あらすじ
警部補に昇進した朝比奈由宇は、久しぶりに警視庁SCU(特殊事件対策班)へ復帰した。そこへ特殊詐欺犯秋山の情報が入り、由宇は捜査を開始する。だが、銀座で秋山を尾行しているとき、爆発事件が発生。爆風で肩を骨折して気絶している間に、宝石店から1億円分の貴金属が強奪されてしまう。さらに由宇は、爆破現場の対応問題で監察官聴取を受ける。自分の行動は正しかったと思いながらも、焦りを感じる由宇は……。警視庁初の女性部長を目指す刑事が、葛藤を抱えながらも仲間の力を得て事件解決に邁進! 特殊能力刑事チームの警察小説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
このシリーズでは一番好き。単に女性刑事主役が好きなのかも知れないが。朝比奈さんの同期、柿谷さんも登場!他シリーズの主役達とのコラボが増えて嬉しい。
Posted by ブクログ
大友鉄や晶が活き活きと登場するのは、他のシリーズで主役を張っているのだから当然か。
まだ、このシリーズの登場人物達のキャラが、立ってない気もする。
ところで、警視庁一二を争う岩さんも、そのうちボーダーズに呼ばれるのだろうか。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目
3作中1番SCUメンバーのことが描かれていたように思う
過去の事件で関わっていたと思われていたが、
逮捕しきれなかった男の行動を追う中で
爆破事件に巻き込まれ負傷
男には逃げられ、殺されてみつかる
失敗からのスタートで空回りが目立った
最後まで空回ってた印象だったが
SCUという各分野に秀でた人間の集まりというだけあって、各々がパズルのピースのように
綺麗にハマるのが爽快
マカロン
イタリア語で『砕く』を語源に持つそう
『女性部長』を目指すための一般的な道を砕き、彼女なりの道の一つに気付いた
そんな結末だったと思う
Posted by ブクログ
ボーダーズシリーズの三作目
本作の主人公は、唯一の女性の朝比奈由有
特殊詐欺事件を追いかける中で爆発に巻き込まれてという展開に
女性が上を目指すのは大変なことかもと思うのは、男の人のエゴかもしれない。
リーダーが後方でドンと構えるというのは、どことなくステレオタイプな気もしますが、率先して前を走るリーダーかどうかは、その人の適性もあると思う。
プレイングマネージャーの様な立場で仕事ができるのは、現実の社会でも難しい。
最後の方の結城とのハンバーガー談義は面白かった。
Posted by ブクログ
シリーズだけど、主役はグループ内で交代してる感じ。今回の主役は紅一点(古い)の朝比奈。女でも警察内で出世していきたいと声に出してる。それが警察内から見たら良いか悪いかはわからないけど、有言実行という感じで好きです。
Posted by ブクログ
このシリーズはやっぱり面白い。
今回の主役は朝比奈さん。リーダーになるには、って言う自分の中の固定概念と戦ってる感じで、読むのがちょっとしんどかった。
次はマル暴の人で、最後がキャップだろうな。どうなるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
初めて読む作者の本、しかもタイトルが野心
460ページの長編、全くの期待外れ
話がゆるく、面白くない。
時間を無駄にしてしまった。
これも面白い本に出会える一つの試練と
思うことにしよう。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
今回は警視庁初の女性部長を目指す朝比奈由宇がメイン。
八神の知り合いの捜査二課から相談された案件で、監視していた最中に朝比奈は爆弾事件に巻き込まれて、怪我をしてしまう。
爆弾事件を囮に、強盗事件も起きており、その強盗事件を防げなかったことで、観察対象となってしまう。
自分の出世に傷つくことを、極端に恐れる朝比奈だが、そんな中、監視対象だった人物が射殺される。
巨大な詐欺事件が裏にあると思われるが、なかなかしっぽが掴めない警察。
果たして、由宇が巻き込まれた爆弾事件と殺人事件に関連性があるのか?
いつもの作品以上に、これまでのシリーズの登場人物に頼っている感じが否めない。
特に大友鉄、柿谷晶に頼り過ぎではないか。
そして、事あるごとに朝比奈の「リーダーにならなければ」と言う意識の表れが、何だか鼻につく。
そして、堂場瞬一あるあるなのだが、彼の描く女性主人公像が偏見の塊に思える。
物語がだらけて来ると、食事シーンでつなぐのも、今作では多く見られた気がする。
このシリーズも残り二人。
複合捜査シリーズの時も中だるみがあったので、次作に期待したい。
Posted by ブクログ
警視庁SCU(特殊事件対策班)は、架空の部署。
その班員が交代で主人公となるシリーズ第3作。
今回は、警視庁初の女性部長を目指す朝比奈由宇。特殊詐欺事件の情報が入り、彼女は捜査を開始した途端、爆破に巻き込まれ肩を骨折する。
しかもその場の対応で監察官の聴取を受けることになる。満身創痍とも言える彼女だが、SCUのメンバーに協力されながら、事件は解決へと。
その過程で、他のシリーズの人物たちが顔を出すのは、数多のシリーズを手掛ける著者の小説の特徴とも言える。
本作では、由宇の盟友ともいえる総合支援課の柿谷晶。由宇の愚痴を聞きながら、相談役をもこなしている。
さらに、10年ぶりに捜査一課に復帰したという大友鉄。彼は容疑者の取り調べでその力を発揮する。
また、事件に関して異常なまでの記憶力を持つ岩倉剛も、彼女の手助けをする。
著者の小説では、食事場面も頻繁に登場する。由宇が班員の最上と訪れるビヤホール兼洋食屋。ここで彼女たちが注文するスパピザの記述がいかにも美味そうで、もしこの店が実際にありこのメニューがあるのなら、是非食べてみたい衝動に駆られる(笑)。
いつか、著者の小説に登場する店とメニューのガイドブックが出版されたら、買ってみようか。
Posted by ブクログ
特殊事件対策班シリーズで今回は、朝比奈の視点からの一作。女性が上を目指すという点が過度に強調されすぎているとも思うが、ここのメンバーたちや他作のキャラも登場した展開はスピーディで良かった。