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Posted by ブクログ
政治を自分ごととして考えるには、もってこいの小説。
国民議会の発想は面白い。今、政治の世界はキックバック問題などでうんざり、呆れるばかり。この小説を現政治家が読んでどんな感想をもつだろう。
国民自らも、もっと賢くなることが必要だ。
Posted by ブクログ
国会が消滅し国民議会が成立。
議員は二十歳以上の国民からランダムに選ばれる。
大学生議員、首相、元国会議員、公務員など、それぞれの視点で語られる。
思惑と駆け引きの描写にリアリティを感じる。
理想の民主主義、政治とは何か。
考えさせられる。
Posted by ブクログ
前半は、無理な設定だと感じて、あまり入り込めなかった。
しかし、少しずつアイデアの巧みさに気付いた。官僚を持ち上げているわけではなく、また、政治家を虚業と見下すわけではなく。
まともな感覚で、政治を見ていくことを求めていた。
Posted by ブクログ
無作為に選ばれる「国民議員」が最終決定権を持つ。政党も派閥もない。裁判員制度の議員バージョンという感じか。
面白かった。主役格の一人の女子大生が、選ばれたことをきっかけに政治に興味を持ち、自ら意思決定に関わろうとする姿にも好感。こんな若者が溢れたらいいなと。
荒唐無稽なストーリーかもしれないけど、この制度を推す政党を国民が支持したのは、それまでに堕落した旧制の政治家に失望したから。それは現代社会にも通名している空気のような気がしていて、だとすれば急激な変革が起こっても、面白いよねなんて考える僕は現実が見えていないのだろうか。
こんな民主主義の学校があっても、面白いよね。
Posted by ブクログ
色々試行錯誤してなんらかの問題提議をしたかった気持ちはよく分かる。この作者の筆力とストーリーならある程度、事実に立脚している風の物語が描けると思う。けど作者が変えたいと熱望しているほどの熱量が文脈から感じられない。多作だから厚薄はあるけど、政治ものだけにちょっと薄かったかな。
Posted by ブクログ
国会議員が国民からランダムに選ばれるシステム、という仮定のお話。でも、ほんとにあったら面白いかも。本自体はもう少し面白いと思ったが、そうでもなかった
Posted by ブクログ
何と国会議員は、裁判員のように国民からランダムで選ばれる人々が担うこととなった時代の政治物語。選ばれてしまった女子大生が、徐々に真摯に政治に関わっていこうする姿は、今の日本の若者達に見たいところ。このような変革は、起こりえないとしても、もっと政治に関心をもたないといけないという気持ちにはさせられる。ただし、物語としては、結局は、そんな社会を護ろうとする政党と昔の議員時代を復活させようとする政党との、互いの腹の探り合いのバトル。
Posted by ブクログ
SFというには変にリアルなところがあるし中途半端に感じますね。
テーマは面白いのにね。
主人公は女子大生だと自分は思ったけど途中から印象が薄いですね。
Posted by ブクログ
実現するんじゃないか?と思える未来。後半やや雑になったのが残念。敵味方の陣営が判別つきにくく感情移入が難しかった。制度が成熟した後の続編があれば読んでみたい。