堂場瞬一のレビュー一覧

  • 新装版 雪虫 刑事・鳴沢了

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     久しぶりに堂場瞬一作品を読みました。過去に何冊か読んでいると思い込んでいたのですが、「雪虫」が2作品目でした。どうやら相場英雄さんの作品と記憶が混同していたようです。歳のせいかな。共通しているのは名前の「場」一文字だけなのに...。それこそ「場違い」でした。
     「雪虫」はそんなに大事件が起こるわけでも大人物が登場するわけでもなく、全体のスケール感としても大きくはないのですが、ストーリーでグっと引き込まれてしまいます。また、まっすぐすぎる主人公、相棒の成長、初恋の相手との心の動き、父や祖父との関係性等々が絶妙なスパイスになっていて読み手を飽きさせません。
     本著が「鳴沢了シリーズ」のスタートと

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    2023年05月31日
  • ラスト・コード

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    ネタバレ

    刑事である筒井と被害者の娘である美咲との関係が興味深かった。
    いわゆる刑事(ヒーロー)がか弱き少女を守るために刺客をバッタバッタと倒すありきたりなストーリーではなく、面白かった。

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    2023年05月30日
  • 帰還

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    だいぶ時間がかかってしまったが、新聞記者という職種と人となりがよくわかった。
    年齢的にも50を過ぎゴールが見えてきた今だからこそ、後悔したくないという思いが胸に迫った。
    入社したての数年は、大したことはしていなくても、一生想い出に残るんだと改めて感じさせられた。
    後悔のない仕事できてるか?と強く問いかけられた気がしてならなかった。

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    2023年05月23日
  • 闇夜 警視庁失踪課・高城賢吾

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    ネタバレ

    【警視庁失踪課シリーズ第9作目】
    高城の娘は遺体で見つかった。その事実をつきつけられ、本を読み進めるのを躊躇しそうになる。高城は酒浸り生活になり、犯人を見つけそうもないし。
    その時に、娘が失踪したときと同じ年7歳の少女が行方不明になる。失踪課のメンバーと探すが、遺体で見つかる。犯人を捜し始めるとまた7歳の少女が行方不明になる。犯人は少女に悪戯もしており、パンツを持ち去るという気持ち悪い事件。
    この事件の犯人を捜す高城に、失踪課のメンバーや長野や懇意にしている犯罪被害者の会の人たちに、他に探す犯人(娘の事件)がいるだろうとさとされる。
    犯人は、前作で拳銃を持ったまま失踪し自殺した新米警官の兄。あ

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    2023年05月22日
  • 遮断 警視庁失踪課・高城賢吾

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    ネタバレ

    【警視庁失踪課シリーズ第7作目】
    失踪課の舞の父親、厚労省官僚の六条恒美が失踪する。
    だが、なぜか舞の母親は捜査に非協力的。何か隠している。シリーズ3作目の大学理事長の時と事件の雰囲気が似ている。
    前作ではやる気のなかった真弓だが、失踪課のメンバーの家族の事件ということで、久々にやる気を見せている。
    ただ、法月の代わりに入ってきた田口がまったく役に立たない。でも舞同様に、事件の糸口のきっかけになるのを手繰り寄せる。

    父親は官僚で政治を見てきたからこそ、政治家になって日本を変えたいと準備をすすめ、その裏で母親が脱税を行い、それを知らなかった舞。
    父親は無事だったが、何か悲しい終わり。この事件で

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    2023年05月22日
  • 裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾

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    ネタバレ

    【警視庁失踪課シリーズ第5作目】
    課長査察の直前になぜか室長の真弓が失踪する。しかも拳銃を所持したまま。
    その時に女子大生が失踪したから探してほしいと恋人が失踪課を訪れる。
    高城は自分の娘が失踪中ということもあり、真弓とはお互いの私生活は明かさないし、お互い詮索していなかったが、今回の事件で真弓のことを調べ始める。
    真弓は娘からの情報で事件を明るみにだし、今の地位にのし上がった。自分のために娘をも使って、と言われても。
    失踪した女子大生は真弓の娘で、真弓がのしあがった事件の犯人がかかわっていた。
    またしても森田の射撃の腕がみれて、失踪課のメンバーのバランスがよくていい。

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    2023年05月22日
  • 漂泊 警視庁失踪課・高城賢吾

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    【警視庁失踪課シリーズ第4作目】
    高城は醍醐や明神と呑みに行き、楽しいひと時を過ごして店を出たとき、前にあるビルで火災があり、バックドラフトで明神が吹き飛ばされる。
    その後、火災現場から二人の遺体が見つかるが、そのうちの一人が身元不明で、失踪課が調べ始める。
    身に着けていたネックレスから身元不明者は作家のようだが、何かが違う感じ。高城がじわじわと暴いていく。
    愛美が横にいない高城は何か物足りない感じがいい。
    作家の悩みが元になっている事件だったが、堂場さん達作家さんも同じような悩みを持っていたりするんだろうか。

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    2023年05月22日
  • 不可能な過去 警視庁追跡捜査係

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    ネタバレ

    沖田が調査を始めたのが、10年の中で起こった殺人事件。
    西川が研修として捜査を始めたのが、4年前の殺人事件。
    どちらも時間の経過で確かな証拠が掴めず、多くの部分にもやがかかったまま
    そして現在起こった事件で、もやが薄れ関係者が浮かんでくるという
    なんとも複雑な事件だった。

    沖田と西川が定年後を話していることで、この作品の時間の流れを感じた
    売り言葉に買い言葉なやり取りなやり取りだったのに…もうこの2人の組み合わせしか考えられない
    鳩山さんにもそう見えていたのでは。

    沖田西川以外、新しい顔ぶれになった追跡捜査係のこれからの関係性も楽しみである。

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    2023年05月21日
  • 邂逅 警視庁失踪課・高城賢吾

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    ネタバレ

    【警視庁失踪課シリーズ第3作目】
    大学職員の女性が失踪したことを捜査していた法月。結局仙台で遺体となって見つかる。
    その後、大学理事長の息子(40歳)が帰ってこない、と母親から失踪課に相談がある。
    失踪課は翌日から捜査を始めるが、その母親が急に非協力的になり、これ以上探さなくていい、とまで言い出す。
    捜査二課から大学職員の女性と大学理事長のことを聞かれる。どうやら2つの事件はつながっているよう。
    持病を持つ法月に対し、少しは休んでほしいと願う高城。
    そんな状況を法月の娘は激怒し、高城は注意される。高城の元奥さんは弁護士で、法月の娘も弁護士。高城は弁護士の女性に勝てない。
    いつもデータ入力だけで

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    2023年05月19日
  • 相剋 警視庁失踪課・高城賢吾

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    【警視庁失踪課シリーズ第2作目】
    今回は捜査一課の管理官から通り魔事件で目撃情報を提供した人物が行方不明になったから探せとの依頼がある。
    高城は依頼を断ろうとしたが、真弓は明神と法月に捜査を命じる。
    高城はその間、失踪課にいて、訪れた春休み中の男子中学生から友人の女の子が行方不明だと依頼される。不審感を抱いた高城は醍醐と捜査を始める。
    女の子の両親は、娘がいなくなったというのに動揺もせず、非協力的。父親が社長をつとめる会社も怪しく見えてくる。どうやら兄弟での問題もあったよう。
    いろいろつながってくると読み進められずにはいられない。
    存在感がなかった森田の射撃の腕前には驚かされた。こういうのいい

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    2023年05月19日
  • 蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾

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    ネタバレ

    【警視庁失踪課シリーズ第1作目】
    堂場さんの「警視庁追跡捜査係」と「アナザーフェイス」シリーズに時々でては気になっていた警視庁失踪課。
    アナザーフェイスが完結してしまったので、警視庁失踪課を読み始めた。

    登場人物が多そうで、ついていけないかもと思いつつ、他シリーズと同じように読み進めれば理解し、読みごたえに変わっていくだろうと気楽に読む。
    都知事の孫(当時19歳)が予備校帰りに行方不明となったが、家出と判断され捜査は積極的に行われなかった。間もなく孫の遺体が発見された。
    そのせいで厳しい批判がされ、対外的につくられた「失踪人捜査課」。行方不明者を探す部署。
    ヘビースモーカーで、ほぼ毎晩「角」

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    2023年05月19日
  • 凍結捜査

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     一年前に暴行事件を起こした男が北海道で
    射殺される。
    殺しの手口は後頭部に銃弾を2発撃ち込むという処刑に近い殺害方法だった。
     被害者と暴行事件の時から面識のあった凛の調査を始めるが、謎の女性が接触してくる。
     さらに暴行事件の被害者だった女性も半年後に同様の手口で東京で殺害されてしまう。
     調査を進めるうちに見えてきた被害者と加害者の意外な関係、警察の表裏とは?
     序盤はちょっとダラダラ気味に感じていたのですが、後半が面白かった。
     

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    2023年05月18日
  • 検証捜査

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    神谷警部補伊豆、大島に左遷中、本庁の刑事部長から連続殺人事件の誤認、逮捕した捜査をする依頼が来た、本庁、福岡、大阪、北海道から集められ、チームを結成され複雑な事件を解決し、神谷は北海道から来た凛との関係が少し雪解けになるが、縦の線横の線と警察の内部はいろいろ難しそう、面白い本だった。

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    2023年05月18日
  • 灰色の階段 ラストライン0

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    短編集で各話に然程の驚きはないのだが、岩倉なる人物がどうやって形成されていったかよくわかる。後書きで作者が書いている通りこの手の話はスピンオフでやってもらえると嬉しい。

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    2023年05月13日
  • 垂れ込み 警視庁追跡捜査係

    匿名

    購入済み

    堂場さんの小説はアナザーフェイスから読んでます。
    ちょっと楽しみな内容で(と言うのはおかしいのかも?)何時もドキドキさせていただいてます。
    内容は記載しませんが、好きな作家の一人で、電子ブックには何冊も入れてます。
    思いは人それぞれなので、自分だけの気持ちで読んでます。
    また次の小説を楽しみにしてます。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年05月11日
  • インタビューズ

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    平成元年から令和元年まで毎年
    大晦日に渋谷のスクランブル交差点を行く人に、その年起きた最も印象に残った出来事をインタビューし、それをまとめた
    …という体裁の「ノンフィクション風フィクション」

    事件よりも社会現象やブームが取り上げられていることが多く、歴史の教科書に刻まれるであろう大きな出来事も社会現象もひとしなみに同じ扱いで、どれかに偏って紙幅を取ることもない。
    なべて淡々とした構成になっているのが逆に
    「あー、あんな事もあったな」と平成を振り返るに適していると思えた。

    主に平成初期のインタビューで「将来は~なってそうですよね」と先を見越した意見が出ているのが悉く的中していて…フィクション

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    2023年05月11日
  • インタビューズ

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    「フィクション」となっていたけど、本当にフィクションなら、一人一人の一年を本当にあったことに沿って作るって凄い。
    フィクションでないのならそれで、インタビューし続けるのも凄いと思う。
    どちらにせよ、あーあったあったとなったり、最初の方に伊藤みどりの話が出て来て、最後の方で浅田真央ちゃんの話が出て来て、両方とも平成だったのかとなったり。面白かった。

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    2023年04月30日
  • 不可能な過去 警視庁追跡捜査係

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    [あの事件の犯人は本当は私でした],と手紙を警察に出した事で、犯人は失敗の元,悪の上にワルを重ねる事で自分が身動き取れなく成る,篠崎さんは、無実の罪を着せられ自分の人生はこの時に終わったような気がする,柳さんには家族と同じ墓に入れる様に頑張って頂きたい。

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    2023年04月20日
  • ヒート

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    神奈川県に世界記録を目指すマラソン大会を開催するまでの経緯と本番で日本記録保持者の山城とペースメーカーの甲本のデッドヒートを繰り広げるまでの話

    この本では勝者が書かれない

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    2023年04月18日
  • 灰色の階段 ラストライン0

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    2023.04.15
    岩倉シリーズ、ラストラインのそれぞれをまだ読んでいない人には、私ならこちらを先に読むことをお勧めしたい。
    論理的に説明はできず、私のフィーリングに過ぎないけどそんな気がする。

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    2023年04月15日