【感想・ネタバレ】新装版 被匿 刑事・鳴沢了のレビュー

あらすじ

刑事として生まれた男×東京地検。
恩讐の奥に隠された悲しき真実とは?
堂場瞬一史上売上NO.1シリーズ第八弾。

西八王子署管内で代議士が不審死。ろくな捜査もせず警察は事故と断じた。だが了のもとに地検から、死んだ議員が大規模収賄で事情聴取される予定だったと情報が入る。自殺か、他殺か。警察の怠慢な行動、圧力をかける権力者、孤立したまま事件を追う了の捜査は、思いがけず旧知の人物へとつながっていく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

鳴沢シリーズもいよいよ8作目。相変わらず読み始めると二日ぐらいで一気に読んでしまいます。
激動のアメリカでの事件を解決し、東京に戻ってきて新たな署に配属された初日にいきなりこの事件とは、相変わらずの忙しい了。了のこの徹底捜査ぶりも8作目になると、安定感を感じますが、ところどころに、過去のいろいろな事件を経験してきた了の気持ちの変化を感じる場面も。真実追究一直線、真面目一本の警察官とはちょっと違う面も出てきているところに、全作読んでいる読者には了の成長を感じられるわけです。平和で暇な西八王子署ですら、忙しく、激動の署にしてしまう了、作品の度に署が変わって行っているように思いますが、どうやらしばらくは西八王子署で落ち着く様。9作目疑装も楽しみです!

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2020年12月26日

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