あらすじ
シリーズ累計95万部突破!
答えなき難題に挑む警察小説。
癒えぬ傷が、疼きだす。
支援課が出会った、「最初の被害者家族」が亡くなった。
時を同じくして、交流を続けていた支援課OBが失踪し――。
支援課が初めて出会った「被害者家族」が亡くなった。
最近まで故人と密に交流を続けていたOB・大岡と連絡がつかず、
課の若手・柿谷晶は自宅へ向かう。
朗らかに晶をもてなす大岡だったが、翌日、不可解な失踪を遂げ――。
痛みに寄り添い続ける警察官たちを描く、「総合支援課」第3巻! 〈文庫書下ろし〉
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Posted by ブクログ
警視庁総合支援課シリーズの第3弾。
直情径行の柿谷晶が主人公。被害者家族が亡くなり、故人と交流を続けていた支援課OB・大岡が不可解な失踪を遂げる。
晶は支援課業務を逸脱して、彼の行方を探そうと突っ走る。ひき逃げ事件に、それに関わったYourTuberが襲われるという事案も発生し、晶の暴走が倍加する。留まるところを知らない晶に対し、支援課の課長や村野もブレーキを掛ける。
「最近のあなたは、常に巡航速度を超えている。まだ大丈夫かもしれないけど、何れは壊れるわよ」と。
所轄の協力を得ながら、事件解明をせんとする晶は限界を感じ、「支援課でも捜査ができるようにすべきじゃないでしょうか」と、提案する。
事件解決後、支援課改革のレポートを託された晶。さて、次巻はどのようになるか。
Posted by ブクログ
なかなか面白かった。
例によって晶はまあまあ独善的で口出しはするくせに口出しされると露骨に嫌がり言い返さないと気が済まないところなどは好きになれないが、『若さゆえの過ちなのかな』と村野や亮子が思っている節があるところや、後輩の香奈江に手綱を握ってないと暴走しかねないと思わせるところは晶に芯が通ってることを彼らが知っているからなのかなと思わせる。
事件そのものも支援課ならではの視点で描かれていて面白かったけど終盤に仕事のやり方を考え直す時が来たのかもしれないという描写もあり、成長譚的な意味合いの濃い作品になっているのかなと感じた。
次回作に期待。
Posted by ブクログ
事故死以外で死人が出ない珍しいパターン。支援課なのに結局は捜査してしまうのが警察小説の限界か。犯人探し無しで成り立つ警察モノはやっぱり難しいのかな?
Posted by ブクログ
柿谷さんは少し働きすぎ。今は良いけどこれをズート続けるのは困難。なぜこんなにも仕事をするのか少し心配になる。とにかくその職場で割合って頑張る事 なぜ柿谷さんはそんなに頑張る読む度にそう思う。少し性格的なものもあるのかな。
Posted by ブクログ
面白いのですが、柿谷さんの考え方がなぁ…
周りがみんな押し付けがましくなく労ってくれているのに、頑なに拒否モードなのがどうも。
少しずつ変わっていくといいんだけど。