堂場瞬一のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
今回もなかなか厄介な事件、さすが事件付いているガンさんです。
しかも、自身(の脳)をつけ狙う組織に送り込まれたと思われるエージェントまで登場して、ややこしい事この上ない状況。
それでも、実里という恋人の存在に支えられて、精力的に捜査に邁進するガンさんの姿は、決してスマートではないけれど高感度大です。
毎回巻き起こる事件の内容もさることながら、実里との未来、川嶋との対決と今後のガンさんから目が離せません。
堂場さんのシリーズはこれで2つ目ですが、今回もあっと言う間に読み終えてしまいそうです。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ日米のジェネラル・マネジャーの違いを的確に表現した秀作。マッシー村上がシングルAからジャイアンツに昇格して約半世紀、野茂英雄がLAに飛び立って20年。日本人がMLBでプレイすることなど珍しくも何ともなくなった今だけに、次に期待したいのは日本人監督、そして日本人ジェネラル・マネジャーの登場だろう。未だ実現していない「日本人GM」という主人公を置くことで、読む者の感情移入を誘う仕掛けが心憎い。
また、日米で"GM"と同じ名前で称される職業でも、役割が全然異なるということはしばしば報道される内容で、この小説ではMLBのGMの栄光と悲哀をうまく表現している。ストーリー展開も、最後 -
ネタバレ 購入済み
本庁捜査一課から所轄の南太田署に赴任した岩倉。
赴任の理由は、サイバー犯罪対策課からその脳を狙われたから⁉︎
???と思われた方、早速読んでみて下さい。
決して、異色の刑事物じゃありません。王道の刑事物です。
赴任早々、事件勃発。
捜査を先導する捜査一課の刑事と対立するも、粘りの捜査で真実にたどり着こうとする岩倉。
定年まであと10年と言いつつ、精力的に捜査に奔走する姿は渋くてカッコいいです。
家庭はとっくに崩壊していても、癒してくれる若い彼女がいたりと、私生活もなかなかやり手のようで、良い意味で色気のある男です。(ちょっと褒めすぎかなぁ)
文春に連載されていた小説なんです -
ネタバレ 購入済み
怪我の療養のため長野に里帰りしていた大友鉄。
その大友のもとを訪れるため、高速バスに乗った息子の優斗が突如行方不明となる。
幸い優斗は無事に見つかるが、実は、監禁・拉致だった事が判明して困惑する大友。
更に事件は、埼玉、長野両県警にまたがり、面倒な展開となっていく。
優斗の出番が多く、大友の父としての顔がいつもより鮮明に描かれていた様に思いますが、それでもエピソード1から順に読んできた者としては、更に刑事色が強い作品になってきたなと感じます。
捜査の展開にどんどん引き込まれてしまい、特に中盤からはあっという間に読み終えてしまいました。
ラストには、久しぶりに福原も登場して、捜査 -
ネタバレ 購入済み
高齢スリの平山を大規模な張り込みのもと逮捕するはずが、失敗した捜査一課。
その現場に駆り出されていた大友鉄だが、そもそも取り逃したのは大友であり、逃した平山がそれから半日も経たないうちに死体として発見された。
責任を感じながら必死に犯人を追ううち、事件は二転三転、一人のスリの死が、一流企業の背任・業務上横領へと繋がっていく。
オープニングはバタバタしながらも、正直、少し退屈な感じ(私的)もしたのだが、読み進むうち、老スリの悲しく切ない親子関係や、弟子の青年の秘めた思い、もちろん、大友の家庭の話など心に染みる話が混ざり合って、物語は厚く、温かく、より面白く展開していく。
「やっぱ、 -
購入済み
アナザーフェイスのエピソード1となる物語。
警視庁捜査一課の現役刑事が妻を亡くし、残された一人息子を育てる為に現場を諦め、総務課職員として新たな日々を送ること二年。
そんな彼の刑事としての才能を高く評価する上司が、彼の本格的な現場復帰を願いつつ、リハビリと称して彼を現場に送り込む。
刑事の大友鉄が息子・優斗の子育てと職務の狭間で葛藤しながらも、義母・聖子や同僚・柴らの協力を得、指導官・福原の見守る中、事件解決に奔走します。
じっくりとした捜査展開と、子育てを絡ませながらのストーリーは、今ままでにはない新鮮さがあり、穏やかさも感じさせました。
鉄が、刑事として、父としてどうなって行 -
購入済み
アナザーフェイス本編を読むにあたり、その前日談とも言えるエピソード0があると知り、どうしても先に読んでおきたくて急ぎ購入し読みました。
主人公 大友鉄が所轄から警視庁捜査一課に上がり、更に現場刑事から総務課へ何故移動することになったのかが、6つの短編を通して描かれています。
事件解決とは別に、家庭(特に息子)との繋がりも追うという今までと一味違った刑事物で、時に切なく、心温まる物語です。
ラストには、作者と元警視総監の対談と言うおまけ付き。
アナザーフェイスの予習が終了したので、早速、本編に取りかかりたいと思います。