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新設の西八王子警察署管内で、68歳の代議士が不審死した。しかし、警察は、充分な捜査もしないまま、代議士の不審死は、事故死として断定されてしまう。しかし、鳴沢は東京地検特捜部から、死んだ代議士が大規模収賄で事情聴取される予定であることを知る。警察の不穏な行動、圧力をかける権力者。孤立した鳴沢はどう動くか。
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シリーズ8作目。アメリカでの研修を終えて八王子署に赴任した鳴沢。代議士の不審死に違和感を感じて捜査に乗り出す。東京地検特捜部や捜査一課も絡み広がりを見せる結果に。
ジャーナリストの永瀬の家族や永瀬の著書の話も絡んでくる。家族がひとつのテーマの様に思えました。鳴沢自身も3代に渡る刑事の家計だし、永瀬の家も3代に渡るジャーナリストの家計。更に秘密を持ち合わせていることも、ふたりは似た者同士という印象を持ちました。
物語の序盤で今が登場したのが良かったです。もう少し、活躍してもいいのにと思いましたが。そして美優とは、今後どうなっていくのか気になるところです。
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アメリカから戻り、西八王子署刑事課に配属となった鳴沢了。
着任早々、西八王子署管内で衆議院議員・畠山悠介が水死体で発見された。事故死として処理されるが…
一方で、東京地検特捜部より、畠山に汚職の疑惑があるとの情報が、鳴沢にもたらされる。
鳴沢が現場で聴き込みをするうちに現場付近で言い争う男女を見たとの目撃情報が…
しかし、畠山の周辺からの圧力が…
西八王子署内でも事故死として、鳴沢の捜査に対して、圧力が…
孤立する鳴沢…
なぜ⁇
地元の人たちの口も重くなっていく…
そんな中、畠山の後援会長・権藤の運転手・大崎が自殺を図る。
大崎の娘が行方不明になっていることが明らかになる。
大崎の娘の関係者に鳴沢の旧知の人物が…
ここまで地元の権力者の圧力で警察までもが抑えられるのだろうか⁇
そんな圧力をもろともしない鳴沢はさすが。
刑事として生まれてきた男、鳴沢。
事件は事件、どんな圧力にも屈しない。
少しは大人しくなったが…
優美との関係はまったく進展なし。
どころか、まったく登場せず…
勇樹からのメールにも返信すらできず。
どうなって行くんだろうか…優美との関係は⁇
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新装版で再読
アメリカから戻り西八王子署に配属された鳴沢
事故と処理するされかけた事案に疑問を持ち
単独で捜査をはじめる
雪虫からの登場人物も絡んで過去の関係にも話しが及びシリーズならではの読み応えあり。
再読でも楽しめた
シリーズ完読しているけれど新たな登場人物もあり飽きない。
八王子は数年間住んだ街。
浅川や駅の周辺、懐かしく思いながら
かなり田舎だと表現されたり人間関係も田舎のそれだと描写されていて、そうだったかな?などと記憶を辿りながらの再読。
孤立した個人プレイのデカが活躍する物語りが好きな人にはおすすめなシリーズ
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鳴沢シリーズもいよいよ8作目。相変わらず読み始めると二日ぐらいで一気に読んでしまいます。
激動のアメリカでの事件を解決し、東京に戻ってきて新たな署に配属された初日にいきなりこの事件とは、相変わらずの忙しい了。了のこの徹底捜査ぶりも8作目になると、安定感を感じますが、ところどころに、過去のいろいろな事件を経験してきた了の気持ちの変化を感じる場面も。真実追究一直線、真面目一本の警察官とはちょっと違う面も出てきているところに、全作読んでいる読者には了の成長を感じられるわけです。平和で暇な西八王子署ですら、忙しく、激動の署にしてしまう了、作品の度に署が変わって行っているように思いますが、どうやらしばらくは西八王子署で落ち着く様。9作目疑装も楽しみです!
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アメリカでの活躍(暴走)により、帰国後はだらけた雰囲気のある暇な西八王子署に転勤(左遷)となった鳴沢了。
捜査もおろそかに、所轄が事故と断じた代議士の死に疑問を持ち、独自に捜査を始める。
「追い越し車線を生きている」という鳴沢を止められない鳴沢伝説に対し、俺が『鳴沢ストッパー』の名誉ある第1号になってやると、バディを組むのは警視庁捜査一課の藤田刑事。
事件の背後に、過去の因縁が絡むというのは、このシリーズのひとつの特徴であり、今回もそのパターン。
事件とは関わりなく閑話休題的に、かつての相棒で警察を辞め実家の寺の副住職となっている今が、鳴沢を訪ねてくる。
前巻でも、アメリカまで国際電話をかけてきた今。度々登場する彼は、この先何かの事件で関わってくるのだろうか。
坊さん探偵とかで活躍でもしたら、面白いかも。