堂場瞬一のレビュー一覧
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高樹治郎と田岡総司の激突から25年後…
治郎は東日新聞東京本社の社会部長になり、総司は父親の地盤を継いで衆議院議員となり、民自党の選対部長代理となっていた。
治郎の息子・和希は東日新聞の記者となり、新潟支局に赴任。そこで、衆議院議員・友岡が、選挙資金を不正に集めたのではないか⁇という、疑惑を告発する電話を受ける。
スクープを飛ばしたいという功名心もあって取材を始める和希。その裏では総司が…
25年前の一件で完全に仲違いをした総司と治郎。
父親を追うように報道、政治の世界に飛び込んだ和希と稔。
総司の執念深さには恐れ入る。
自分が買収工作をしたにもかかわらず…
高樹を怨むとは…
妻・尚子 -
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大正時代から昭和になる頃の出版業界で働く男の物語だが、表紙がポップすぎるなぁ…なんて思わなくもない。
タイトルも「ポップ・フィクション」だからそうなるのか…
堂場さんと言えば警察小説のイメージが強いけど大正時代のお仕事小説となれば、職種は違えど仕事に打ち込む男としてはありなのか。
「市民公論」編集部の松川は、担当した企画で筆者が大学を追われることになり、奔走するなか主幹の判断に納得いかず殴り辞める。
その後、人気作家の菊谷が自分の書きたいものを書くための雑誌を立ち上げるが、上手くいかず松川が加わり「文學四季」の編集者として働くのだが…
推したい作家を菊谷が拒否し辞める。
最後には勢いのある「 -
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衆議院議員選挙が迫る1971年12月。
東日新聞新潟支局記者・高樹治郎と幼なじみの田岡総司は、新潟で再会した。
田岡は父である民自党政調会長・田岡一郎の私設秘書となっていた。
田岡は、民自党候補者・本間の当選のために、裏で動く…
本間陣営での選挙違反の情報を手にした高樹は、スクープを狙い、奔走する…
不正を許さないという正義感の強い高樹。
総理大臣になるという野心に燃える田岡。
幼なじみで友達だった2人の戦いが始まる。
高度成長期の選挙はどこでも現金がばら撒かれていたんだろう、普通に。
田岡のやっていることが正しいとは思わないが。
高樹が正義であることには間違いない。
隆子の父・阿部貢 -
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このシリーズは、前回も含め少し何か違ってきたとうか中だるみを感じていたのだが、今回は良かった。
前回は沖田の出番もほとんどなく、”ガンさん”と西川のふたりで、シリーズの”息継ぎ”の回のようで。 それをなかったことにするかのように、この『不可能な過去』では初っぱなから沖田登場。 西川と沖田の刑事人生も定年の文字が見え隠れする年齢になり、定年後の人生が頭をかすめるあたりも、読んでいるこちら側も時の経過を思い知らされる。
ところで岩倉ガンさんのシリーズを前回知ってから気になって今『ラストライン』を読んでいる。 追跡捜査係シリーズで出てきた岩倉と『ラストライン』の岩倉とちと雰囲気が違う気がするの -
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アメリカの大都市アイソラで、大会社重役ダグラス・キングの運転手の息子が誘拐された。犯人はキングの子と間違えたのだ。身代金を払えばキングは破産。しかし人道的には……一方、アイソラ市警87分署のキャレラ刑事らは犯人との交渉のためキング邸に赴くが、主人が非協力的で捜査は難航。まもなく身代金の受け渡し時刻が迫る――。警察小説の金字塔にして映画「天国と地獄」の原作が堂場瞬一の新訳で蘇る。
新訳が出たので、40年ぶりに再読。大学生の頃、87分署シリーズはかなり読んだ。表紙がイラスト、テレビシリーズ「裸の街」の写真とまちまちで、「クレアが死んでいる」は市川崑監督の「幸福」の写真だった。「天国と地獄」は読後