堂場瞬一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前署長の突然死の謎(自殺隠蔽?)を解くべく、スパイとして鎌倉南署に送り込まれた後任署長・萩原の苦悩を描いた警察小説。
赴任するなり殺人事件が立て続けに発生するけど、主役が署長さんなので自ら捜査(聞き込みとか)にあたることはない、ってとこがちょっと新鮮に感じられた。
署長さんと言っても地方の小警察だから専用車が用意されてるわけでもなく、移動は徒歩か電車、たまにタクシー。なんか予想と違ってて(。・ρ・。)ヘー
400ページに至っても事件解明の目処は全くたたず、「これで本当に解決するのか? ひょっとして続編に持ち越されるのではなかろうか?」とヒヤヒヤさせておいて、残り60ページで過不足なくストーリーを収めてきれいに完結——こういう構成、堂場全作品に共通する特徴かも。毎回毎回、上手いなあ、とつくづく感心させられる。
ただ事件のオチが、なあ......(´ε`;)ウーン…
刑事ドラマでよくある(ありすぎる)パターンをまんま踏襲しただけのような......(´ε`;)ウーン…
殺人事件にしても、ああいう描き方じゃ真犯人はまるきりのサイコ殺人鬼で、(最初の一回はともかく二回目以降は)一片も同情の余地なし......(´ε`;)ウーン…
2024/06/17
#5278 -
Posted by ブクログ
試合帰りの新潟成南高校野球部を乗せたバスが関越道で横転。
エース・里田は奇跡的に軽傷ですんだが、部員の半数が重傷に。
一方、2年連続新潟県大会準優勝の鳥屋野高校野球部は、監督のパワハラが発覚。多くの部員が退部し、廃部の危機を迎えていた。
鳥屋野高校野球部キャプテン・尾沢は、中学時代にバッテリーを組んでいた、里田に、『連合チーム』で甲子園を目指すことを提案する…
結果は見えてるんだけど。
『連合チーム』で甲子園。誰も本気にしない中、動き始める尾沢。
里田も…
周りの大人たちも動き始める…
もうちょっと、『連合チーム』に対する反発があるかと思ったが、意外とすんなり。
勝ち進むに従って、だんだんチームとしての一体感が。
そして、膝を骨折している石川の一発が。
チームをひとつに。
『1+1=∞』。
本当に∞の力を手に入れた。
本当に結果は見えてたんだけど。
いいな、こういうの。
甲子園、どうなんだろう。
続編はあるんだろうか…
実際にはありえないんだけど。
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Posted by ブクログ
ネタバレ感想
失踪課。現実には絶対にあり得ない課だな。事件にならないと警察は動いてくれないから。
しかし、尻上がりにスピード感が増していく展開は楽しめた。やっぱり主人公は何処か影がある方が読み手も感情移入しやすいのか。娘が行方不明になり、妻と離婚して酒浸りの生活だった高城も事件の進展と共に自分を取り戻す姿や良し!
あらすじ
警視庁失踪課は、失踪届などを主に処理するところで文章の整理が主な業務で警察署のやる気のない人が集められた部署である。室長の真弓は、手柄を挙げるべく、今はロートルで酒浸りの高城警部と、玉突き人事で赴任した愛美に、失踪人の詳しい調査をするように依頼する。
高城と愛美は、結婚間近で失踪した赤石という男を追い、会社や友人に聞き込みを行う。赤石が連絡を取っていた福永という人物に辿り着き、彼が世間を騒がせた健康食品詐欺グループの一員と分かり、事件の可能性が高まる。その後、福永の遺体が発見され、元JHAという健康食品詐欺絡みで殺された人は二人となった。赤石もJHAで働いていたと思われ、行方を追う。
やがて、JHAが暴力団が絡んでいたことが分かり、JHA社員の繋がりから、赤石の居場所を突き止める。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ家族を捨てて若い女に走ったベテラン刑事(事件に関する記憶力が抜群)岩倉を描いたシリーズ。本作では新任の彩香刑事チャンとバディを組んで、「山一證券事件のホイッスルブロワーを自殺に追いやったワルが20年後 何者かに復讐される」っていう事件に挑戦する。
まあストーリーよりキャラ造形で魅せる作品ゆえ、プロットやトリックにはさしたる新味も深みもない。
長さも手頃だし、スラスラ読めて時間つぶしには最適の一冊。
アナフェスピンオフというか、追跡調査課や鳴沢了の名前も随所に出てくるし、これはもう堂場警視庁バースというか堂場版ジャスティスリーグというか(@_@)
こうなったらもう、全シリーズの刑事キャラが一同に会して巨悪と戦う堂場版アベンジャーズ的な作品を期待したいところ(もう書かれてるのかも知れないけど)。
(以下続刊)
2024/06/02
#5246 -
Posted by ブクログ
『これってあの事件がモチーフですよね…』
アメリカを舞台にしたハードボイルド小説。主人公はニューヨークに事務所を構える55歳の中年探偵。1人のプロ野球選手(マイナーリーガー)の身元調査から繰り広げられるヒューマンドラマであり、ミステリというよりもサスペンスに近い。
本作は野球好きの方、特にメジャーリーグ(MLB)に興味のある方にとって大いに楽しめる内容になっている。野球そのもののルールというよりも、マイナーリーグの選手がメジャーリーグに昇格する難しさなど、アメリカ野球界に対する前提知識があればより深く物語に没入できるだろう。
そして読み終えた方はピンとくると思うが、この物語は2024年に世界中を騒がせた野球界のあの事件がモチーフになっていることは言うまでもない。そういう意味でも非常にホットな作品だ。
こちらの作品は「ピットフォール」「ラットトラップ」に続くシリーズ3作目とのことであるが、前作が未読でもまったく違和感なく読み進めることができた。ニューヨーク、ロサンゼルス、ニューオーリンズと米国各所を旅しているかのような爽快感を味わってほしい。