感情タグBEST3
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スボーツの原点は何なのか。僕らも仲島くんのように楽しんでスポーツする人を応援したくなります。一流と言われる選手がプレッシャーを感じて必死な姿は胸が痛みます。選手のみなさんは楽しんで競技してください。
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日本にスポーツ省なるものがあり、オリンピックでアスリートに金メダルを獲らせるために、ありとあらゆることを管理する。
それにより、金メダルを獲り幸せになるものばかりだといいのだが。
そんな能天気な選手ばかりではなく、主人公の苦悩が面白い。
この作家さんの描くスポーツの話は入り込めて面白い。
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良かった!スポーツってオリンピックが代表的な例やけど、純粋であるべきなのに純粋になりきれない。でも、やっぱり選手にとって楽しいスポーツであるべき。
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「チーム」や「ヒート」を読んでいたので、これも堂場さんの陸上小説だしと思い少し前に購入。
政治的な要素が絡んでくるところが、さすが堂場さん。
若い子のスポーツの話なので、もっとさわやかなエンディングかと思ったが、そこそこドロドロな感じで終わったのでちょっとびっくり
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スポーツ大国を目指す(おそらく)近未来の日本を舞台としたスポーツ小説。メダル倍増を目標に設置されたスポーツ省が国家プロジェクトとして有望なアスリートの強化を管轄している状況下、陸上長距離の仲島は最もランクの高いS指定選手に選ばれます。恵まれた強化環境、練習メニューだけでなく食生活までも管理される競技環境に「籠の中の鳥」のようだと違和感を感じ始める仲島。オリンピック金メダルを至上目標に掲げるスポーツ省の方針に対し、スポンサーの利権など様々なライセンスに絡む拝金主義に傾倒する強化方針に疑問を感じ始めた仲島は、ついにその籠を自ら飛び出す行動に出る。そしてその結末は…。
現代のオリンピックが最早様々なスポンサーや放映権料をはじめとするメディアとは切り離せなくなっている状況に対して問題を提起するスポーツ小説です。スポーツの臨場感よりも現代スポーツの置かれている環境に力点を置いた異色の切り口の小説でした。
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「独走」って、そういう意味が含まれていたのだな。
存在したかも(するかも?)しれない、スポーツ大国を目指すもう一つの日本。
そもそも、人々にとってスポーツとは何ぞや?というところまで考えさせる内容。
しかし、作者の真骨頂である(と思っている)臨場感ある競技シーンが今回は少なめで、ちょっと物足りない。
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スポーツで頂点を目指す者にとってオリンピックは紛れもなく最高の舞台である。 この作品は、そのオリンピックでメダル獲得数増加を目指す管理スポーツの有り様に一石を投じる作品だった。 国や競技団体がどんな関与をしようとも、血が滲む汗と涙を流しているのは選手自身である。 東京オリンピックに向けては国が相当関与するのだろうけど、選手が最善のコンディションで競技に臨み、悔いのない試合をしてくれることを切に望む。
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好きなように走れる市民ランナーでよかった。
何にも考えなくていいからね。
お気楽、お気楽。
それにしても話に出てくるスポーツ省よりも現実のスポーツ庁の方が後出しとは驚き
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なんか不思議な感じがします。これまで、堂場瞬一のスポーツシリーズは『いま』を描いているものだと思っていたんですが、この作品は、なんか『近未来』を描いているような気がします。
とは言っても、現実のほうが追いついてきていて、解説にも有るように“省”ではなく“庁”ですが、スポーツ庁が出来ていますし、その長は小説と同じくアスリート出身。なんだか、預言書なんでしょうか?
この作品は珍しく、スポーツそのもの、スポーツをやっているアスリートを描いているのではなく、メダル至上主義に歪んでしまった日本の姿を描いているような気がしました。なんだかそれでは楽しくないよね。スポーツがそれでいいのかな?