堂場瞬一のレビュー一覧
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「ラストライン」シリーズ第6弾。岩倉剛も、老人の心境になりつつある。
自分の史上最高齢の容疑者と対峙する立川中央署の岩倉剛刑事。
80歳を超えた老人が殺され、犯人は80歳を超えた老人だった。
87歳の元小学校教師 小村春吉が玉川上水の河川敷で遺体となって発見された。小学校の先生、そして停年後は塾の教師をしていた。その塾は無料のボランティアだった。評判のいい塾だった。妻が死ぬことで、塾も辞めることに。自首してきた同い年の87歳の男性の三嶋は60年前からの知り合いだというが、なぜか動機だけは頑なに語らない。
そして、60年前といえば、立川で有名な闘争があった。
砂川闘争は、在日米軍立川飛行場( -
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岩倉剛、ガンさんは、立川中央署から捜査1課に復帰する。愛弟子の伊東彩香と一緒に捜査する。ガンさんも定年を射程距離に置いて、若者の刑事に、何かをつたえたいと思うが、伝えるものはない。若者の接し方もよくわからない。ただ、捜査の第1線で活躍する。彩香が、いつもお腹が空き、食べる話で盛り上がる。彩香もいつの間にか結婚していたのだ。
なんとなく、私はこの岩倉剛というキャラクターが好きなのだ。余分なことを言わない。記憶力抜群で、過去の事件を参考にしながら、捜査にあたる。元嫁が大学教授で、バツイチ。新しくできた恋人が20歳年下の舞台俳優の赤沢みのり。みのりは、母親も女優だった。そして、大学教授との間に -
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十年振りに発見された少女の白骨死体。
「ラストライン」シリーズと「警視庁犯罪被害者支援課」がコラボレーションした話題作!
ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。異動早々、大事件が勃発する。十年前に失踪した女子高生・真中礼央の白骨遺体が発見されたのだ。
当時の捜査では、礼央の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上したが、確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。
捜査陣の目は再び三川に向けられたが、三川は若くして癌に冒され余命いくばくもない状態だった――。
岩倉は上司の刑事課長・三浦亮子や後輩で離婚のショックから不調をかこつ熊倉恵美、そし -
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“失われた20年”
この言葉はなんて無責任で残酷なんだと、いつも思う。この20年間にもさまざまな人々が生き、仕事をして、生活している。
ちょうど、このシリーズの高樹和希と田岡稔。
親の世代の無茶な行動によって、社会人のスタートでトラウマとなるような出来事を被り、そのあとはひたすら“生きる”ことに専念するしかない人生。
にもかかわらず場を荒らした大元の親たちは勝手に評価を下げて、見下し、孫へ期待をかける。
身勝手な“社会正義”とやらのために……。
物語はいよいよ現代。
文中でも新型コロナ、スマートフォンとSNS、加熱式煙草、パワハラ、という具合に令和のいまを描く。
変わっていく時代のなか、変 -
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いきなり“国鉄”“安保闘争”に“赤電話”とくる。
時代は1970年代の新潟、高度成長期中の真っ只で、ネットやスマホ、コンビニはもちろん無く、町かどに自販機すら無い。
そんな時代の新潟の政治家とくれば当然、“列島改造論”のあの人が思い浮かぶ。演説が上手く行動的で人を惹きつける魅力に溢れた政治家だった。
幼い頃から夢を語りあった友人二人が、政治家と新聞記者に分かれて対立していく様子が描かれていく。
『犬の力』という海外小説を思い出した。
政治と金はいつまで経っても付き纏う。
「有能な政治家はいらない、清廉でただひたすら正直であること。あとは冷静に判断できる国民が居てさえいれば良い」と誰かが言っ -
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ルーキーの一之瀬刑事の挑戦シリーズ5冊目。何とか6まで入手したので読み終えられそう。
警視庁の捜査1課に異動して1年。後輩も出来たのだが、今回は福島で捕まえられた殺人犯を受け取りに福島に出張。他県で捕まった事もあり、気が抜けた状態。警視庁から後輩含めて4名で受け取りに行ったのに、殺人犯の仲間に奪取されるという大失態。責任の大本は福島県警なのに、警視庁の監察も出てくるほど。犯人逮捕は二の次、警察はこのような時も責任を直ぐ問われる事に呆れてしまう。
今回は福島に転籍した元同僚との共同捜査。福島で結婚した元同僚と、最近、結婚した一之瀬夫婦との関係や、恋人絡みで殺人を積み重ねる殺人犯など夫婦の愛情の強