堂場瞬一のレビュー一覧

  • 鷹の飛翔

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    日本の警察シリーズ平成編の第三巻。最終とあるのは平成編のことで令和編があるのか不明だ。
    舞台は2012年。海老沢は目黒中央署の署長、高峰は捜査一課の理事官(ナンバー2)になったという設定。
    大筋の事件は一つで大した事件とも思えないが二人のやり取りだけで読ませて行く。
    しかし本当にこの日本に公安一課のような組織が残っているとは。現実にはこの設定からも10年以上たった。組織が変わったとは思えないがどうなのか。一所轄の所長が定年後の新たな仕事として公安の組織設定をするとはちょっと荒唐無稽に思える。
    あと細かいが所轄の刑事課長が新聞記者と会っていただけで左遷される。ほんとか。怖い組織だ。

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    2024年08月17日
  • 砂の家

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    ネタバレ

    幼い頃、父親に母親と妹を殺され伯父の家と施設で離れ離れになった兄弟。
    被害者家族でもありながら加害者家族でもあるという重いテーマの話。
    竹内が、頼り甲斐のある芯の太い人だと感心して読み進めたらどんどん女性問題も出てくるしギャップにびっくり。
    なんだか色々てんこ盛りで最後にうまくまとまっていなかった感があるなあ。

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    2024年08月16日
  • ターンオーバー

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    堂場瞬一のスポーツもの短編。

    「連投」野球
    「インターセプト」アメフト
    「失投」やり投げ
    「ペースダウン」マラソン
    「クラッシャー」ラグビー
    「右と左」野球

    短編なので、どれも続きはどうなっただろうか、と想像させる終わり方だ。
    最後の「右と左」の登場人物がスポーツマンらしくなくて面白かった。

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    2024年08月13日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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    87分署シリーズはだいぶ昔に何冊か読んだことはありましたが、本作「キングの身代金」は未読でした(黒澤明監督の「天国と地獄」も含め)。今回、堂場瞬一の新訳版ということで改めて手にとってみました。
    感想として、87分署の刑事たちの活躍を期待して読み始めるとやや肩透かし感があるかも。前半は企業内の抗争がメインで、中盤から後半にかけても、命と金の葛藤を中心に描かれ、合間に捜査シーンが挿入される感じです。ラストも少しもやもやする結末でした。
    ただ全体的には面白かったので、ぜひ堂場瞬一版「87分署シリーズ」の続きを期待します。

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    2024年08月12日
  • 守護者の傷

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    訴訟を起こされた警察官を守る訴務課。そんなのがあるのかと初めて知りました。身内というだけで腐った仲間を守る価値があるのか。なるほど、引き込まれました。堂場さんの作品はあまり読んで来なかったですが、食を大切にされているのか描写が詳細ですね。

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    2024年08月12日
  • 沈黙の終わり(下)

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    埼玉、千葉の両県にまたがる女児行方不明殺人事件に、記者コンビが真犯人に迫る。
    30年以上にわたる隠蔽をあぶり出すため奮闘するストーリー。

    記者が追求していく展開なので、その裏取りの仕方が警察ものとは異なるイメージがあり新鮮に感じた。
    ある程度の段階で犯人は判明しているがその記事の出し方についての各方面とのやり取り(探り合い)が、-「あぁ、実際に特ダネ記事ってこんな感じで詰めていくんだな」 - 面白い。

    ただ、異動(引っ越し)と病気のくだりは必要だったんだろうか。

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    2024年08月10日
  • 誤ちの絆 警視庁総合支援課

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    2024.08.02
    この作品には考えさせられた。
    謎解きについてはいろいろと考えさせられたし面白いと思った。
    しかし、主人公の振る舞いにはいらいらというか、なんというか、女性だからというのではなく、どういう立場で仕事をしているのか、どういう考え方でいるべきなのかとか、とりとめもないが、主人公にはガッカリさせられた。
    要は、主人公の気持ちや動きに着目した評価は低く、犯罪小説としてはなかなか面白いと思ったということ。そのバランスが悪いと感じたため、この感想もグタグタになった

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    2024年08月02日
  • ミス・ジャッジ 堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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     堂場瞬一の野球小説は、物語の視点が本毎に変わり、読者を飽きさせないところが良いですね。
     今回は、審判のジャッジと日本的部活の上下関係と今迄にないストーリー展開に読み応えがありました。
     レッドソックスメンバーの個性的な性格の描写やその中で活躍する日本人選手の姿に嬉しさを感じたのは私だけでしょうか。
     メジャーリーグが益々好きになってしまいました。一度ボストンに行ってみたい。

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    2024年08月02日
  • 裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾

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    久しぶりにこのシリーズを読んだので登場人物のキャラクターを大分忘れてすんなり作品にはいれませんでした。只作品は面白く読めました。次作も楽しみにしてます。

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    2024年07月31日
  • 幻の旗の下に

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    こんな大会があったなんて全然知らなかったから面白かった。
    大会を運営するにはお金がかかるから仕方ないんだろうけど、政治と切り離してほしいなぁとは思う。

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    2024年07月26日
  • ブラッドマーク

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    全然謳われてないけど探偵ジョーシリーズの3作目。今度の舞台は1879年。ロサンゼルス郊外とニューオリンズ近郊のバトンルージュにも足を伸ばす。ニューオリンズからバトンルージュって懐かしいわ。モデルになった事件があるようだが、知らない。とにかく、NYは怖いとこやわ・・・

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    2024年07月23日
  • 刑事の絆 警視庁追跡捜査係

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    これは一番時間かかった読むのに。

    刑事の絆を強調しすぎな気もしたのだが、
    それでも、裏切らなかったのは恒例のイライラさせる女性の登場です。 

    詐欺にあいながらも自分は被害者でないと言い張り、まだ犯人を崇拝する女。 誰かその女を止めてやれ、と思ってはみても西川刑事もお手上げ。 しかし考えてみれば人間とは、自分を唯一理解してくれたと思った相手を信じるという愚かさも浮き彫りにした内容。 

    今回も庄田も”らしくない”意地をみせるわ、三井もちょっと今までと違う面をみせるなどなかなか。

    次回もイライラ系が登場する予感はあれど、まさかの響子がそれになるとか? 

    一服の清涼剤、鳩山係長に期待。

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    2024年07月10日
  • 罪の年輪 ラストライン6

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    ラストラインシリーズの待望の続編ですが、玉川上水で発見した老人の死体をきっかけに、犯人だと自首してきたこちらも被害者と同じ年齢くらいの老人という事件の動機を主人公の岩倉が暴いていく展開でした。
    人は表の顔と裏の顔があるというのが動機を解くポイントなのですが、なかなか深い展開で面白い内容でした!
    また続編に期待したいと思います!

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    2024年07月06日
  • 二度目のノーサイド

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    この本を読むのは4回目。

    人生で気持ちが下降気味になると読みたくなる。

    せっかくの人生、小さいことや過ぎたことに囚われすぎず、目の前のこと、これからの未来に目を向けて今を生きようと思わせてくれる。

    ありがとうございました。

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    2024年07月04日
  • ルーマーズ 俗

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    有名俳優の男女が一人は死亡、一人は意識不明の状態で発見された。不倫の末の心中ではないかと世間は沸き立ち、ネットニュース、ワイドショー、ファンによる掲示板等、身勝手な憶測と推測とデマが錯綜する中、不穏な事態が次々に起こる。すべてそういった情報媒体の文章で構成されたミステリです。
    これって現実でも本当にそう。どんな事件であっても、それが世間の注目を集めるものであるほどに、無関係な人たちにとってのエンタメにしかならないんですね。この物語をかたちづくっているのは少しの事実と、それを取り巻く大量の根拠のない噂ばかり。だれもが真相を追っているように見えて、ただお祭り騒ぎをしているだけ。そんな中で冷静な目を

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    2024年06月30日
  • 刑事の枷

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    はじけものの刑事に振り回されながらも、正義と真実目指して突き進む、最近あまり読んでなかった堂場瞬一さんの圧巻の警察小説でした。
    この事件の後、影山はどうなるのでしょう。

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    2024年06月26日
  • キング

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    「チーム」シリーズを読み終えて、この作者のマラソンものも読んでみた。
    ドーピングをテーマに学生時代の同期3人の対決が描かれる。駅伝小説の前の作品であるが、終盤のマラソンの場面は引き込まれてしまう。
    その分、大会後のエピローグが若干物足りなく感じた。

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    2024年06月25日
  • 錯迷

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    ネタバレ

     前署長の突然死の謎(自殺隠蔽?)を解くべく、スパイとして鎌倉南署に送り込まれた後任署長・萩原の苦悩を描いた警察小説。

     赴任するなり殺人事件が立て続けに発生するけど、主役が署長さんなので自ら捜査(聞き込みとか)にあたることはない、ってとこがちょっと新鮮に感じられた。
     署長さんと言っても地方の小警察だから専用車が用意されてるわけでもなく、移動は徒歩か電車、たまにタクシー。なんか予想と違ってて(。・ρ・。)ヘー

     400ページに至っても事件解明の目処は全くたたず、「これで本当に解決するのか? ひょっとして続編に持ち越されるのではなかろうか?」とヒヤヒヤさせておいて、残り60ページで過不足な

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    2024年06月18日
  • 大連合

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    試合帰りの新潟成南高校野球部を乗せたバスが関越道で横転。
    エース・里田は奇跡的に軽傷ですんだが、部員の半数が重傷に。

    一方、2年連続新潟県大会準優勝の鳥屋野高校野球部は、監督のパワハラが発覚。多くの部員が退部し、廃部の危機を迎えていた。

    鳥屋野高校野球部キャプテン・尾沢は、中学時代にバッテリーを組んでいた、里田に、『連合チーム』で甲子園を目指すことを提案する…

    結果は見えてるんだけど。

    『連合チーム』で甲子園。誰も本気にしない中、動き始める尾沢。
    里田も…
    周りの大人たちも動き始める…
    もうちょっと、『連合チーム』に対する反発があるかと思ったが、意外とすんなり。

    勝ち進むに従って、だ

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    2024年06月16日
  • 蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾

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    ネタバレ

    感想
    失踪課。現実には絶対にあり得ない課だな。事件にならないと警察は動いてくれないから。

    しかし、尻上がりにスピード感が増していく展開は楽しめた。やっぱり主人公は何処か影がある方が読み手も感情移入しやすいのか。娘が行方不明になり、妻と離婚して酒浸りの生活だった高城も事件の進展と共に自分を取り戻す姿や良し!

    あらすじ
    警視庁失踪課は、失踪届などを主に処理するところで文章の整理が主な業務で警察署のやる気のない人が集められた部署である。室長の真弓は、手柄を挙げるべく、今はロートルで酒浸りの高城警部と、玉突き人事で赴任した愛美に、失踪人の詳しい調査をするように依頼する。

    高城と愛美は、結婚間近で

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    2024年06月15日