あらすじ
大友鉄は警視庁勤務のシングルファーザー。幼い息子を育てるため、捜査一課から刑事総務課へ異動して2年がたったある日、銀行員の子供の誘拐事件が発生。大友も、特捜本部に駆り出されることになった。犯人が要求する身代金1億円の受け渡し場所は、5万人がごった返す東京ドーム横の公園。犯人の特定は困難を極める。大友は久々の前線復帰に高揚しつつ、一方では事件の裏に“ある違和感”を抱いていた…。警察小説のヒットメーカーによる、異色の刑事登場の新シリーズ!
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Posted by ブクログ
大友鉄
優秀で意欲もある
周りからの評価も高い
が家庭を優先
優先せざるを得ない状況であるが故に
周りも強く言えない
そんな環境を変えるために
彼を現場へ送り出す
彼の優しさ、柔らかさが文章だけでも
凄く伝わる作品
家族の生活を守るために、息子を誘拐させる
そんなふざけた事があるのか
血のつながった息子では無いから出来た訳でもなく
バレなければ生活を守れる
そんな理由であったことが残念な犯人だった
Posted by ブクログ
刑事らしくない刑事、大友鉄が主人公のシリーズ第1弾。以前同作者の他シリーズを読んでいてちょっと辟易してしまった記憶があった。ブックオフで何となく再度読んでみようかと思い購入。あれから数年経って自分自身の捉え方も変わったのか結構楽しめた。
特別なトリックがある訳でもなく、自然と信頼関係が築ける大友の特性を生かしてストーリーが展開。今回も父性を発揮し大友らしい結末を迎える。大友の人間性は嫌味がなく、好感が持てるキャラクターである
Posted by ブクログ
★3.5
イクメンの優男刑事、いい意味で刑事らしくない
演技が上手い
人の心を溶かすのが得意
自分の子供を誘拐事件に利用して、金を騙し取った話