堂場瞬一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あの山城の故障から話ははじまる。
相変わらずの山城。
そして、「チーム」「ヒート」のメンバーが登場!
個人的にちょっとムネアツです~。
この作品でヒートの結末がどうなったのか知っちゃいました。
皆、それぞれの場でがんばっているかつてのメンバーが、
傲慢で腹のたつことも多い山城の再起(花道)に向けて
立ち上がる「チーム山城」
スポーツ選手のピークは短い。
あの強靭な山城でさえ、怪我のあと、前の身体に戻すのは難しい。
自分の身体のことを理解し、進路を決断していくこと。
スポーツ選手は過酷だな。
チームⅡも最後までは語られていない。
でも、満足できる作品でした。 -
Posted by ブクログ
学連選抜『チーム』から7年後。
浦大地は母校・城南大の監督として、箱根駅伝出場を目指すが、予選会で11位に終わり、本戦出場を逃す。が、学連選抜の監督として、箱根駅伝に出場することとなる。
マラソンの日本記録保持者・絶対王者・山城悟は、怪我によりレースから遠ざかっており、復活を期するが、その間に所属実業団チーム・タキタの廃部が決定する。
山城を走らせるために7年前の学連選抜『チーム』メンバーがそれぞれ動き出していく…
『世話になろうと思う』…
ともに戦った『チーム』の絆は強く固く、『チーム山城』が動き出す…
山城は怪我でレースから遠ざかっていたため、本来の自分の走りが取り戻せず、苦しむ…
絶対王者・山城にも人間臭さが垣間見える…
そんな山城を浦をはじめ、『チーム山城』は山城を支えていく。
山城は『チーム』のバックアップを受け、走る…
『チーム』のために…
『俺たちはチームだから』
山城は、五輪記念マラソンを走るのか…
-
Posted by ブクログ
「日本の警察」という新シリーズ。
第1弾は、戦争末期と戦後直後が舞台。
戦時中の警察と言えば、イメージは特高ばかり。しかし、戦争の混乱期でも刑事警察は存在し、国民を守るべく空襲時など様々な活動をしていたことが綴られる。
著者の最近の警察小説は、冗長気味の部分が無いとはいえないが、経験の無い太平洋戦争の末期という時代が舞台ゆえ、巻末の参考文献が示すように、それらを駆使し、まとまった作品となっている。
戦時下に起きた殺人事件が、戦時下故にもみ消され、忸怩たる思いの刑事が、戦後に真相を究明する。
この刑事高峰と、特高に籍を置いた友人の海老沢、この二人が主人公で、第2弾、第3弾もあり、日本の警察組織を問う意欲作となることを期待したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一節一節で一呼吸しないと息が詰まる作品
交番爆破事件
爆破犯は革命軍
その革命軍は公安の思惑によって動かされていたのか
殺人事件の解決を目的とした捜査と
革命軍の抑制を目的とした捜査の両面から
描かれていて事件全体の裏が立体的に浮かぶ
だが、はっきりとした描写が無いので
多分こうだろう。という終わり方
(私の読解力が足りないかもしれない。)
警察組織の中の
刑事の高峰と公安の海老沢
2人が幼馴染でお互いに気心が知れている関係である事が周知で
関係性を保ちたい、でも心意は曲げられないという2人の意思が印象的だった
海老沢は人当たり良く優しい印象で
柔軟、言い換えると周りからの意見で変わってしまう、そんなタイプに見えていたため、
高峰に引っ張られるかと思ったが、最後まで貫いた姿がよかった
次作があるのが分かっているが
ファンとして2人の関係性は壊れないでほしいと思いながら読んだ
海老沢はずっと可哀想な立ち位置にいて、家族を失って友を失って、それでも守るために死ねると言った彼に多くの幸せがあって欲しい
そこには高峰にもいて欲しい
願いのような感情が強く残った