夏の甲子園決勝戦。公立の進学校・新潟海浜と甲子園の常連・東京の私立恒正学園の勝負は、延長15回で決着がつかず、翌日の再試合に持ち越された。監督は、大学時代のバッテリー同士。海浜のエースと恒正の四番バッターは、リトルリーグのチームメイト……お互いの過去と戦術を知り尽くした、勝負の行方と、球場に出現した奇跡の舞台で交錯する人間ドラマを、スポーツ小説の旗手が圧倒的な筆力で描ききった、野球小説の名作。読めば勇気が湧いてくる!
Posted by ブクログ 2023年03月17日
面白くてどんどん読める!
あーースポーツっていいな、野球っていいなって思える本。
甲子園の決勝で両チームを率いる監督は大学時代のバッテリー。
その試合の解説をしているのは、その当時の監督。
それぞれのチームのエースもリトルリーグでのチームメイトで、、
野球の話も面白いけど、それぞれの人間ドラマにも引...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月27日
因縁の監督・選手同士の対決、天才バッターVS天才ピッチャー、古傷再発、相次ぐアクシデント、不祥事、引き抜き話、決勝延長・再試合、友情嫉妬泥仕合……あとなんだっけ? もう甲子園絡みのありとあらゆるネタをてんこ盛りにぶっこんだ、とにかく濃いい一作( ´ ▽ ` )ノ
作者ドーバー先生自身、終始熱に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月03日
堂場瞬一のスポーツもの。
鳴沢了シリーズでハマったのだが、前回箱根駅伝の学連選抜を取り上げた「チーム」に続き読んでみました。
初出場ながら夏の甲子園決勝戦に駒を進めた新潟海浜高校と全国常連の東京代表恒正学園との戦い。
延長15回まで戦い抜いた末、決着つかず翌日再試合を行う。
両校の監督は大学時代...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月13日
青春小説はやっぱりおもしろい。それがスポーツとなるとなおさら。
高校時代特有のの、友情やがむしゃらな思い、未来よりもただ今に懸けているということ。
それが散りばめられていて読んでてぐっときた。
高校野球は、現実にも色んなドラマがあちこちで起こっている。
牛木と春名の、最後まで諦めない強い気持ちが良か...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月10日
堂場瞬一さんのスポーツ小説は本当に面白い!
あなたは高校球児なのか?と思いたくなるほど、選手たちの心理描写が上手い。
現実の高校野球でもしばしば話題になっている、投手の連投問題。
チームメートのため、試合に勝つために将来を棒に振るのか。それとも自分の未来のためにマウンドを降りるのか。
選手の思...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月28日
高校野球は楽しい!
高校野球に携わる選手、監督、解説者、それぞれの目線からの野球。
自分のために、みんなのために、彼女のために、それぞれの思いで。
明日は智弁和歌山と智弁学院の決勝戦。
智弁対決にもドラマが生まれるのかな〜。
個人的には100回記念大会、金足農業が印象的。と、ブラスバンドのダイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月11日
高校野球にはこれまでそれほどの関心を持っていなかったが、面白かった!
確かに、高校野球は本当にあり得ないような展開が起こることがままあるので、この小説もあながちあり得ないとも言い切れない。
そして、この手の小説は最後の結末を描かずに想像に任されることも多いが、そうでなかったのが嬉しい。
栗山監督の解...続きを読む