【感想・ネタバレ】デモクラシーのレビュー

あらすじ

「あなたは今日から議員です」
202×年、日本の政治システムは一変していた。
憲法は改正され、20歳以上の国民から合計1000人の「国民議員」がランダムに選出され、総理大臣は直接選挙で選ばれる。国会は解散し、「国民議会」(二院制)を新たに結成。議会は完全オンラインで行われ、議員の任期は4年、年間報酬500万円、基本再選はなし。専用のデバイスを支給され、議員としての活動は全てオープンに。さらに、国民は常にそれらを確認、監視できるようになっていた。
突然議員に選ばれた大学生の混乱、直接選挙で選ばれた新首相の苦悩、国民議員の不正を監視する機関「国民議員調査委員会」の危うさ、一気に権限が大きくなった官僚、現首相と旧政治体制に固執する都知事らの政権争い……
有り得るかもしれない「未来」を描く実験的政治小説。堂場瞬一の新境地!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

政治を自分ごととして考えるには、もってこいの小説。
国民議会の発想は面白い。今、政治の世界はキックバック問題などでうんざり、呆れるばかり。この小説を現政治家が読んでどんな感想をもつだろう。

国民自らも、もっと賢くなることが必要だ。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

国会が消滅し国民議会が成立。
議員は二十歳以上の国民からランダムに選ばれる。
大学生議員、首相、元国会議員、公務員など、それぞれの視点で語られる。
思惑と駆け引きの描写にリアリティを感じる。
理想の民主主義、政治とは何か。
考えさせられる。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

 前半は、無理な設定だと感じて、あまり入り込めなかった。
 しかし、少しずつアイデアの巧みさに気付いた。官僚を持ち上げているわけではなく、また、政治家を虚業と見下すわけではなく。
 まともな感覚で、政治を見ていくことを求めていた。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

無作為に選ばれる「国民議員」が最終決定権を持つ。政党も派閥もない。裁判員制度の議員バージョンという感じか。
面白かった。主役格の一人の女子大生が、選ばれたことをきっかけに政治に興味を持ち、自ら意思決定に関わろうとする姿にも好感。こんな若者が溢れたらいいなと。
荒唐無稽なストーリーかもしれないけど、この制度を推す政党を国民が支持したのは、それまでに堕落した旧制の政治家に失望したから。それは現代社会にも通名している空気のような気がしていて、だとすれば急激な変革が起こっても、面白いよねなんて考える僕は現実が見えていないのだろうか。
こんな民主主義の学校があっても、面白いよね。

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

設定が興味深い
この設定の方があるべき姿なのではとも思ってしまう
その中でも、人のやる事は、やはり同じようなことなのか
ty

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

国会議員選挙が廃止され、ランダムに選出される国民議員による立法が始まった。
腐敗した政治家による政治をひっくり返し、憲法を改正し、直接民主制により新しくなった日本の政治と、復古を狙う旧体制がわの政党。

こういうのって、そうすねえ、って気軽に読むのがいいんだろうな、

立法府に選ばれながら、立法をする様子もないし、結局新旧の政局争いが物語の骨子。勝敗はまあ、見えてるけど。

真面目に考えたら、絶対こんなふうにはならないよね。

さっくり読めるし、お、次はどうなるのと思いながらページをめくったが、一冊通して、もうちょっと深掘りするなりすればいいのにと、いう感想。まあ、エンタメであってシミュレーションじゃないから。
ちょっと物足りなさを感じる。

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2025年02月09日

Posted by ブクログ

色々試行錯誤してなんらかの問題提議をしたかった気持ちはよく分かる。この作者の筆力とストーリーならある程度、事実に立脚している風の物語が描けると思う。けど作者が変えたいと熱望しているほどの熱量が文脈から感じられない。多作だから厚薄はあるけど、政治ものだけにちょっと薄かったかな。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

国会議員が国民からランダムに選ばれるシステム、という仮定のお話。でも、ほんとにあったら面白いかも。本自体はもう少し面白いと思ったが、そうでもなかった

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2023年11月06日

Posted by ブクログ

何と国会議員は、裁判員のように国民からランダムで選ばれる人々が担うこととなった時代の政治物語。選ばれてしまった女子大生が、徐々に真摯に政治に関わっていこうする姿は、今の日本の若者達に見たいところ。このような変革は、起こりえないとしても、もっと政治に関心をもたないといけないという気持ちにはさせられる。ただし、物語としては、結局は、そんな社会を護ろうとする政党と昔の議員時代を復活させようとする政党との、互いの腹の探り合いのバトル。

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2023年09月17日

Posted by ブクログ

堂場さんの話なので、それなりには読めるが、結局何だったの?って感じ。なんか視線も章ごとに変わって付いて行き難い

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2023年08月09日

Posted by ブクログ

SFというには変にリアルなところがあるし中途半端に感じますね。
テーマは面白いのにね。
主人公は女子大生だと自分は思ったけど途中から印象が薄いですね。

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

実現するんじゃないか?と思える未来。後半やや雑になったのが残念。敵味方の陣営が判別つきにくく感情移入が難しかった。制度が成熟した後の続編があれば読んでみたい。

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2023年07月18日

Posted by ブクログ

著者が堂場氏なので期待していたがテーマが政権交代と憲法改正といった膨大なテーマであった。そのため少し深掘りが足りないのと現在の議員さんの問題点とあまり変わらない事件が語られていて食傷気味だった。

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2023年07月02日

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