あらすじ
二十年掛けて築き上げてきたことが、ここで一つの形となった。――著者
20周年を飾る、記念碑的作品、誕生。
30年間隠されてきた連続幼女誘拐殺人。県を跨いだ、幼女を狙った卑劣な事件。縄張りに拘る無駄な県警のプライド。利権を死守したい政権による圧力。若手とベテラン、二人の記者が、すべてを乗り越え、隠された真相を追う!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
上下巻の上巻を読み終わったところで感想というのも中途半端なのかもしれないけれど。
転勤前日で終わる上巻は、この先古山がどんな出来事に遭遇してどんなふうに物語が流れていくのか、とても期待させてくれます。古山が新しい職場でどんな仕事をすることになるのか、そしてここまで自分が発掘して記事に書いた事件がどうなっていくのか。自分の手を離れた事件にこの先どんなふうに関わっていくことになるのか。関わりがないわけはないだろうから、そこは下巻を楽しみにします。
そしてもう1人の中心人物である松島がどうなっていくのかがとても気になります。「もう1人も死なせない」という決意はこの先の松島の行動にどう現れていくのか。それからそもそも松島自身はどうなってしまうのか?寛解している病がこのまま治ってしまうとも思えないので、この先の物語の中で松島には何某かの健康上の困難が立ちはだかるのではないかと思うのだけど、それは一体どんな状況でどのように訪れるのか。松島と同世代だからというわけではないけれど、とても気になっています。
上下巻の単行本、上巻を読み終わったのは自宅で就寝直前、手元には下巻が控えています。続きが楽しみで仕方がないこの時に、手元に下巻があって良かった。もう就寝時刻なんだけど、このまま夜を徹して読み耽ってしまいそう…下巻を開くのが楽しみです!
Posted by ブクログ
堂場瞬一さんの最新作。
コロナ禍も書いてある。
堂場瞬一さんの小説は登場人物が多くてメモをとらないとわかんなくなる。
私の老化現象故に、だけど(笑)
それが一枚で収まらなかった。
最初から、千葉、埼玉、の東日と警察に分ければよかったのに、もうぐっちゃぐちゃ(笑)。
先を読みたくなるから、ページを捲るのがもどかしい。
Posted by ブクログ
堂場さんの新聞記者物は久しぶりかな。出足から結構面白くて、久々に読むのを止められなくなる。しかし、犯罪が超悪質なのに、隠蔽??? いくらなんでもやり過ぎなような気もするんだが、後半どう進むかとても楽しみ
Posted by ブクログ
堂場氏の作品は何時も楽しみにしている。今回は新聞記者2人、殺人と行方不明事件それも小学生の女の子、警察との闘い?しかし現在の実際の警察ではこんな事は起こらない。でも小説としては至極面白い!
Posted by ブクログ
千葉と埼玉、江戸川を挟んで発生してる少女の失踪事件に定年間近の新聞記者と若手記者がタッグを組みコツコツと真相解明していく。政治家と警察の癒着はドキドキハラハラさせられた
Posted by ブクログ
堂場瞬一さん著「沈黙の終わり」
今野敏さん同様、数多くの作品やシリーズ物を執筆されており、書店にいけば著者のコーナーで何を読んでいいのか?毎回悩んでは後日調べてからにしようと毎度先送りにしてきてしまっていた。
今回しっかりと読んでみたかったので数ある堂場さんの作品の中でもなるべく長編のものをと思いこちらの作品を読んでみることに。
作品通しての感想は下巻を読み終えてから下巻の方に書きたいと思っている。
物語は読みやすいし内容も面白い。人物の描写や背景も分かりやすく映像化にも適しているであろう作品だと感じる。
著者が人気作家というのも頷ける。
上巻では埼玉県、千葉県に跨がる未解決少女連続誘拐事件の真相はまだ全然わからないままであり何らかの圧力がかかっているため県警は捜査に本腰をいれなかったという背景しか見えていない。事件の犯人、県警の隠蔽、その事件の常習性、連続性、それら全ての連関がまだ見えてこない。
先が気になるのでこのまま読み進めていきたい。
Posted by ブクログ
★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
★★★★☆ 暇な時に読み返したい
★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
★★☆☆☆ 面白くなかった
★☆☆☆☆ 同上
Posted by ブクログ
98
ひさしぶりにモヤモヤしないストーリーでストレスが少ない。反面、下巻に行くまでに何となく結末が見えるような気もするが、最近の作風よりはずっといいね。はよ下巻読もうっと。
Posted by ブクログ
初読の作家さん。本筋にそれほど関係ないと思われる情報の説明がやや多く、流れをそいでいるように思えますが、徐々に真相に迫っていく感じはいいですね。下巻の展開に期待!
Posted by ブクログ
新聞記者が、ふとしたことで未解決の殺人事件が周辺で7件あることに注目する話だが、刑事ではないのに、刑事ではないからこそ出来ることもあると感じさせる。
Posted by ブクログ
上巻としては良い終わり方だと思う。ある事件を新旧の記者がそれぞれの立場から取材し、すり合わせていく様は読み応えがあった。終盤にいくつも爆弾が投下され下巻に向けてのテンションを上げてくれた。下巻では広げた風呂敷を萎ませないでいてくれることを願う。
Posted by ブクログ
上・下通じて
ネットなどに押しやられ存在感が薄くなった新聞記者たちの奮闘。
ベテラン記者と若手の記者が組んで、30年来続く女児誘拐殺人連続事件の真相に踏み込んでいく。
上からの圧力によって操作を緩めるなんてことは警察にはあってはならないと。
本格的な事件もの、ぐっと楽しませて貰った。
Posted by ブクログ
新聞社と警察、ともに県境を越えると意識が薄れるという共通点に着目した未解決事件モノ。警察側にもキーマンがいるともっとバランスが取れそう。そこは下巻に期待。
Posted by ブクログ
30年前の事件から現在まで5人ぐらい幼女が殺された。警察はなかなか事件のことに関しては言わないが新聞記者若手の古山と定年前の松島はこの事件を追っていく絡み付いたぐちゃぐちゃの紐を解くようになかなか難しく最後は古山も転勤になリ松島は前胃がんの手術をしたのが再発したのか?
Posted by ブクログ
千葉と埼玉。江戸川を挟んで少女の失踪、殺人事件が発生している事に新聞記者が気付く。
警察は沈黙を続けている。むしろ捜査に消極的にしか取り組まない。
遡る事30数年。政治家と警察の癒着を記者が暴いて行く。
記者の一人は定年前で胃癌の手術を受けていて、再発を恐れながら記者魂に着火して頑張り通す。
面白い。
Posted by ブクログ
コロナ禍に起きた小学生の死亡事件。行方不明になってから遺体となって発見されたという。事件を追ううちに過去に似たような小学生の行方不明や死亡事件が周辺地域で相次いで起きていたことをつかむ。全て未解決で、警察は早めに打ち切っていた。隠蔽?犯人死亡?果たして真相とは?
2人の記者が真相を追う。
堂場さんの作品というと、警察をメインにした作品が多いですが、今回の主人公は新聞記者。定年間際のベテランと若手が、垣根をこえて殺人事件を追います。
記者ならではの洞察力や事件のネタを獲得するために奔走する記者の活躍を大いに楽しめました。ネタの裏どりや警察との交流など地道な取材である一方、遺族に強引に取材を申し込んだりと様々な記者の一面を伺うことができ、仕事のハードさも伺えました。
果たして事件の真相は?連続殺人?警察の隠蔽?といった色んな疑惑が登場しますが、前編では何もわからないままで終わります。取材を重ねるうちにそれまでの取材した結果を記事にするのですが、ある悲劇が発生します。
2人の記者の視点で物語は発展しますが、警察側の視点がありません。なので、事件の裏では警察はどんなやりとりが繰り広げられていたのか、気になるところはあります。
今回は、警察の闇を浮かび上がらせる感じで、表現されていますが、新聞は新聞で色んなことが渦巻いているかと思います。「知る」ためなら、なんでも良いというのもおかしな話です。被害者に土足で入ったり、勝手な解釈で他人を惑わせたりと記者の行動には、いささか疑問視するところもありました。
事件の真相が知りたい一方、こうした記者の行動を読んでみると、そっとしておいても良いんじゃないかと思ったりもしました。
これを書いている段階では、下巻は未読なので、どんな展開になるのか楽しみです。
連続殺人?それともそれぞれ単独の殺人事件?
警察はなぜ早々に切り上げたのか?
異動したり、がんになったりと状況は様々でしたが、下巻ではまた協力するのか?
下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
コロナ禍の話を小説で初めて読みました。
難しいですよね。。
それは置いておいて、
新聞記者と警察が絡み合いながら事件を追う話ですが
両方の視点をしっかり描かれていて、それがもうすごいと思いました。
そのような知識ってどうやって仕入れているんだろう、すごく調べたんだろうなぁ
本当に警察や新聞記者ってこんな感じなのかなぁ、なんて作家である堂場瞬一さんに拍手です。
他の方の感想にも書かれていますが、確かに登場人物が多くて、そこまで特徴があるわけではなく、どこにでもいそうなおじさん、、覚えられない、、
と思いましたが。
たしかに現実ってこんな感じかも
と思いながら読みました。
段々と面白さが加速していくような、
上の後半すごくいい勢いで終わりました。
早く下を読みます!
Posted by ブクログ
全国紙の新聞記者。千葉で小学2年生の少女が他殺される事件を発端にこれまで似たような年の少女が殺害、失踪事件が連続していたことを突き止め記事に。
警察の深い闇が暴かれそう。(下)も楽しみ。
○○だった―いや本当にそうなのか?みたいなやたらーを連発。リズムが悪くなるような…ちょっとクドいような。慣れれば気にならなくなるかな?