あらすじ
警視庁SCU(特殊事件対策班)の5人のメンバーのうちの一人、綿谷亮介は父親が倒れたと聞き、急ぎ故郷盛岡へ帰省する。その彼の元に、自身が6年前に取り逃がした殺人犯・菅原が今、盛岡で立て篭もっているとの連絡が入る。現場へ急行し、抵抗する菅原を確保するも至近距離にいた別の刑事の発砲により菅原は意識不明に。事件解明に暗雲が漂うなか、さらに綿谷が帰宅途中に襲われて・・・。中年刑事がSCUの仲間の協力を得て、逃亡犯追跡の執念で意想外の巨悪を炙り出す! 特殊能力を活かす刑事チームの警察小説。
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Posted by ブクログ
良い意味でまた一年待つのか…と言う終わり方。
初心の業
業の意味は悪行の意を持つ。
悪行とまでは言わないが各々が抱える後悔の念を意味しているのではないかと思う。
今回の主人公は綿谷。
彼が過去に逃してしまった指名手配犯が帰省先に現れ、身柄を抑えようとしたタイミングで警察官からの発砲で怪我をしてしまう。
指名手配犯が綿谷に何用だったのか、意識が無くなる直前に残した言葉の意味を探る中、綿谷が襲われる。
岩手・東京と県を跨いだ事件に活躍するSCU。
メンバーの個性を活かしたやり方で今回もあっぱれ。
綿谷が主人公の今回は、常に目線は『先』
綿谷自身・家族・SCUの将来
そこでこのタイトル
足元をきちんとみろ。そんなことを言われているような気がした。
今回は草餅。
次が楽しみだが、終わってほしくない。
Posted by ブクログ
綿谷も1番仕事が出来る年で45歳。この頃になると、親の介護等の思い悩む年代である。それと同時に大きな事件を解決し、刑事としての生き方
元警察官の父親は息子の人生を変える事はできない。リハビリに頑張る人生を送っている。親も子もこの年代になると考えることが多くなる。
Posted by ブクログ
これで室長以外のストーリーが終了。綿谷さん、なかなかの活躍でした。こういう小説では主人公の家庭は破綻してる設定が多いが、彼の場合は珍しくいいみたいで、結構。読後感がいい。さて、つぎはいよいよキャップだね
Posted by ブクログ
早い段階で犯人がわかっていたが真相解明への流れがスリリングで楽しめた。そろそろチーム解体への動きが出てきてるようで、次は朝比奈を主人公とした新シリーズに期待!
Posted by ブクログ
警視庁特殊事件対策班のシリーズ4作目。今回は過去と現在が交錯し、今回メインの綿谷はじめのメンバーの活躍がこれまで以上に読み応え十分でした。事件も大掛かりで、面白い。少しずつキャップの結城の人となりが見えてくるのも楽しみ。
Posted by ブクログ
今回も他の作品の登場人物が結構登場しましたね。相変わらず中盤はだらだらどっちつかずの中途半端な展開が続く。これは最近の刑事物の定番かな。父息子の関係と組織の維持と成長。どっちにも気持ちの入った良作だったと思う。
Posted by ブクログ
シリーズいち良かった。
キャップの手作りお菓子のシーンだけ無理やりねじ込まれた感があって、ちょっとな、って感じだった。
次はメンバーが変わるのかな?たのしみ。
Posted by ブクログ
安定した筆力がお有りの作者なので、サクサクと読み進んでしまい、あっという間に読み終わりました。
続編はあるのでしょうか。メンバーの入れ替わりが起こりそうですね。