感情タグBEST3
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50年前の殺人事件の責任をとり、祖父は自ら命を絶った。それを止めることができなかった鳴沢了は、新潟県警に辞表を提出し、故郷を去った。
が、生まれた時から刑事の男は、警視庁多摩署で刑事として、現場に戻るが…
言われなき噂により、資料室に追いやられる。
ホームレス襲撃事件が起こるが、被害者が行方不明となり、同じく過去に起こした事件により、閑職に追いやられていた小野寺冴とコンビを組み、捜査をすることに。
捜査を進めるうちに、被害者のホームレスが元学生運動活動家だった事がわかり、公安の影が…
了と冴のロマンスはどうなるのか…
元学生運動活動家たちの動きから30年前のある事件が…
了が学生時代から世話になってきた先輩・沢口も関わりがあることが…
なかなか辛い展開…
了はどうなっていくのか…
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今まで読んだ刑事物の中で、1番重めの結末だった。
過去の事件とリンクする設定が好きなので、とても楽しく読めた。鳴沢了の人生は本当に波乱万丈だと思った。
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シリーズ2作目です。
1作目で県警を辞めた了が就職したのは警視庁。親の力ではないかと言われ冷たい視線を浴びる日々。そんな中でも浮かび上がれる日を思いながら、資料室で過去の事件を読み漁る日々。
そんな中で誰もやりたがらないホームレス暴行事件に駆りだされ、それでも事件を任された事で何とかそこから這い上がろうと決意するのでありました。
相棒に選ばれたのは訳アリの美人刑事。何故か敵意をむき出しにする彼女とぶつかり合いながら思いがけない事件に足を踏み込むことに・・・。
前作に引き続き女性との関わりが有り、結構惚れっぽいなこいつというのが、了に対する私の評価であります。
事件は、小さい穴から巨悪に繋がる流れがいい感じで、テンションが上がっていきます。
相棒の冴が美人で気が強くて、でもちょっとお茶目。そんな都合のよい事があるかい!!と思いますが、魅力的なヒロインが出てくると楽しいのも確か。正直話はあまり覚えていないけれど、了と冴の恋路の方が印象に残りました。
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新潟県警を離れ、警視庁多摩署に赴任した鳴沢了シリーズの第2弾。
署内で冷遇されている女性刑事小野寺冴と組み、ホームレス傷害事件を追う。似たような境遇と過去を持つこの二人、反発したり協力したりしながら、事件解明に走る。
第1弾では、50年前の事件が背景に。今回の事件は、30年前の出来事に端を発するらしい。
途中の何気ない恋バナが、事件の鍵となるとは。
過去の問題が現在まで続いているというのが、このシリーズのテーマのよう。
重苦しい話であるが、そのような問題意識は、回を追うごとに薄らいでゆくと、ある評者が書いている。
今後、どのような展開になるか、読み続けてみよう。
Posted by ブクログ
新潟県警を辞めて、警視庁の多摩署で刑事としてやり直す鳴沢。今回のパートナーは女刑事の小野寺冴。
大きな事件を任してくれず、不貞腐れる二人。与えられた仕事をただ地味に追いかけていく二人。
最初は反発しあう二人だけど、似た者同士息がピッタリになっていく。それでも鳴沢が持つ過去が最後まで壁になったことは、この先のシリーズにも影響を及ぼしそうな予感。
事件の結末は、何だかやりきれません。