キングの身代金〔新訳版〕

キングの身代金〔新訳版〕

小説・文芸
1,298円 (税込)

6pt

87分署の面々が少年の取り違え誘拐事件を追う。ハリウッド・リメイク決定の映画「天国と地獄」の原作にもなった傑作が新訳で登場

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キングの身代金〔新訳版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    audible 。エド・マクベインの87分署シリーズの一冊。古うい本の新訳。黒澤映画の「天国と地獄」の原作本だけあってけっこう面白かった。
    このシリーズは100冊以上あるそうです。

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    「誘拐された他人の子の身代金を払えますか?払ったら自身は破産です。」
    という作品紹介にひかれて読みました。

    海外の小説は読みにくいものもありますが、こちらの作品は読みやすかったです(2024年に出版された新訳本だったからかも)。

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

     黒澤明監督作品「天国と地獄」の原作として有名な87分署シリーズ第10作を、警察小説の雄、堂場瞬一氏の新訳で復刊。
     作品の時代性を損なわぬ程度に、現代の言葉遣いに近い訳を心掛けたとのことで、とても読み易かった。舞台劇さながらの会話が面白く、イッキ読みしてしまった。

     警察小説の代表的作品ながら、刑事たちはあくまでも脇役で、キングの陥る道義的ジレンマを描くドラマ性が見事な異色作だ。
     人間の欲望と格差社会の問題を炙り出すストーリーは、今も尚色褪せない。

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    警察小説の原点とも言うべき〈87分署シリーズ〉
    その中でちょっと異彩を放つ『キングの身代金』は、先日一気見したwowow連続ドラマに出てきて、ちょっと興味を持って読んでみた。

    しかも新訳は堂場瞬一

    たまたま間違えて誘拐したものを強引に身代金要求すると言う設定は、なかなかのもの(もともと誘拐は成功しにくい犯罪)
    これで誘拐が成り立つとすれば、それから誘拐犯は誰でもいいから子供を誘拐して、適当な金持ちか企業に「身代金を払え」って言えばいい。
    あ!イスラエルでハマスが行った大量誘拐は「金払え」では無いがこの方式だ。
    タカ派のイスラエルのネタニヤフ首相は「テロに屈しない」と言って戦争を始めた。

    一方でこの本のキングは「なぜ私に払う義務があると言うのか」と怒りながら苦悩する。

    その結末は……

    エド・マクベインの警察小説には、北欧ミステリーにあるような特徴のある一匹狼の刑事はいない。どちらかと言えば「普通の警察署のお仕事」物語(湾岸署を思い出してしまった)
    そこにマクベイン独特のスマートで軽快なリズムが加わり、いつのまにか取り込まれてしまう。

    いつまでも古さを感じさせない。

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    ▼黒澤明の「天国と地獄」の原作本としてあまりにも有名な一冊。「87分署シリーズ」の中では異色作らしいですね。

    ▼努力してたたき上げてきた苦労人。いまや会社の経営者=大富豪がいます。大富豪なんだけど実は会社の実権をめぐって食うか食われるかのせめぎあいの真っ最中。
     一方で。それなりに努力はしてきたが恵まれず貧しいままの犯罪者がいて、人生の一発逆転を目指しています。そしてこの大富豪の息子を、身代金目当てで誘拐します。ただ、ミスってしまいます。間違えて「大富豪の運転手の息子」を誘拐してしまった。がーん・・・。

    ▼だけど・・・「それでも……それでも!……大富豪さん、身代金を払え。運転手の子供だからって、お前、見殺しにするのか??」と要求。
     葛藤する大富豪。払ったら、会社の権力闘争で敗北してしまう。おちぶれてしまう・・・。

    もうこの設定だけで、すばらしい。

    ▼読んだ結果で言うと、なんと作者のマクベインさんもほぼ認めた発言を残しているとおり、「クロサワの映画のほうが面白い。原作とは似て非なるものだけど」。

    ▼事件の終息の仕方は、原作の方がいまひとつ。ただこれはこれで面白いのですが。映画が素晴らしすぎた。

    ▼へえええええ と思ったのは、「もともと戯曲として作った話なんです」というマクベインさんのコトバ。映画も、前半はもう、一幕ものの極上の演劇のようなスキの無い恐ろしい緊迫感。(映画も、その素晴らしさのほとんどは前半なのです)

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    2025.01.14
    新訳の良さを感じる一冊。
    登場人物のうち、自分に正直な人が2人いる。
    その率直さを評価したい。そんな人間模様を考えさせられる。それだけ念入りに主要登場人物の人物描写が書き込まれている。

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

    アメリカの大都市アイソラで、大会社重役ダグラス・キングの運転手の息子が誘拐された。犯人はキングの子と間違えたのだ。身代金を払えばキングは破産。しかし人道的には……一方、アイソラ市警87分署のキャレラ刑事らは犯人との交渉のためキング邸に赴くが、主人が非協力的で捜査は難航。まもなく身代金の受け渡し時刻が迫る――。警察小説の金字塔にして映画「天国と地獄」の原作が堂場瞬一の新訳で蘇る。

    新訳が出たので、40年ぶりに再読。大学生の頃、87分署シリーズはかなり読んだ。表紙がイラスト、テレビシリーズ「裸の街」の写真とまちまちで、「クレアが死んでいる」は市川崑監督の「幸福」の写真だった。「天国と地獄」は読後にBSで観たような記憶がある。この小説の肝だけを生かして、あんな傑作を作り出すとは、黒澤組はすごい。ちなみに先日観た、「スオミの話をしよう」の冒頭は「天国と地獄」をかなり意識していると思う。

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    87分署シリーズはだいぶ昔に何冊か読んだことはありましたが、本作「キングの身代金」は未読でした(黒澤明監督の「天国と地獄」も含め)。今回、堂場瞬一の新訳版ということで改めて手にとってみました。
    感想として、87分署の刑事たちの活躍を期待して読み始めるとやや肩透かし感があるかも。前半は企業内の抗争がメインで、中盤から後半にかけても、命と金の葛藤を中心に描かれ、合間に捜査シーンが挿入される感じです。ラストも少しもやもやする結末でした。
    ただ全体的には面白かったので、ぜひ堂場瞬一版「87分署シリーズ」の続きを期待します。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    他人の子どものために身代金を払うべきかという問いが印象に残った。友人と話すと、周囲は皆「払う必要はない」という判断だったが、私はそこで、自分が人との関係性が強いほど責任も大きくなると考えていることに気づいた。同時に、責任とは自分が原因を作った場合にだけ生じるのか、それとも関係性や「救える立場にいること」からも生じるのかを考えさせられた。誘拐小説でありながら、義務と善意、責任の境界を深く考えさせる作品だった。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    ミステリーというより、警察モノとものといったほうがいいような作品。

    1人の名探偵が事件を解決するより、警察の地道な捜査を通して犯人を割り出していくスタイル。

    なんというのか、警察や取締役、犯人それぞれの人物描写が丁寧で、各々の矜持が見て取れて面白かった。

    0
    2026年06月29日

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