堂場瞬一のレビュー一覧
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警視庁捜査一課復帰を果たした岩倉の前に難事件が立ちはだかる!
愛弟子・伊藤彩香らと懸命の捜査に邁進するが……。
本庁捜査一課長の強い引きで、立川中央署から捜査一課に復帰した岩倉。愛弟子とも言うべき伊藤彩香とのコンビも復活した。
そんな岩倉の前に難事件が立ちはだかる。町田市の公園で若い男性の遺体が発見された。めぼしい遺留品はなく目撃者もなし。防犯カメラにも怪しい人物は見当たらなかった。
岩倉たちの懸命の捜査で遺体の身元は明らかになったが、やがてその男にはストーカー疑惑が持ち上がる――。
一方、時期を同じくして少女の失踪事件、そして女性ばかりが犠牲者の連続殺人事件も発生していた。 -
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「ラストライン」シリーズ第6弾。岩倉剛も、老人の心境になりつつある。
自分の史上最高齢の容疑者と対峙する立川中央署の岩倉剛刑事。
80歳を超えた老人が殺され、犯人は80歳を超えた老人だった。
87歳の元小学校教師 小村春吉が玉川上水の河川敷で遺体となって発見された。小学校の先生、そして停年後は塾の教師をしていた。その塾は無料のボランティアだった。評判のいい塾だった。妻が死ぬことで、塾も辞めることに。自首してきた同い年の87歳の男性の三嶋は60年前からの知り合いだというが、なぜか動機だけは頑なに語らない。
そして、60年前といえば、立川で有名な闘争があった。
砂川闘争は、在日米軍立川飛行場(立川基地)の拡張に反対して、東京都北多摩郡砂川町(現・立川市)において1955年から1960年代まで続いた住民運動。ある意味では、住民運動の始まりだった。それが、3里塚闘争につながっていく。
殺された小村が、基地反対闘争のリクルーターで、三嶋は過激な理論派。二人の付き合いは、砂川闘争から始まり。その頃に三嶋は逮捕された。砂川闘争では基地反対派が基地内に立ち入ったことが「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第七条に基づく刑事特別法」違反に問われた。しかし、結果として無罪となった。しかし、そのことは、三島の人生に大きな翳りを作った。
その砂川闘争が、殺人の動機になったとしても、それは60年前のことだ。因縁があるとしても、なぜ?
岩倉刑事は、はじめは砂川闘争の関係者にあたっていたが、なぜか違和感があり、小村の塾の生徒の名簿を探し当て、そこからその動機の真実にぶつかるのだった。年輪を重ねるように、罪を重ねていった小村。三嶋が動機を語らない理由があったのだ。おぞましい話だ。でも、もっと方法があるだろうに。
岩倉剛の人間洞察力が優れているのだ。 -
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岩倉剛、ガンさんは、立川中央署から捜査1課に復帰する。愛弟子の伊東彩香と一緒に捜査する。ガンさんも定年を射程距離に置いて、若者の刑事に、何かをつたえたいと思うが、伝えるものはない。若者の接し方もよくわからない。ただ、捜査の第1線で活躍する。彩香が、いつもお腹が空き、食べる話で盛り上がる。彩香もいつの間にか結婚していたのだ。
なんとなく、私はこの岩倉剛というキャラクターが好きなのだ。余分なことを言わない。記憶力抜群で、過去の事件を参考にしながら、捜査にあたる。元嫁が大学教授で、バツイチ。新しくできた恋人が20歳年下の舞台俳優の赤沢みのり。みのりは、母親も女優だった。そして、大学教授との間にできた娘の千夏は、大学を卒業する時期を迎えている。父親に何も相談してくれないことに、侘しさを感じる。
女性ばかりが犠牲者の連続殺人事件も発生していた。
町田市の公園で若い男性の遺体が発見された。めぼしい遺留品はなく目撃者もなし。防犯カメラにも怪しい人物は見当たらなかった。ただ、ポケットの中には、家の鍵と車の鍵があり、その車の鍵から、死んだ男の名前と住所がわかる。
また、夜中に手を怪我した若い女ありさが確保された。病院で治療を受けていたが、ありさは失踪する。また、親は高城電気屋で、下町風のテンションが高いオヤジ。警察に娘を探せと依頼するが対応が緩いので激怒する。それで、ガンさんがそのオヤジから話を聞き、その失踪した若い女のことを探すことにする。
公園で死んでいた男と失踪していた女の交差した場所があった。若い女はレイプされようとして、返り討ちをする。被害者が加害者になり、未来への希望をなくす。彼女は、英語の勉強をして、アメリカに留学することを夢見ていた。そのために、塾の教師をしていたのだった。
岩倉剛は、粘り強く、些細な違和感から、事実を見つけ出す。若い男と若い女ありさを捜査して、うーん。結末が、あまりにも悲しい。それで終わりかよと驚く。 -
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十年振りに発見された少女の白骨死体。
「ラストライン」シリーズと「警視庁犯罪被害者支援課」がコラボレーションした話題作!
ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。異動早々、大事件が勃発する。十年前に失踪した女子高生・真中礼央の白骨遺体が発見されたのだ。
当時の捜査では、礼央の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上したが、確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。
捜査陣の目は再び三川に向けられたが、三川は若くして癌に冒され余命いくばくもない状態だった――。
岩倉は上司の刑事課長・三浦亮子や後輩で離婚のショックから不調をかこつ熊倉恵美、そして十年ぶりに娘の死が確定した家族のケアを担当する犯罪被害者支援課の村野秋生らとともに事件の真相に迫る。