そんな中で事件は起きた。

愛する人のために自分が出来ること。
どうにもならない状況の中で、どんなことをしてでも手助けをしたいと純粋に願うことは美しいのかもしれない。
でも、人として踏み越えてはならない一線は守らなくてはならないと思う。
もしもそのために罪を犯したとしたら、あまりにも哀しい。
悪いことだと知っていて法を犯す者も、そのことを察していても頼らざるを得ない者も、結局のところ傷ついてしまうのがわかっているから。

ずっとシリーズを読み続けてきた。
もう少し優斗の成長が遅ければよかったのに・・・などと思ってしまった。
順調に成長する優斗は、歳相応のよそよそしさはあるものの大友の手をわずらわせるほどのことはない。
聖子さんとの関係も相変わらずだ。
良き理解者でもあり後ろ盾でもあった後山の離職と、ちらりと見える敦美の恋の行方。
大友自身を縛るものはなくなりつつあるが、同時に厳しい現実もすぐそこまで来ている。
家庭での父親という顔、仕事場での警察官としての顔。
その中で見せる大友の葛藤が好きだったので、手のかからなくなった優斗に少しだけ寂しさも感じている。
本格的に復帰してしまったら、はたして大友に魅力を感じることが出来るだろうか。
わずかな不安をかかえつつ、次のアナザーフェイスを待ちたい。

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2017年04月10日

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主人公・大友鉄になんだか刑事としとの自信が出て来たように感じる一冊。
大友や息子の優斗、同期の2人との関係などがゆっくりゆっくりと進化して行くのを見守る楽しみは、堂場作品に共通するものだと思います。

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2016年11月29日

Posted by ブクログ

個人的にはシリーズ最高作だと思う。悪に愚者がいるのはわかっていたけど善の側にも愚者がいるものだね。玉城の愚者っぷりが滑稽だった。後山との別れがありターニングポイントに後の次回作に期待。

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2016年06月22日

Posted by ブクログ

久々のアナザーフェイスシリーズの新刊(^O^)
面白かったです^ ^
なんとなく、この人、事件に関わってるなってわかっちゃいましたけど。
最後の後山さんにえっ‼️ってなっちゃいました。
また、早く続編が読みたいです。

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2016年05月01日

Posted by ブクログ

刑事総務課なのに取り調べをすることになる大友鉄。彼の取調べ手法は独特のものだと思う。誰にでもできる訳ではないだろう。悪いことをしたら彼に取り調べられるならいいかもって違うか?

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2016年04月18日

Posted by ブクログ

シリーズ7作目。
完全黙秘を続ける連続窃盗犯の取調べを行うことになった大友が、背後に隠れた人間関係や事件の背景に迫っていく。
優斗がすっかり大きくなって、なんだか親戚のおばちゃんのような心境に。

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2024年12月14日

Posted by ブクログ

アナザーフェイスシリーズ 第8弾

第一部 完全黙秘
第二部 自供の後
第三部 隠された過去

完全黙秘している蒲田で発生した事務所荒らしの犯人の取り調べに出動する大友。

所轄の刑事との衝突もありつつ、犯人の身辺調査を再度行うことによって自供を引き出す。

窃盗事件にもかかわらず、担当検事が現場まで出てきたり、後山の様子もおかしい。

そして次々と他の事件を自白する犯人によって、不良グループの過去の事件が明らかになるとともに、意外な人物まで捜査の手が伸びていく。

小さい端緒から複雑な事件の背景を暴き出す。


このシリーズは子供が成長したりと時間が経過していくのが良いです。

次作も期待しています。

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2018年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018/10/6
アナザーフェイスシリーズ7弾らしい。
久しぶりなのでテツのうだうだも微笑ましい。
今回の犯人が、基本的には善人だけど中学生くらいから何度か選択を誤った結果悪い道から抜け出せなくなった人、みたいな設定だったのがよかった。
実際こういう人はたくさんいるだろうな。
犯罪者までいかなくても、重債務者とか犯罪被害者にも。
あ、玉城刑事もか。
イジメられて見返したくて空回り。周りの信頼を失って焦るほど嫌われる。
どこに落とし穴あるかわからんし、私も気を付けよう。

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2018年10月13日

Posted by ブクログ

テツ、柴、敦美3人の同期の関係がやっぱり好きだな。
同期だからこその息のあった動き、愚痴り合い、叱咤激励が仲良しこよしだけではない関係が読んでいて気持ちいい。
後山さんが退職とは意外だったけど、今回は感情が出ていて、前より身近に感じられた。
とうとう高官の後ろ楯という特別待遇がなくなったテツが、本来の道に今後きちんと戻れるのか先が気になる。
そしてシリーズを追うごとに優斗の成長が著しくて感慨深い。

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2018年07月27日

Posted by ブクログ

地元の悪ガキから犯罪者へ。
子供の不登校や悪い人間との付き合いは、親がしっかり絶ってやらなければね…
そんなことを思ってしまう内容だった。

2018.2.13

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2018年02月14日

Posted by ブクログ

シリーズ8作目を先に読んでしまったので、遡ることにする。

刑事部参事官・後山の指令で、長く完全黙秘を続ける連続窃盗犯の男を取り調べることになった大友。沈黙の背後には驚くべき過去が……大人気シリーズ第7弾。参事官の後山の指令で、完全黙秘を続ける連続窃盗犯の取り調べを行うことになった刑事総務課の大友鉄。その沈黙に手こずる中、めったに現場には来ないはずの後山と、事件担当の検事まで所轄に姿を現す。背後にはいったい何が?異色のシングルファーザー刑事の活躍を描き人気を博す「アナザーフェイス」シリーズ長編第七弾は「時間」と「過去」が重要なテーマに。料理をするようになった大友の息子・優斗の成長ぶりも読みどころです。

何もこのシリーズで描かなくてもいいのでは、とまで思ってしまった。とっても普通の内容でした。

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2017年12月24日

Posted by ブクログ

10月-12。3.5点。
アナザーフェイス第7弾。
安定した面白さ。
窃盗犯が黙秘。何かを隠しているのか。
大友の地道な捜査が実を結ぶ。

上司のキャリアや、息子も。いろいろ転換点かな。
次作も期待。

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2016年11月01日

Posted by ブクログ

シリーズ第7弾。窃盗容疑で捕まった容疑者が完全黙秘をする中、大友はその容疑者の取り調べの特命を受ける。単なる窃盗の容疑者を取り調べるためだけに、なぜ自分が呼ばれたのか、分からない大友の気持ちはよく分かるが、取り調べをしているうちにタイトルの「愚者の連鎖」が明らかになっていく。取り調べが軸となっているので、いつもよりも派手さはないが、ラストは後山との別れが描かれており、少し寂しい気持ちになる。

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2016年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ7作目。完全黙秘を続けた被疑者に口を開かせる過程が「北風と太陽」の太陽的アプローチ=大友流。ようやく、窃盗事件が明らかにされていくかと思いきや、隠された凶悪事件の影。事件も思春期を迎えた少年たちが10年以上も超えてもまだ支配関係の連鎖から逃れられない悲しさ。事件もさることながら、シリーズものとなると、登場人物もそれぞれ時間を重ね背負っていくものが変わり、人間関係にも変化が起こってきます。福原・後山と理解ある上司(?)が去って行ってこの先主人公はどういう立場で仕事を続けるのか・・・楽しみです。

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2016年07月01日

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